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こんにちは!初投稿です!
1次創作です
ぇーと、うちはTL苦手なんで… BLとGLです
本当に2章までは見て欲しいです!!
キャラ説明は下です
霧嶌 藍(きりしま らん)
女の子
182cm
澄の姉
儚い系、ダウナー系
霧嶌 澄(きりしま すみ)
男の子
169cm
藍の弟
ヤンキー系
如月 駿(きさらぎ しゅん)
男の子
187cm
碧李と幼馴染
清楚系ヤンキー
白崎 碧李(しらさき あおい)
女の子
162cm
駿と幼馴染
天然な子
第一章:霧の始まり(藍×碧李)
大学の廊下に響く足音は、冬の風が連れてきたように静かだった。
「……あおいちゃん」
名を呼ばれたことに気づくのに、数秒かかった。
振り向くと、そこには教室の隅でいつも誰とも関わらない――霧嶌 藍の姿があった。
「……えっと……おはようございます?」
間違っていたらどうしよう、という不安から半音上ずった声を出した碧李に、藍は何も言わずに瞬きを一つした。
彼女の髪は冷たい夜の海のような黒。
整いすぎた横顔に、感情の揺れはない。
でも、その目だけが――じっと、碧李を見ていた。
「あおいちゃんって、あんまり人のこと疑わ
なそう」
「え、え? えっと、そうですか……?」
会話が繋がっていないようで、繋がっている。
藍は相変わらず感情の読めない顔で、少しだけ近づいた。
「うるさい人、苦手じゃないの?」
「……え、うーん……駿くん、うるさいけど……慣れてるから、大丈夫です」
碧李が言うと、藍はほんの少し、ほんのほんの少しだけ目を細めた。
「――へぇ」
その一言に、どんな感情が込められていたのかは、分からなかった。
ただ、藍が碧李のことをじっと見るその視線が、 ガラス越しの日差しのように、じわりと肌に熱を灯した気がして。
「……どうしたんですか? 今日、珍しく話しかけてくれて」
そう尋ねると、藍は答えなかった。
代わりに、すっと碧李の耳元に顔を寄せて、
かすれるような声で、ただ一言だけ。
「……話しかけたかっただけ」
それだけ言うと、すぐに歩き去っていった。
霧嶌 藍の存在は、風みたいだった。
静かで、冷たくて、でも、ふとした瞬間に確かに触れて、心をざわつかせる。
白崎 碧李は、自分の鼓動が、ほんのすこしだけ強くなるのを感じていた。
以上です!
なんか難しい
あとチャットでも作る予定です!
見てくれてありがと〜