大我side.
「…別れよう」
『!?』
最近北斗に告られて、なんとなく付き合った。
それがダメだった。
北斗は、自分で言うのもなんだけど
本気で俺のことが好きなんだろう。
なんとなくOKした俺との温度差は明確だった。
「…」
これ以上北斗と付き合っていても、北斗を傷つけるだけだ。
北斗には、もっと北斗のことを愛してくれる人がたくさんいるはず。
『ッ…』
そんな俺の思いとは裏腹に、北斗はこんなことを言い始めた。
『…最後に1回だけ、チャンスが欲しい』
「…チャンスって、なに?」
『ッいいから、来て』
「わっ…」
この時の俺は、北斗が言った「チャンス」の意味が分からなかった。
『…』
「え、ここ…」
『上がって』
「…」
着いたのは北斗の家だった。
『…ガバッ』
「!?」
『じっとして』
「え…」
ドサッ
「…!」
急に北斗にお姫様抱っこをされて、ベッドに押し倒された。
そこで、俺はこれからなにが起きるのかを悟った。
チュ、チュクチュク…
「!」
「ほくっ、はぁ、まって…///」
『待たない』
『俺がいないと、生きていけないような体にしてやるっ…!』
「は、なにいって…」
さわさわ…
「あんっ!♡」
『もう、ココもココも硬いよ?』
コリコリ…シュコシュコ…
「ッ…!!///」
おかしい、こんなの絶対におかしい。
もっともっとって、北斗に触って欲しくなったのは…
きっと、なにかの間違いだ。