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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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nkside.


そこからの日々は、あっという間だった。


毎日レッスンをして、ステージについてスタッフさんたちと話し合って。


時々、シャークんと喧嘩もして。


お互いがユニットのことを真剣に考えて意見をぶつけ合って。


2人してきんときに説教くらって。


そんな毎日は、すごく楽しかった。


─────そして、ライブ当日。


nk「いよいよ当日だね!緊張するけど楽しみ〜!」


sha「……また失敗しないか……不安だな……」


……シャークん……すごく緊張した顔してる……


そりゃ、そうだよね……


あんなことがあったんだもん。怖いよね。


nk「……シャークん……手、すごく冷たい」


nk「緊張してる?怖い?」


sha「……うん。まだ、怖い」


nk「そりゃ、そうだよね。オレも、緊張してるよ」


sha「お前も緊張するんだな……w」


nk「……ふふ、やっと笑ってくれた」


nk「でもさ、ステージに立てばシャークんのことが大好きなファンのみんながいる」


nk「それに、隣にはオレが立ってるよ」


nk「今日くらいは、思いっきり歌って、踊って、楽しもうよ!」


sha「……!」


sha「……そうだな……ありがとう」


nk「どういたしまして!ほら、楽屋行こ!最後のレッスン、頑張ろ〜!」


sha「……うん。ホント、ありがとう」


???「……あ、シャークんじゃんwこんなとこで何してんの?w」


???「てか、まだいたんだw」


sha「……っ……!」


sha「お前ら……」


元メンバー「そうでーすwお前の元メンバーでーすw」


……この人たちが……シャークんを苦しめた……


……絶対、許さない……


nk「……あんたたち……」


sha「……いいよ、Nakamu。これはオレの問題だから」


✧• ───── ✾ ───── •✧


shaside.


sha「……お前たちこそ、なんでいるんだよ」


元メンバー「さっきまでここでライブしてたんだよ」


元メンバー「俺たちは事務所に所属せずにここまで来たんだぜw事務所に所属してのうのうと活動してたお前とはちげぇんだよ」


sha「……確かに、事務所に所属せずにここまで来れたのはすごいと思う。それは素直に褒める」


sha「……でも、オレだってのうのうと活動してたわけじゃない」


sha「いつでも、今日この日まで、お前らのことは一瞬だって忘れたことはない」


sha「今もアイドルを続けられてるのは、お前らがいたからだ」


sha「いつかお前らに見てもらえるようにって、必死に活動してたんだよ」


元メンバー「は?」


sha「でも、お前らとの別れ方にずっと苦しめられてたのも事実」


sha「お前らに見てもらいたくて活動してたときだって、ずっと苦しかった」


sha「でもそれを、Nakamuに救われたんだ」


nk「……っ、シャークん……」


sha「だから今は、お前らへの思いを断ち切って、Nakamuのために、オレ自身のために活動するって決めた」


sha「……これで最後。ありがとう」


sha「……オレたちのステージ、絶対見てけよ」


sha「オレとNakamuの実力、認めさせてやるから」


sha「じゃあ、オレたちはもう行く」


sha「行こう、Nakamu」


nk「あ、うん!」


……はぁ〜!スッキリした〜!


正直爆発しそうなほど怖かったけど、言えてよかった。


…………もう、迷わない。


─────オレはオレの、信じる道を進むって決めたから。

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コメント

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ここまで来れた元メンバーすげぇなぁツンデレか?

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