コメント
5件
傑ホワイトデーチョコくれぇ
夏油君…… もう猿を殺るのは やめよう、、、 もう遅いがな……
バレンタインなんで描きました 。 まぁ没なんスケドネ ✌️ 皆チョコ貰ったか ~ ?! 貰えなかった人集合 ! 私があげるよ ちゅっちゅ 😘 ♥️
─── 2 月 1 4 日
バレンタイン 。
その言葉 、 何年目だろうか
私が呪詛師となって ───
「 夏油様 ~~ ! 」
「 チョコ 、 ありますよ !! 」
「 ─── ありがとう 。 」
毎年 ───
毎年貰って噛み砕く 。
それはどれも味がしない
嬉しいと分かっていても
身体がそれを否定する 。
今の自分の顔が呪霊玉に反射する
「 … 汚い 。 」
その言葉がピッタリだった
もしかすると
雑巾のようなゴミよりも 、
汚いのではないだろうか 。
─── 青く澄んだ海
昔は戦友と此処へ来ていたっけ
わからない
わかろうともしない
「 ─── 大丈夫ですか 、 ?」
ふと 、声がした
此方を覗いている 。
「 大丈夫ですが 」
我ながら冷たい返しだった
猿に話しかけられるのは癪に障る
「 なら良かったです ! 」
それをかき消すほどの
明るい返事が帰ってきた
それは
昔の明るかった後輩に似ていた ───
名前も何も覚えていない
私の呪詛師となる手前 、
消えた後輩 。
「 、あっ今日はバレンタインですね 」
「 良かったら食べますか ? 」
どうせ味もしない
そんな物を飲み込んで私の腹には何が残る ?
「 じゃあ1つだけ … 」
口が言う事を聞かない
何故だろう 。
─── 単なる好奇心 ?
そんな物が私の中に未だ残っていたのか
「 … 美味しい 」
「 本当ですか ?! 」
「 よかった ー 心配したんですよ ─── 」
─── 味がした
甘くもなく 、辛くもない
初めての感覚
‘’ 幸せの味 ‘’
─── 何時か 、
私は君を殺す日が来るだろう
術師の世界を作るための尊い犠牲として
だけど 、
もう少しこの幸せに浸ることは
許してくれるだろうか
「 貴方は 、 ─── 」
君が来てくれてよかった
今 、 この一瞬だけ 。
君は1番輝いていた
最高のバレンタインだよ
「 貴方は 、どんな味がしますか ?」
─── ホワイトデー 、期待しててね …