「僕はゴーゴリさんの御見舞いに行きますので留守番して下さいね、絶対に来ては行けませんよ。」
ゴーゴリが倒れた後、そう言い残し駆け付けたヒョードルが彼を病院へと連れて行った。
でも、此処で見殺し何て、したくない…せめて最期位は看取りたい、
そう思い出掛けようとした時、以前フョードルが頻繁に出入りしていた部屋を見付けた
何となく気になり中に入ると一見綺麗だ、だが部屋の中から出て来たのは大量の賞味期限切れの酒と煙草……
待て、此処って確か………帰って来たゴーゴリが使っていた部屋じゃないか?
真逆、体調が治ったと言うのは全て嘘、だったのか
今度こそ彼奴の身に何が起きたのか聞こう
重い腰を上げ病院へと向かうと案の定部屋の前にフョードルが居り呆れていた
「此処から先の光景がどの様な物でも受け容れる覚悟が在るのならばどうぞ、御勝手に。」
何時にも増して無愛想で冷たい視線に背筋が凍りつつ病室に入ると、夥しい数の管に繋がれ悶絶する彼がいた
「あ”ぁァ………!!!はなじて、はなしてよぉ!!」
余りにも暴れる為拘束具を着けられ泣き叫んでいるは余りにも衝撃的で思わず其の場に座り込んでしまう。
「此れは医療用の麻薬………モルヒネの副作用です
効果が強力過ぎるが故、副作用も大きいんです」
淡々と説明をするヒョードルはまるで…全て知っている様、なら今度こそ聞くしか無い、
「教えてくれ、彼に何があったのかを」
「真実に向き合う覚悟が在るのなら御教えしましょう」
「………嗚呼」
すると何かを思い出すかの様にヒョードルは瞳を閉じた
「其れは、確か二年前の夏の事でした」
Countdown→♡2
コメント
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えーーードス君なにしてるの?ゴゴちゃん大丈夫かい?もっとやr(( ん"ん"シグマ君とゴゴちゃんの間に何があったんだろ…