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⚠︎︎フサマリorマリフサ⚠︎︎
・二次創作です。
「ねぇ〜マリちゃん?」
いつも通り気軽に話しかける。そうすると相変わらずの反応で「あ?今ゲームで忙しい」そう言われた。
フサキンが「そっか」と返すとマリキンはまた、スマホへ視線を移した。一方フサキンはずっとマリキンを見つめて、少しほっとしたような表情をしていた。
マリキンはフサキンがいつも以上に見つめてくるので違和感を感じたのか、「なんだよ?」と話しかけたがフサキンは「別になんもないよ!」と言って縁側の方へ行ってしまった。
マリキンはフサキンが気になるのか、ゲームに専念しようとしても集中出来ずにいた。
(一体なんだったんだ?あいつは。)
そう思いつつ、爆死する。「クソがぁぁぁああ!!」
これは日常茶判事あることなのでフサキンは慣れている。
そこで、フサキンは用を思い出す。それは…お気に入りの“イチゴ大福を買う”ことだ。
目を丸くして、「マリちゃん!ちょっとお出かけしてくる!」と伝えて走り去っていった。マリキンは、ゲームに夢中で気づいていないようだ。
(やばいやばい!早く行かなきゃ完売しちゃうよー!)
そう、フサキンのお気に入りのイチゴ大福は大人気なので朝早くから並んでも手に入れるのが難しい品物だ。なので、フサキンはjackに頼んで買ってきてもらっている。jackは強行突破するため、購入できてしまう。フサキンはそのことを知らないのでjackに頼むと必ずイチゴ大福を手に入れれているのが不思議で仕方なかった。
今回、jackはパシリオーダーを受けているため不在。
フサキンは、やっとのことで列に並んだ。
案の定人が沢山いて、完売してしまいそうだ。
結局、イチゴ大福を手に入れることは出来なかった。
フサキンはお気に入りのイチゴ大福を食べれないことに対して、深く落ち込んでいる様子だった。
ゆっくりと帰り、「ただいま…」と悲しそうに言う。
いつも元気なフサキンが珍しく悲しそうなのを見てマリキンは「どうしたんだよ?何かあったのか?」と、心配そうにしていた。フサキンは「実は…」と先程あったことを全て話した。ほっとしたのか、「そんなことか…」とぽろっと口にした。
他人事だとこうなるのも仕方ない。だが、本人にとっては致命的な出来事なので泣きそうな声で「そんなことって!ほんとにイチゴ大福が食べれなくて悲しいの!」と語っていた。そんなフサキンを見てマリキンが、「そんなに欲しいのかよ。イチゴ大福。」と言って向こうへ行ってしまった。
そうして、フサキンはしばらく縁側で緑を見て心を休ませていた。
(あーあ、イチゴ大福食べれなかったな…。やっぱりj(※jack※)ちゃんに頼むしかないね、)と、考えていると、肩をトントンと、触られた感じがした。
後ろを振り返ってみるとそこには、イチゴ大福を持ったマリキンがいた。
「おいフサ。これやるよ。」
少し照れくさそうに言っていた。
フサキンは嬉しさで「えっ?!いいの?!!ありがとうね!!!!!」と、考えるより先に身体が動いていた。フサキンはマリキンをギュッ抱きしめて、イチゴ大福を受け取った。
嬉しそうに頬張る姿を見ているとこっちまで嬉しくなってしまったマリキンは、優しく微笑んで「よかった。」と、言葉をこぼした。
フサキンは珍しくマリキンが素直なので少し驚いたが、口にはしなかった。