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ユルファknhb
愛はあるよね
ずっと放置していてどう続き書くか忘れてしまったので上げ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ごめん、」
奏斗の部屋。俺は、任務を失敗して、絶賛叱られ中だ。
「で?」
「…そんな怒らんでもいいやん…」
ボソッとそう呟くと奏斗は苛立ったように俺の顔の横にある壁にドンッ、と足を着く。
「あ゙?なに?今怒られてんのは誰?」
「…俺です」
「だよな?だったら、俺に説明ぐらいする義務はあるよな? 」
「っうぅ…」
「俺に隠し事でもしてんの?なぁ」
言いたくない…。何よりも恥ずかしい!!
相手に乗り込んでウッキウキでぶっ潰そうとしたら毒ガス食らって気絶して起きたら服脱がされてイかされましたなんて……!!!!
挿れられてないからそこまで…ん~……まぁ怒られるだろうけどぉ…殺されはしないかな…
言いたくねぇ…
俺が悩んでると素早く銃を取り出しまた顔の横、頬が掠れて壁に着弾する。
「…殺すけど。」
「こわぁ…」
「いい加減にしろよ。お前。」
ビリビリと圧倒されるオーラ。
「ん…壊滅しようと思ったら…毒ガス食らって……気絶して……起きたら服脱がされてぇ…」
「で?」
「………………イかされました…」
「はぁ……」
恥ずかしすぎて下を向いていれば顎を掴まれ強制的に目を合わせられる。
「ナカは?許した?」
「ゆるしてないれふ…ころしたよ」
「へぇ、えらいえらい笑」
「っむきー!!!だから言いたくなかったんだよ!!」
やっぱり馬鹿にされた。もうちょっとでアンタの愛しの雲雀が汚いオッサンに犯されそうだったってのに!!!
「ははっ、まぁそうだよな?俺の身体だもんな、お前の身体は。」
「んぅ…」
ガブ、と口全体を食べるように噛まれる。
「ちゅうして」
「俺は駄犬が嫌いだ。」
「やぁだ!ちゅうして!!やるきでない!!あーあ!俺汚ねぇオッサンに触られてイかされたのにー!!!ちゅうしてくれなきゃやだー!!!」
「うるせぇよ。」
そう言いながら口を塞がれる。
舌を入れられ自分も絡ませるともっと深くキスしてくれた。
ちゅうしてくれた!やった!!
「っぷはっ、ん〜!やった!ありがとぉ奏斗~」
「はぁ、手のかかる犬だな。」
「わんっ!」
そう言い奏斗に飛びつくとビクともせずに頭をポンポンと撫でてくれた。
やっぱり俺のボス最高!
「じゃあ雲雀。お前に触ったやつの周りの組織。潰しに行くぞ。」
「えっ!奏斗も行くの?!」
「あぁ、俺の物に触れたんだ。許すわけねぇだろ」
「やった!やったぁ!!一緒にぶっ殺そ!」
すりとかなとの首に擦り寄れば離れろ、と首根っこを捕まれソファに投げられてしまった。
「んぶっ!」
「大人しくしてろお前は。発情期かよ」
「奏斗相手だけだしぃ」
「はは、発情期ぐらい否定しろよ」
「いいじゃん。そんな俺も愛してよ」
「…愛してなきゃ今頃お前は地獄で獄卒に虐められてるわ。」
「あは、 」
愛してるって素直に言ってくれないのも、好き。
「ほら、準備終わったら行くぞ」
「え?2人で?」
「お前理性飛ぶと味方問わず殺すだろ。だから今日は俺と雲雀だけ。」
「はぁ~い」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
奏斗と俺で全て終わった。
そんなに時間はかからなかったな。と少し落胆する。
手応えねぇなぁ…
周りには首が切られている死体が10体ほどと転がっている。
かなとの方も終わったかなぁ、ン〜邪魔したら怒られそうだなぁ〜
待とう。
俺は待てができるんだから。
べちゃべちゃと水溜まりのように血溜まりで遊ぶ。
手はベトベトで顔にも飛んでしまった。
「ンも〜きもい!」
「お前が遊んでたんだろーが。」
「あ!奏斗!」
「お前その状態で俺に近づいたら殺すからな。」
あ、と、固まる。飛びつこうとしたのを我慢して留まる。
俺の身体は返り血でべちゃべちゃ。
こんなんなるなら最初からしなきゃ良かった。
死んだお前のせいだ!とひとつの死体をドス、と軽く叩く。
「ガキかよ。」
「かなと終わった?」
「うん、全部終わった。人数も間違ってない。 」
「あんま手応えなかったねぇ 」
「お前なんでこんな奴らに捕まってんだ?」
「ガスはしゃあないだろ!毒の耐性はありませんー!」
「は、じゃあ、付けるか。」
そう言うとどこからか小瓶を取りだし、奏斗が口に含む、それを俺の口に無理やり口移しをする。
いやこの流れこれ絶対毒だろ。いや死ぬって俺。
おい。かなと。俺の事嫌いか?
ねぇ謝るって今までのわがまま!俺死ぬ!!!
「ン゙ー!!!ンー!!」
「飲み込め。」
「ン゙ッ! 」
ゴクリ、と嚥下する。
やべ。
「おい!何し……て…ン…ゔぁ…」
「ははっ、それ、ファミリーで出回ってるクスリの試作品。どんな効果出るかお前で試すわ」
「クソやろ……う……」
俺お前のこと嫌いになりそう!!!
苦しい。はぁ、はぁ、と息が荒くなる。
ペタリ、と床に座り込み、地面を抉るように拳を握る。
目の前が涙で霞む。胸が苦しい。なにこれ。
ドクドクと血液が回って体温が上がるはずなのに、芯は寒くて汗が吹き出す。
目が回って、頭は重圧で潰されそうだ。
「たすけ、かな…」
そう言うと奏斗はまた他の瓶を取り出して口移しで飲ませる。
喉を撫でられそれに誘われるようにゴクリ、と飲み込む。
数秒経って少しだけ楽になったけど、まだ意識ははっきりしない。まだ目は回る。まだ寒気は止まらない。まだクラクラする。
「ん、いい子だね雲雀。ほら帰るよ。」
「んぁ…?ん…」
「んは、ふわふわしてるねぇ。かわいいよ」
腕を伸ばせばそれを掴んで、そのまま抱き上げて姫抱きをする。
いつも以上にかなとの声が甘くて、ビリビリと脳が痺れる。
「んぁ…♡かなとすき…」
なんにも考えられない。ふわふわする。
かなとすき。だいすき。
「お前は上手に狩りが出来ないのか?こんなに汚れやがって、 」
「かなとすきぃ。」
「はは、薬の効果は絶大だな。」
雲雀に使ったのは精神を幼児退行させる毒でもないただのクスリ。
そして2回目に使ったのはただの催淫効果のあるクスリ。
どっちもよく効いてんな。やっぱり雲雀が一番の実験体だ。
「んは、あはっ!かなとぉすきぃ!おうちかえるぅ!」
「でっけぇ子供だなぁ。」
スリスリと首に擦り寄っても今度は頭を撫でられる。
「すき…かなとすき…」
「帰ったら風呂入るぞ」
「ん!はいる…」
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「うわ寝やがった…」
腕の中ですぅ…と寝息を立てる雲雀をこのままここに置いていこうかと思考するが、さすがにそれは雲雀が拗ねると思い、大人しく連れていく。
今日はこいつも大変そうだったし、暫くは休ませてやるか。
「本当にとんでもない犬を拾ったなぁ…」