「お邪魔しまーす!」
今日は久しぶりにシェアハウスに来ている
「あ!etさーんっ!」
「naさんっ!」
「ささっ、上がってくださいっ!」
「今、みんなでス○ブラ中です!」
「おお!やるやるー!」
とりあえずゲームをやることになり、自宅から持ってきたゲーム機を接続させる。
だがどうしたことか、繋がらない。
どうやら充電切れのようだ。
「ごめん、繋がらない…」
「えぇータイミング悪いですね…」
そこに両手に堅○げを持ったurが口を開く
「じゃあ俺と一緒にお菓子食お」
「、!?//」
「え、駄目?」
「っぁ、食べよっ」
突然の提案にぎこちない返事をする
「どう?」「新作の味なんだけど」
視線はテレビのまま、
urは食べる手を止めずに話しかけてくる
「美味しい…けど、」
「けど?」
前からこの味があったとは言えず誤魔化す
「…いや、なんでも」
「ふーん」
興味のなさそうな返事
なら話しかけてくんなよ、マジで。
__ってのは嘘。
お菓子をとる手がurと触れ合いそうで
ドキドキしてて
たまたま触れ合わないかなって
「e_さ_?」
そのまま手を繋げないかなって
たまたまいい感じになって
「etさー_!」
で、たまたまキスも____
「etさんってば!!」
「っわぁッッ!?」
urの顔が目の前にある
覗き込むようにして私を見ている
「っ、!?///」「ち、近いっ//」
「ふはっ、ごめんごめんっ笑」
そう言いurは余裕そうに椅子に座り直す
私はちっとも笑えない
あ”ー今すぐ冷えピタを貼りたい
ってぐらい自分の顔が真っ赤だと感じる
「だって返事してくんないんだもん笑」
「…ごめん」
「別にー」
「…で、etさんさ」
「うん」
「…好きな人いる?」
「…今?」
「今。」
今話してる人だよって言えるのは漫画だけ。
「、いないよー笑」
「嘘だー笑」
うん、嘘だよ
嘘だけどっ、。
「まぁ強いて言えば吉沢亮かなー」
気を紛らわすため、ボケてみる。
「そしたら俺、橋本環奈好きだわ」
くそ。その美人には勝てない。
静かに心に刺さる。
だから反撃をする。
私の知ってるイケメンを全員言ってやる。
「あとは、間宮祥太朗と平野紫耀」
「それと、山田裕貴と____」
「多いわ笑」
「んなもんでしょ」
「そうか?」
「あと______!」
「笑」
10人ぐらい出したのに、urは笑うだけ。
心に刺さんないのかな、こいつ。
____あ、これさ、
私のこと好きじゃないと意味ないじゃん。
うわ、辛。失恋って変なとこで分かっちゃったじゃん。
「… … …ぐはっ」
色々死にそうで堅○げを食いながらうつ伏せになる。
「え?、etさん??笑」「死んだ?笑」
「… … …っ」
死んだよ、死んだ。ある意味。
心に大ダメージだわ、馬鹿。
ただのイケメン知ってる自慢みたいになっちゃった。
「ふはっ(笑」
何に笑ってんのよ。
そんなこと思ってた次の瞬間__
「よーしよし笑(ワシャワシャ」
「…!?///」
urがいきなり頭を撫でできた。
なんで、どうして。
顔が真っ赤になる。うつ伏せでもわかるぐらい。耳まで真っ赤。
「〜♪(ワシャワシャ」
そんな私に気づかないurは撫でる手を止めない。やめて、やめてよ。
顔、あげられないじゃん、ばーか。
とりあえずこの状況を打破しようとしてurの手を払おうとする。
するとその手が飲んでいたジュースのコップに当たってしまった。
「っぁ…」
「…!!」
びしゃっとうりの服にジュースをこぼしてしまった。みんなが後ろを向く。
「urさん大丈夫ですか!?」
「ur大丈夫!?」「urrnー!?」
うりが笑ってごまかす
「大丈夫だってば笑」
「大した服じゃないから笑」
「…っ」
私は下を向いた
申し訳ないからじゃない。
__あれは私があげた服だった。
誕生日に悩んで悩んで買ったのに。
urにとっては大した服じゃなかったのか。
それもそっか。私の片想いだしね。笑
あげたこと、もう忘れちゃったのかな。
気が付くと私はurが着替えている部屋の前にいた。悔しくて。結末は変わらないのに。
まだ覚えていてほしいなんて。
ノックも忘れて静かにドアを開けた。
するとurは案の定、着がえていて
上半身は裸だった。
「ご、ごめんっ///」
私は急いでドアを閉める。
「いや別に大丈夫だけど、」
好きでもない女に半裸を見られて、大丈夫な奴がいるのだろうか。
これ逆だったら警察呼んでるな、と思う。
顔を赤くしているとドア越しにurが口を開く。
「どしたの?」
「…あのさ、さっきの服、っ」
…怖い、怖い。
覚えてる訳ないのに。
自殺行為だとわかってるのに。
まだ覚えてるんじゃないかって、大事にしてるんじゃないかって。
そんな希望だけは消えないから。
「… …誰からもらったか覚えてる?」
…聞いてしまった。
するとすぐに返事が返ってくる。
「え?さっきの?」
「う、うん」
「あれ…確か俺が買ったやつ」
…やっぱ、覚えてないよね。
知ってた。分かってたよ。
分かってたんじゃないの。私ったら、何なの今更。
そんな気持ちは知りもせず、涙は今にも溢れそうだ。
こんなのurに見られたら恥ずかしすぎる。
「、ごめんっ」
馬鹿。阿呆。勝手に期待して、勝手に傷ついて。
私はその場から飛び出した。
俺が着替え終わると、jpさんが待ち伏せるように立っていた。
何と言わせる間もなく、jpさんが口を開く。
「おい、ur」
「jpさん」「何すか?」
「ね、etさん涙目で走ってったんだけど。」
「え?嘘だぁ」
「何泣かせてんじゃ」
「マジっすか?」
さっき普通に話しかけてきたのに。
俺なんかしたっけ。
「etさんになんて言われた?」
「え?えーっと、」
「この服誰からもらったのーって」
俺はさっきまで着ていた、ジュースで汚れた服を見せる。
「え、etさんからだよね?」
「ううん、これ俺が買った」
「は?」
「etさんからもらった服、etさんの匂い付いてるから着れなくて」
「… … …」
「あれ永久保存だろ」
jpさんが呆れた目で口を開く。
「…で今どこに?」
「俺の部屋の額縁」
jpさんが頭をかかえる。
何がおかしいのだろうか。
「…おい、ur」
「は、はい」
「すぐえとさんのとこいってこい。」
「え?」
「これ持って!」
jpさんはジュースで汚れた服を渡してきた。
「え?まだ汚れて____」
「いいから!」
「あぁ、うん」
俺は言われるがまま、etさんの部屋へ向かった。
「…はぁ…w」
全く。あの2人は俺のフォローがないと動けねぇのかよ…w
urったら、etさん泣かせるなよな。
____etさんからもらい物、かぁ。
「…俺だってほしいんだわ、ばーか。」
泣きつかれていると、誰かがドアを叩いた。
「…あの、…etさーん?」
「…!!」
urだ。何をしにきたのだろうか。
今は1番話す気分じゃない。
「…なに」
私は素っ気ない返事をした。
するとurはやや躊躇したような言い方で私に話しかける。
「…あのさ、あの服のことなんだけど」
「っ…!!」
1番話しかけられたくない人からの1番話したくない話題。
こいつは本当に空気が読めないのだと思う。
「あの服さ、____」
「…っうわぁぁあ!!」
「…!?」
咄嗟に大声を出した。
urの次の一言、次の一言が怖くて。
どこで買ったかのか話すのかな。なんなら実は彼女からもらったーとか言うのかな。
全く私のことなんか覚えてないで。私にわざわざ自慢しにきたのかな。
「…っ」
あーあ、また泣きそう。
「っ…なんかごめん」
「…」
「ね、etさん、部屋入っていい?」
「…」
私は沈黙を続ける。何も返せないし、返したくない。それに口を開いたら泣いてるのがバレてしまう。
しびれを切らしたurは言い放つ。
「…じゃあ俺の部屋きて」
「…っえ」
こんな状態で好きな人の部屋なんて___
私が何も言えずにいると、urは無許可でドアを開け、私の手首を優しく握った。
「…いいから(ぐいっ」
「…っぁわ」
私は何も言い返せずにいた。urは私が泣いていることに対して何も言わなかった。
「ね、なになに」
「…」
今度はurが沈黙を続ける。
また、わざわざ恋人繋ぎに握り直された。
「…っ//」
握られた手は暖かくて、でもごつごつしている、けど爪は綺麗。
urは何をする気なのだろう。
私は言われるがまま、うりの部屋に入らされた。
「ど、どうしたの」
「…」
するとurは無言で服を脱ぎだした。
「ちょえ///」
何でいきなり、と思いつつガン見する。
「…あんま見んなし、えっち」
いつもは笑えるのに、今は緊張して黙りこくってしまう。
urは脱ぎ終わると額縁のようなものから、あの服を取り出した。
「…っ、え」
思わず声を漏らす。
そしてurはその服を着る。
「ど、どうしたの、それさっき__」
汚れは綺麗さっぱり消えている。
理解できない。
するとurはついていけない私を無視して口を開いた____
「これ、えとさんから貰ったやつ」
「…!!」
本当に信じられなかった。
ねぇ、覚えてたの。
自分で買ったんじゃなかったの。
一度引っ込んだ涙はあっという間に戻ってきた。
「…、ッ(ポタッ」
するとurは焦っている顔をした。
「あッ、ごめん…覚えてないよね____」
「…///(ギュッッ」
「…!!//」
「…そんなわけないじゃん…!」
「…覚え、てるよっ!!(ポロポロッ」
「…ははっ笑」
「っ…///」
urの服に涙のシミができる。
涙は止まらない。
「覚えてる、覚えてるよっ…!」
不安で、また忘れられそうで、何回も何回も言う。覚えてるよ。
「…良かった(笑」
「…//」
なにその笑顔。ずるい。
「…さっき着てたのがこれ」
「…!!」
「これは自分で買ったんだ、あげる」
「い、いいのッ」
「…だってお揃いじゃん//」
「!?////」
urから渡されたその服は、さっきまで着ていたから温もりが残っている。
まだ汚れは落ちていないけれど。
匂いが。暖かさが。全部全部愛おしくて。
「…ふふ」
「何?」
「__urの嘘つき。」
「きゃーrnさん見ました!?」
「見ました見ました!」
「etちゃんとurさんが…!」
「え、手繋いでる…!?」
「しかも服一緒じゃね…!?」
「あ、hrさんとnoさんも野次馬ですか?w」
「wそう野次馬だよ」
「てか、urrnならやましいことをするんじゃね?w」
「ちょnoさんw」
「え、どしたん」
「yaくんもwこんにちはw」
「いやちょっとurさんとetさんの熱愛報道が…」
「え”俺のetさんッッ」
「www」
うぎゃぁああ深夜テンション☺️☺️(早
最後の方やばいですごめん😰
誤字なければいいけど…あったら教えて〜
でも深夜テンションなりに結構頑張ったので…!!(4700字超)
♡、コメント、フォロー良ければ〜
では!!
コメント
38件
じゃっぴ優しっ!好きな人の手助けしてそれが自分には不利なことでもやるのがすごい!
スゥゥゥゥゥゥゥゥウ……( '-' ) uretいいな…((真顔 最高、天才、😭💕 ドキドキしすぎて心臓 トットコトットコッどっか 行っちまったぜ…………✨