コメント
1件
少女レイや ~ ん !! って題名みた時から分かってました (( pnさんにとってbadendなのかhappyendなのか …
死ネタ注意⚠️
エセ関西弁注意⚠️
pnさんが曲の都合で悪者になる可能性あり⚠️
それでもよければ
本編ntjo組 七味でスタート
__________________________________________
本能が狂う
それは本人には気づかない
気づくことができない、そんなもの
俺はsnのことが好きだった
恋愛とかそんなんじゃなくて、
ずっと友達で、あわよくば親友でいたかった
今年の八月の話
ハツカネズミのように追い詰められたsnは踏切に飛び出したそうだ
俺は見ていたんだ
だけど記憶がそこだけ抜け落ちたかのように
消えていた
友達なのにどうして俺の手を掴んでくれないのか
俺がいなくちゃ居場所なんてあるはずなかった
此の儘2人でいたかった
ただそれだけで
思い出してしまうんだ踏切を見るたびに
蝉の声が聞こえるたびに
2度と帰ってこない
それは分かっているのに
昔、2人でお揃いで買ったキーホルダーが踏切に遺されていた
だから何度も千切れていく
あの時を思い出すたびに
夏のせいなんだ
全部
俺より白い肌のアイツに
哀しくなるほどに取り憑かれてしまったようだ
まだジリジリとした暑さが続く9月
二学期の始業式
隣にアイツはいないと少しずつ実感が湧いてきた
遅刻寸前の俺はチャイムと共に走って校門を潜った
一学期の間
アイツの机には花瓶が置かれていた
「美化委員の人が間違えて置いたのかな?」
なんて初めは言っていた
だけど異常に気づいてからは震えた手で
花瓶を移動させていた
仕掛けたのは俺だった
お前が悪いんだよ
助けを求めてくれたら止めようと思っていた
手を掴んでくれるかななんて
でも、見向きもしなかった
本当は助けが欲しくて仕方なかった癖に
あいつに対し獣のように
クスクスと笑っているクラスメイト
俺が指示したとしても心が痛んだ
ビリビリに破られ、スカートのようになった
不揃いな制服のズボン
偶に蝉の鳴き声が全く聞こえなる夏の日がある
それを切り裂くように聞こえるのは踏切の音と谺する悲鳴だけだった
友達なのにどうして俺の手を掴んでくれないのか
そう言うわけでもなくて
アイツがいなくちゃ居場所なんてあるはずなかったんだ
今や俺は
「被害者を庇護する加害者」だ
踏切を通るたびに考える
あっち側に行きたいなぁ
思い出してしまうんだ踏切を見るたびに
蝉の声が聞こえるたびに
何故か踏切の音がいつもより大きい
だから余計に繰り返す
あの時を思い出すたびに
キーホルダーが千切れる
夏のせいなんだ
夢幻かもしれないけどアイツが見えた
俺を指さしてたんだ
気づけばすぐ近くに電車が見えた
踏切の音がいつもより大きかったのは_______
思わず目を瞑る
無慈悲にも踏切の音が鳴り響き続けていた
_______________________________________________
ntjo組七味
「夏が消し去った。そう信じて」
みきとP 少女レイ