前回の水青が思ったより好評で調子乗ってますこいつどうにかしてください👈
受験生なのに創作意欲どばどばなのでもういっそのこと心ゆくまで書いて描いて消費しきってしまおうということになったのであともう1作品ぐらいでます多分
あとサムネすごく手抜きですごめんちゃい
ATTENTION
桃赤
すごくとてもほのぼの
桃side
今日は、珍しく2人とも丸1日オフの日だった。
予定が立った最初の方はあそこ行こうだのこれやろうだの色々話していたのだけど、結局まぁたまには家でぬくぬくしますか寒いし、という結論に至った。
そう、ぬくぬく…のはずだったんだけど…
桃「ちょ、りうら….まじで…はなして…う”ぇ、」
何故だろう、この状況にぬくぬくの”ぬ”の字も感じられないのは。
遡ること1時間前(多分)、ベットの上でもふもふの布団に包まれ就寝していた俺は、りうらより一足早く目が覚めた。
もちろん起きてすぐ動く気になんてなるわけないので、スマホをいじったり無駄に体をうにうにさせたり可愛い恋人の頭を撫でたりしていたところ、ある1つの欲求が生まれた。
桃「……喉かわいたな。」
喉の奥に居座る、決して快くはない感覚。
人間である限り水分補給は必須なので、しゃーねーなーこのあったか天国から一歩踏み出してやりますかと決意したときだった。
桃「……ん?」
もぞもぞ、と真後ろで何かが動く音。
それと同時にお腹の辺りに回された腕にも気がつく。
桃「……りうら?」
首だけ後ろに捻って見ると、りうらが頭から胸辺りまでぴっとり俺の背中にくっつけ抱きついていた。
そしてそんな状態で、一言。
赤「……いかないで…」
はい行きません絶対に。
物理的にも心情的にも体を動かせなくなったところで、ゆるゆると布団から出しかけていた足先を天国へと引き戻す。
喉の渇きは相変わらずだが、まぁいいか〜りうら可愛いし〜なんて頭の悪い理由をつけてまたしばらくうにうにとしていた。
が、多分おそらくきっと1時間ぐらい経過し、じわじわと感じはじめた生命維持の危機。
……そろそろ、そろそろ水飲まなきゃ本気でやばい。
そして再度ベットから下りようとしたところで、再びりうらトラップにがしっと捕まったのだった。
桃「りうらぁ〜……ほんと…水飲むだけだって…う”う”う”…」
赤「………むり…やだ…」
そして、今に至るのである。
最年少とはいえ、可愛い彼女とはいえ、彼も立派な成人男性。
力は俺に負けず劣らず。
体を右往左往に捻り抵抗するも、全くびくともしない。
それどころかお腹にかかる圧力が強まって息苦しさすら感じてきた。
桃「う”う……お願いりうら…ぅ”ぅぅ」
幸せタイムなはずのこの時間に、餓死寸前の囚人の如く呻く俺。
そんな俺に何を思ったか、「むり、やだ」BOTになりかけていたりうらがようやく別の言語を話しだした。
赤「……今何時?」
桃「んぇ、今?」
おぼつかない手でスマホを掴んで、液晶画面に映された数字の羅列を確認する。
桃「10時ちょい過ぎぐらい」
赤「ふーん…」
赤「じゃ、あと2時間は寝れるね」
りうらはぴとりと俺の腕に頬をつけて、にやっといたずらっぽく笑う。
あー、可愛い。
いやいやいや違う違う違う。
桃「りうらぁ…ほんとすぐ戻ってくるから、ね?」
赤「すぐってどれぐらい?」
桃「え、っと……30秒?」
赤「むり、1秒で帰ってこなかったら許さない。」
1秒か〜…非超能力者の俺にはだいぶ厳しいな。
どうしたものかと頭を悩ませていると、遂に長く肉付きの悪い足が俺の膝下あたりに絡められた。
腕が離れることは勿論なく、そのまま更に力を込められ全身ホールド。
赤「……今は1秒でも離れたくないの…../」
ぽつりと呟かれたその言葉は、俺が白旗を上げるのに十分な破壊力だった。
桃「…はぁぁぁ〜〜〜……」
人の生理的欲求にもあっさり打ち勝つ彼女の可愛さ、おそろしや。
俺は抵抗をやめ、ぐるりと体を半回転させる。
そのまま今度は俺が彼の後頭部に手を回してぎゅっと抱きしめた。
桃「全く…可愛いですねぇりうらは」
赤「可愛くないし」
桃「可愛いよ」
赤「…可愛いって言われてどう反応したらいいのか分かんないんだけど…」
照れが透け透けな発言。
ちょっとだけ意地悪したくなってこんなことを聞いてみる。
桃「じゃ、『可愛い』って言うの辞めよっか?」
赤「……ぅ”……〜〜、/」
ほら、満更でもない。
俺の首筋に顔を埋めて誤魔化そうとしているけれど、こちら側から赤らんだ耳がしっかり確認できる。残念だったな。
俺もりうらの首筋に顔を埋め、ちゅっと軽く唇を押し当てた。
桃「ふふ、可愛い」
もう日が昇りきった冬の朝。
ふわふわな布団の下で、2人だけの世界一幸せな空間が完成した瞬間だった。
ちなみに、ようやく水にありつけた頃にはとっくに1時を過ぎていた。
𝑒𝑛𝑑
🤍あとがき
ほのぼのっていいですよね、ほんとに。
私ほのぼのもR18もドロドロ系も基本的に全部大好きなんですが、定期的に無性にほのぼのを摂取したくなるときがあるんですよね。
どちらかというと赤桃派なんですけどネタを思いついたとき「こいつは赤桃じゃねぇな…よし桃赤だな」となって珍しく桃赤になりました👏
ほのぼのもっと増えてくれ!!!(切実)
コメント
19件
可愛いッッ台パン案件だ!
やっぱり絵柄がタイプすぎるー!! イラスト上手くて小説書くのも上手いとか無敵すぎる! 尊敬してます✨