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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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学校帰り、近道で人気が少なく薄暗い場所をよく通ってる

『はぁ……寒い』


季節は冬、雪が積もり吐いた息が白くなる


早く家に帰って暖房に当たりたくていつものように近道を通る









曲がり角を曲がると、白い雪が赤色に染まっていて、倒れている男の人から血が出てる


『……ッへ?』


ドクン、ドクンと心臓が煩く鼓動する

顔を熱くなり息が荒くなる。


まるで時間が止まったかのように錯覚するが

バン、という音で目が覚めた


『あ…ッ!』


逃げないと…!!







『ッ…はぁ、はぁ』


ここまで来たら…追いつかれないよね?


『はぁ〜……』


壁にもたれ掛かる。

ドクドクと心臓がうるさい


『あ〜…ッはは♡』


思い出しただけでも興奮する。


『はぁ…♡今日のオカズはこれで決まったや』


しばらくオカズには困らなそうだ……

ポタポタと雪が赤色になっていく。


『…あぁ、あの時の銃……だっけ?それが当たったのかな』


自分の頬を指でなぞって見ると血が付いていた


『…自分のじゃ興奮出来ないや』


あ、自覚したら痛くなって来た。


『……早く帰って手当しよ』


仕方ない、今日は遠回りして帰ろ


私が帰り道の方へ向くとバン、という先程も聞いたことがある音が響く


『……へ?』


私は体から力が抜けて倒れてしまう


??「あ〜あ、早く帰ってたら死なずに済んでたのにね…まぁその場合は住所特定して殺すけど」


ズキズキとお腹が痛む。


『イ…っタ』


手をお腹に当てるとベチャ、と手に血が付く

雪が赤色に染みていく、私の血だ。


『……あ』

死ぬ

これ、やばいやつだ。


雪が私の体温を奪っていく

ドクドクとお腹から血が流れていき雪に染みる。


『あ……ッは ……綺麗


綺麗な、赤色


??「こんな状況でも笑ってられるんだ……キミ、今から死ぬんだよ?」


『……?』


耳鳴りがして、なんて言ってるか聞こえない


??「……はぁ、まぁいいや」

バン

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