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まえがき
おはこんばんにちはー!またまた自己満であろう小説を書いているレインです。前回までの話が第一章となっています。ここから…第二章でカップリングが変わります。
以下注意事項です。
①生理男子でシリーズ化しています。
②亀更新です
③キャラ崩壊ご注意ください!
④今回書くcpは翠誠&杖誠です。
それでも良ければどうぞ!
まどかSide
僕が”誠一に好意を向けている”と認識した相手は塔翠さんだった。誠一がお酒の席で僕たちをベタ褒めしていると聞いたあの日から数日後、また早く帰ろうとしていたため、誠一をからかおうと思い、こっそりついて行ったからだ。
そこはやはり、噂にあったバーで僕は誠一に見えない位置に座り、誠一と彼の様子を見ていた。すると、誠一はだんだんと酔っ払いになっていき、僕たちをベタ褒めし始めた。
誠一 やっぱり恵美と健三は尊敬できるし自慢できる最高のハウスメンバーや!!
翠 うんうん、そうだよね。最高の!ハウスメンバーだよね!
まどか !?
どうやら彼にはバレていたみたいだ。とっても恥ずかしい///誠一はいつの間にか寝てるのは安心だけど。すると彼は寝ている誠一から離れ僕の席の前に座った。
翠 やあ、奇遇だね。僕には会いたくなかったんじゃないのかい?
まどか ええ、そうですね。たまたま近くで誠一を見かけてからかいに来ただけなので。
翠 そうか…。てっきり君は踏分くんのことが好きなのかと思っちゃったよ。
まどか はあ?幼なじみとして大事なだけですけど?健三のほうがよっぽど大切だし。
翠 そっか…なら大丈夫だね。
まどか 何が?って…。
彼の顔を見た瞬間、硬直してしまった。思いっきり誠一のことが大好きっていう表情をしているのだから。
まどか …誠一のこと好きなんですか?
翠 …そうだよ。だから今晩貰おっかなとか思っちゃったんだけど、どうする?
まどか いや、まだだめ。健三が僕の子供を妊娠しているかもしれないから。だから媚薬盛られたとかの緊急時以外は奪わないであげて。
ああでも、好意を示してあげるぐらいの事はしても良いよ。誠一は鈍感だからグイグイいかないとあまり分からないと思う。
翠 …分かった。いい話をありがとう。
まどか ふん。誠一をよろしく頼みます。
翠 あっ、待って。いい話を教えてくれた代わりに言うけど、誠一くんに好意を持ってるのは俺だけじゃないと思うよ。
まどか どういうことですか?
翠 よくよく観察してみれば分かると思う。俺はまだ分かりやすい方で、恐らくだけど彼はもっと分かりにくいと思う。
まどか その彼とは?
翠 鷹の中にいるよ。合同捜査が近々あったら良いね。
まどか …あー、なるほどね。そういうことか。
翠 おや、気づいていたのかい?
まどか いや、はっきりとはわかってなかったんだ。最初は同じチームのメンバーに対して向けていた表情を徐々にこっちに対して向けているのは分かっていたけど。まさか誠一にだとは…。
翠 さすがだね。だから彼にも誠一の鈍感なところは伝えておきなよ。
まどか そうだね。ありがとうございました。僕がここに来たことは…
翠 踏分くんには伝えないよ。
まどか ありがとうございます。失礼します。
彼と密約を交わした僕はもう邪魔をしないように帰った。
誠一Side
今日も仕事を早く終わらせ、翠さんに会う為に電車に乗ってたら、痴漢されている。しかもキモいおっさんにだ。
モブ ぐへへ。可愛いね。サワサワ
誠一 辞めてください!
モブ といっても、大して抵抗してないじゃん。てことは良いってことでしょう?
誠一 …。
モブ ぐへへ。ようやくさせてくれるみたいだね。んじゃあ、次の駅で降りよっか。
誠一 …はい。
大して抵抗できてない俺が我慢すれば良いんやと思った俺は、そのままトイレに連れ込まれた。
モブ まず先に君はこれを飲んでもらおう。
誠一 えっ、何それ?嫌や!
モブ グイッチュレロレロ
誠一 んぅ!ドンッ!たったった
これはもしかして媚薬か?そう思った俺は、すぐにその男を突き飛ばして、トイレから出た。それで駅員さんを呼んで気絶してしまっていた彼を連行してもらった。
そしてトイレに入ろうとした瞬間、薬の効果が始まったからなのかゾクゾクし始めた。幸いだったのは誰も通ってなかったところだ。
誠一 ドクンんあっ!!あっ、嫌や!ハァハァ
プルルルル
翠 どうしたんだい、誠一くん?
誠一 ハァハァ翠さん!助けてください。
翠 !?今どこに!!
誠一 いつもの駅の一つ前の駅内のトイレです。
翠 分かった、すぐに迎えに行く。
そうして十数分後、一応体育座りでトイレの前に移動して待機していたら、誰かが来た。
誠一 フーフー
杖道 踏分くん、大丈夫か!?
誠一 んえ?翠さん?
杖道 違う。ホークアイズの枯柳杖道だ!
誠一 杖道の兄さん…。フーフーすんませんけど、助けてくれませんか?嫌ならいいんですけど…
杖道 ッ///
翠 踏分くん!
誠一 翠さん…
翠 君はホークアイズの…
杖道 …。
翠 とにかく2人とも車に乗ってくれ。事情は後で聞く!
誠一 はいっポロポロ
杖道 はい。
杖道Side
踏分くんと塔さんとともに向かったのはホテルだった。
翠 さて踏分くん、誰に媚薬を盛られたのかな?
誠一 グスッグスッ、痴漢してきた男です。電車内で触られてからトイレに連れ込まれて…グスッ
翠 そうか。枯柳さんはなぜあそこに?
杖道 …見慣れた子がうずくまっているのをほっとけなかったので。
翠 了解。ねえ誠一くん。その熱どうにかしないとね。どっちにする?
誠一 グスッグスッ…どちらでも良いです。
翠 えっ!?本気?
誠一 どちらでも良いので…助けてください。
翠 いや、だめだろう。君は…生理男子じゃ…
誠一 ハァハァ♡ピル持ってますからぁ、良いんれす!もう…耐えられない。
チュチュチュルチュルプハァ
翠 …後悔しても知らないよ。君はどうする?
杖道 …参加します。
今から言うのは言い訳だが、実は彼を好いていた。最初は…瑠衣のことが好きだったんだが、彼は生理男子ではないものの、仁と結ばれたので邪魔するわけにはいかないと思い、失恋した。
そんな時に何度もお会いしたのが瑠衣と同じくらい明るく、仁以上にお人好しな踏分誠一くんだった。しかし、彼は恵美まどかの世話に忙しく、きっとこっちなど見向きもしないと思っていた。
以前恵美まどかには彼は鈍感だから、好意を示してあげたほうが良いと言われたが、どうにもそういうのをやったことがないせいかできなかった。
そのせいか、先ほど彼が私に助けてと言った瞬間、理性が焼ききれそうになっていたのだ。塔さんがすぐに来てくれたので難を逃れたものの、本当に危なかった。
そんなこんなで2人で誠一くんを愛した。
翠Side
誠一くんが生理男子なのは出会って2、3回目くらいの時に言われていた。その瞬間、“つまり、俺の子も妊娠できるってこと?”って思ってしまったのは、男の本能って事で。
しかし、好意を抱かれている相手に頼る踏分くんも、その誘いに乗る俺も、今同じ部屋にいる俺と同じ境遇であろう枯柳さんも馬鹿だなと思った。いつもあの二人のことを酔いながら喋る踏分くんが、こんなにモテモテだなんて妬けちゃうな。
だから二人で交互に愛した。もう誰のか分からないくらいの量を踏分くんの中に出した。そしてその翌日、帰ってすぐにアフターピルを飲んだことを報告されたので、連絡先を交換した枯柳さんにもお伝えした。
誠一Side
翠さんと杖道の兄さん…彼らは俺にとってすごい大人やと思う。翠さんはあの“伝説の名探偵”天命ハジメさんの記録者だった方やし、杖道の兄さんは格闘技に長けてて、同じチームの名探偵にそれを教えたというんやから凄いよな。
そんな2人は恵美によると、どうやら俺に好意を抱いているらしい。理由は言いたくないって言ってたから聞かんかった。
最初は「いや、んなわけ無いやろ。」って思ったけど、二人のことを徐々に気になってしまっていた。
そしたら、その頃からやったかなぁ。翠さんは会うたびにスキンシップが激しくなった。例えばハグとか唇を触られたりとか頭を撫でられたりとかされた。唇を触られるのはびっくりしてもうたけど、まあいっかと思うことにした。
まあ、杖道の兄さんとは合同捜査で会っても、相変わらず距離感は離れたままであまり関わりがない状態だった。その分、俺の二人に対する熱量みたいなもんは熱くなるばかりだった。いつしか轟々と燃え盛るくらいになってしまったのは、どうしてなんやろ。会うたびに気味が悪いくらいにドキドキして、いろんな妄想もしてもうて、恥ずかしかったのを覚えとるわ。
そして、そんな二人からさんざん愛されたあと、正気になった状態で好きだと言われ、俺は…「まだ好きってあんまし分からんので待っててくれませんか?」と誤魔化してその場は解散となった。
やて、二人を愛するんて二股で最低やんか。ほんまはどっちも好きやけど、二人に申し訳無いから、決めなあかんな。恋人に対しては、誠実でいたいし。
とりあえず、アフターピル飲んでっと…その後どちらにするか決めるのはまた別の話。
あとがき
ここまで読んでくださりありがとうございます。マイナーなカップリングを選びがちなのはとりあえず置いておいて、誠一くんは誠実って言葉が好きですし、誠実であってほしいなって思う話を書いてみました。
あとは…翠さんのあるのかどうかわからない欲とか、杖道さんもあまり感情を表に出さないほうが多いので、そういう欲もあるんだよって書いてみたくなりました。要するに自己満です。
さて、自分の話はここまでだとして…読んでくださった方に感謝を申し上げます。また次の小説でお会いしましょう!