🍫「のあさん、ごめん、」
そう言って、シャツから見える首筋に齧り付いた。
衝撃を受けるほどとっても甘かった。
チョコの様なクッキーの様な…。
🍪「くっ…、っ」
甘い声を出すのあさん。首が弱いのか、
🍪「へと、さぁ、、っ?」
顔を見ると赤くてポワポワしている彼女。
🍪「ちゅー、、して」
ちゅーってことはキス、、!?
そういう関係じゃないしな。でも、そっちの方が甘くて美味しいかも。
欲しがった顔にキスを落とすと、のあさんから下手な手つきで舌を入れられる。
🍫「こーやってやんの」
🍪「んへ、ぅ゛…、笑」
へにゃっ、と笑顔で笑う。
首筋よりも口の方がずっと甘い。
そーいえばと思い、彼女の首筋を見てみる。
するとそこには大量のかじった痕。
それを見るとハっ、と正気に戻った。
私達はただの友達。こういう関係では全く持ってない。
それにのあさんは大分会社の中でもモテる。
それでこの痕の犯人が私だとバレたら!?
私、会社にいられなくなる…。
🍪「へ、゛ぅ、」
🍫「っ、ごめん、ごめん。のあさん、」
好きでもない、いや、ただの友達に襲われたと考えると罪悪感が半端ない。
🍫「私、のあさんのことが好きなんだよ」
🍫「女の子同士だから、告白はできないけどね」
眠っているのあさんに語りかけてその夜は寝た。
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🍫「、、おはよう、」
🍪「ぁ、え、おはよう御座います、、 」
あーー!昨晩のことを思い出してしまう!!
えとさん、好きって言ってたよね!?
本気なのかな、分かんない…。
実はあの時、寝たふりをしていて、しっかりと話を聞いていた。
🍪「ご飯、作りますよ、!!」
🍫「あ、待って」
🍫「昨日のこと、覚えてる…?」
照れくさそうなえとさん。
当然!!鮮明に覚えてるよ!!
🍪「そりゃ、、はい、」
首筋にある痕を撫でながらそう答えた。
🍫「っ、ほんとごめん、、!!」
🍫「彼女でもなんでもないただの友達なのに、」
🍫「のあさんの気持ちなんてなんも考えてなくって、」
必死に謝る彼女を見ながら、気がついたら口が勝手に動いていた。
🍪「えとさんは私に好かれてたら嫌ですか」
🍫「、、へ、?」
口が滑った。最悪だ。
🍪「いや、なにもな、」
🍫「嫌じゃない。むしろ嬉しい」
なにもなかったことにしようとすると言葉を遮られる。
🍫「キモいかもだけど、私、のあさんが好き。友達としてじゃない」
🍪「えとさん、」
🍫「好きだよ。付き合ってください、」
答えは当然…
🍪「はいっ…!」
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なんやかんやあって、私達は付き合って1日で同棲することになった。
そこらへんはよく分からないから気にしない様にしてる。
🍪「この家の約束を決めましょう!」
約束ぅ、、??めんどくさーい…。
🍪「噛むのは許可とってから!」
🍫「えぇ!?なんで!?」
🍪「当たり前ですよ!!寝込み襲われたら嫌ですもん!」
それはそうか、そう思いこの約束は決まった。
🍪「次は〜、、キスは1日3回まで」
3回!?聞いてない!
🍫「それは無理!」
🍪「えとさんスイッチはいっちゃうもん!」
う゛っ、それは間違ってない。
仕方ないじゃん!口の中は甘くて癖になって。
あんなのあさん見せられたらスイッチ入っちゃうでしょうが!!
🍫「ん゛ーん、、せめて5回、、!!」
🍪「ぇ゛ぇ、はぁ、、分かりましたよ、、」
増えたとしても、回数を決めれた私を褒めてほしいわ。
🍪「次は〜、、んー、」
あ、待てよ?私だけ約束つけられてるのはおかしくないか?
一つでもなんかないかなー?
あ、定番だけど、
🍫「門限付けよう」
🍫「のあさんに」
門限、夜何時まで〜とか言って、破ったらお仕置き、とかって憧れるよねー!
🍪「もんげんー??まぁどーせ破らないから大丈夫ですよ」
凄い自分に自信があるな。
のあさんの門限は10時半。ちなみに私は11時。
🍪「えとさんだけなんで11時なの!?」
🍫「のあさんがケーキだから?私、フォークだし」
文句を言っていたのあさんも理由を話せば黙った。
🍫「これからよろしくね」
🍫「のーあさんっ」
コメント
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最高です