※先輩後輩
※学パロ
kn「待って、」
手首に、強く。力が入り込む。
syp「……ごめ、んなさ……ッ」
やっぱ、言うべきなんかやなかった。
先輩は水色の瞳を細くしながら、こちらを心配そうに見つめる。
kn「……俺のこと、嫌いなった?」
syp「え」
先輩は1人になった犬のように、シュン、とする。
……あー、いや。そりゃそうか。そう勘違いされてもしょうがないか。
kn「ごめ、……」
syp「い、いや、……その、」
俺が何か言いかけたから先輩は止まって、けど俺も言葉に詰まって。シーン、という空気のざわめく音だけが俺らを包む。
気まずい雰囲気だけが、あたりに散らばる。
先輩は何か言いたげに口をぱくぱくするから、実際はそんなに気にしなくても良いんじゃないのかとか、終止符を打つなら今しかないとか、なんだかどうでも良くなってきて、自暴自棄になって、俺は音を紡ぐ。
syp「ワイ……被害妄想とか、凄いし、先輩みたいに陽キャやないし、何もできんし、先輩モテるし、」
え、……と。
予想外だったらしく、小さく先輩は息を漏らす。
syp「先輩が、ワイを選ぶ理由も分からんし、その……」
一方的に硬く結ばれていた手を取って、握り返す。力は、弱いけれど。
syp「……ちゃんと、恋愛できるんかなって」
先輩はあっけらかんと口を開けて、不思議そうな、驚くような、様々な感情を交錯させた目をむけてくる。
syp「……なん、すか、///」
kn「あ、いや……嫌われたんかなぁ、って……w」
syp「……そんな、」
好きですよ、とは。言うのはどこか恥ずかしくて。
syp「……最初っから嫌いなんで、このクソ先輩が♡w」
わざとらしく笑って見せると、先輩はいつもの表情に戻る。
kn「……誘ってるん?」
syp「はぁぁ!?!?///」
先輩はニカッと笑ってごめんごめん、とほざく。
syp「……ま、ワイはそろそろ帰ります、親に心配かけるんで」
kn「あー、せやな。ごめん」
先輩は玄関まで俺を誘導して、玄関先まで送ってくれる。
kn「ん、また明日」
syp「はーい」
外に出た瞬間、冷たい冷気が体を襲う。
そういやもう1月末。先輩が卒業するのも、時間の問題で。
syp「……どうなるんやろうなぁ、」
小さく吐いた息は、水蒸気となって弾け飛んだ。
自分でも何書いてるか分かんないんです。。突っ込まないでくださいね。。。
閲覧ありがとうございましたー
コメント
17件
はい、天才ですね。 …とりあえず♡1000にはしときましたよ (訳:あなたは天才です最高すぎて♡1000まで押しちゃいましたよどうしてくれるんすか)
もう天才ですね! この作品から犬と猫だね! 犬が攻めで猫が受け腐腐腐腐腐 (ごめんなさいキモすぎました)
、え、この作品私好きすぎるんですが!? 続き楽しみにしてます、!!!