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微グロ 有り
微鴎太 、乱太 有り
太「 今日も良い自殺日和だね! 」
敦「 太宰さん!お早うございます」
鏡「 お早う 、ございます」
太「 お早う 。敦君 、鏡花ちゃん」
太「 其れで …… 、敦君が持っている【瓶】は何かな?」
敦の掌は小さな小瓶を包ンでいた 。
良くお店とかの栄養の飲み物として売られる小瓶の容器に入っていた 。
敦「 あッ 、是ですか?是は
国「 是は貴様が来る前に来た依頼者からの試作品だ 。薬の効果を試して欲しいと云うのが今回の依頼だ」
国「 だから虎の力で再生能力が有る敦に頼ンだ理由だ 。」
人に説明するのが苦手な敦が説明するのを遮り 、代わりに国木田が判り易く説明を簡単に済ませる 。説明が終わると敦は こくこく 首を縦に振り そう云う事です と云わンばかりに頷く
太「 ふ ぅん 、試薬品 、ね ェ」
太「 敦君 、一回それ頂戴」
敦「 え?ぁ 、は 、はい!どうぞ … !」
太「 ん 、ありがと」
鏡「 如何するの?」
国「 貴様 、何をする心算だ」
太「 うふふっこうするのだよ」
ごくり … っ
小瓶の蓋を開け一気に飲み干す 。
上げていた顔を下に下げると 、予想してた反応通り周りの皆は呆気にとられたかの様な状態で固まっていたが 、いち早く動き出した国木田が太宰を摑み出した 。
国「 貴様ッ 、命の危険も有るのだぞッッ!?」
敦「 で 、でも太宰さんが今平気ッて事は … 毒では無いンじゃ ………」
太「 毒だけど?」
国「 吐けッ!このッ 、唐変木ッ!!」
太「 ぐぇ … っ 、く 、国木 ぃ田 、君 …… 止め 、、」
国「 良いからさっさと吐けッ!!!!」
太「 い 、否 、何も 、吐けないからねっ!!」
敦「 如何しようっ!そ 、そうだ!鏡花ちゃんッ!与謝野女医ッ 、与謝野女医を呼びに行こうッ!!」
鏡「 判った」
太「 一寸 、待ち給え 、、国木田君は落ち着き給え …… 」
国「 落ち着けるか ァッ!!!!?」
太「 説明するから!」
太「 私は毒が効きにくいンだよ」
敦「 太宰さん 、また変な冗談云って治療しないで貰おうと思ってます?」
国「 如何なんだ?」
太「 違うッて!!」
鏡「 ポートマフィアに居た頃に少しでも毒の耐性をつける為に少量の毒を打たれたことが有る 。」
太「 そうだね 、鏡花ちゃんと云う通り 。私も耐性をつける為に打たれたよ」
薄く眼を開けて横に眼を移す 、たったの一瞬だったから誰も気に停めなかった 。否 、気が付くことが出来なかった
直ぐに何時もの表情に戻り笑い出す
国「 そうか 、だが万が一に備えて一応与謝野女医に見て貰え」
太「 別に心配しなくて良いのに ー ~ 」
国「 一応だッ!一応ッ!」
乱「 で 、与謝野さんの治療を受けずこの状況なの?」
太「 …… ぇ” 、え … 」
乱「 何で行かなかった」
太「 、、そし 、たら … ッはぁ 、み” 、な …… はぁッ 、気に” …な” ぁ 、 ちゃ 、ひゅ ぅ 、で 、ょう」
小さなか細い声で「 そしたら皆 、気になっちゃうでしょう 」と 、返す
何を気になるのか 、乱歩には云わなくても判る 。太宰自身の過去だ 。
森鴎外によってどの様な教育を受けたのか 、如何してポートマフィアに入ったのか 、何故ポートマフィアを裏切り武装探偵社に入社したのか 。
誰も知る人は居ない 、誰も太宰から聞こうともしない 。知るのが怖いからだ 。
乱「 ほら 、解毒薬だ 。其れを飲ンだら少しはマシになるかもね」
乱「 躰が痺れて動けないだろ 、僕直々に飲ませてやる」
太「 ………… かん 、ゃ 、します …… 」
乱「 … この薬は未だ試した事無かったのか?」
ごくっ
解毒薬は乱歩の手によってゆっくりと太宰の口に流し込まれて行く 。多少は零れるがそんな事は気にしない 。
太「 試したことは 、有ります 、よ … 」
太「 只 、私 が 、一番嫌い な 、毒 、何です …… 、先刻の薬」
乱「 そっ 、お前にも素敵帽子君以外に嫌いなのが合ったンだ 。」
太「 有りますよ 、そりゃあ 、、」
痛くて苦しい厭な過去を思い出すから 、嫌いなんですよね 。
ちぅ …
森さんが注射の針を腕に指し 、腕に小さな痛みを感じるが其れぐらいでは微動だにしない 。
数分経った時突如として 、太宰は座っていた椅子から転がり込むように崩れる
太「 ッ 、う”ぐ … ぁあ” 、、ぉ”え 、、ぇ っ」
太「 げほ ッ 、お 、ぅん”ぷッ っ …… 」
びちゃべちゃッ
血液に嘔吐 、唾液が床に散らばる 。当たり前だ 。太宰は今 、毒に侵されてるのだから 。
森が調合して作った毒薬に闇組織から入手した毒薬を凡て太宰の躰に叩き込ませ 、ある程度の毒に耐性を付けさせる 。
その為の訓練なのだ
太「 げほ 、はァッ 、はっ 、ぅお”ぇ ぇ … っ 」
森「 太宰君 。 耐えなさい、そして慣れなさい」
森「 私は君を気に入っている 。だから 、首領である私 、直々にどんな拷問でも耐えられる訓練をしているのだ」
森「 そうだろう?私は間違った事をしているかな」
太「 ッ 、、ぅ 、ぐ … っ 、、がはッ …… !」
周りは血が多く 、鉄臭い 。太宰の白いシャツにも森の白い上着にも血が着いている
太宰の額から床へと汗や唾液 、嘔吐 、血が落ちる 。
鼻血や口の周りに着いた汚れを服の裾で無造作に拭き取り 、ふらつき乍立つ 。
森「 そうだ 、それで良い」
太「 ぇ ほッ 、……………… すぅ 、はァ 、、ッ」
太「 森さん 、、次は 、何を教えてくれるの … ?」
森「 そうだね ェ 、、」
森「 次は …………… 」
乱「 太宰!」
太「 ぁ 、あぇ 、、は 、はいっ」
太「 何でしょ …
乱「 良い夢 、見れなかったでしょ」
この人には何でもお見通しなのだと再び思った 。つまり 、隠し事は不可能と云うことだ 。
太「 まァ 、良い夢では 、無かったですね 。私にとっては忘れていたことを思い出せたので悪いとも云いずらいですが ……… 」
乱「 あははッ!そうか 、其れなら大丈夫でしょ!」
太「 えぇ 、」
乱「 あ 、そうそう 。与謝野さんには云っといたから 。ちゃんと行くように」
乱「 僕の命令に無視したら 、」
乱歩は太宰の顔に近付き 、
ちゅッ
口に一つ 、キスを落とされる 。乱歩の舌が太宰の口の中に入ろうとした寸前で
太「 らんぽ 、さッ …… 貴方ッ!」
乱「 あはははッ!太宰 、お前蛸見たいに顔が赤くなってるよ」
乱「 まァ 、判ったよね?」
太「 は 、はい … 」
乱「 僕に関しては探偵社全員に公表しても良いンだけど ……… お前が厭がるから仕方なくたまからな!!!」
太「 わ 、判ってますッて!」
この毒にはどんな訓練を受けても解毒剤を飲ンでも 、耐えられない
太「 薬の飲み方ッて色々有るンだな ぁ … 」
長めになってしまったンで 、短編とは別にしました 。
ほんの一寸の乱太でした 。
乱太は乱歩さん重め×太宰さん垂らしが好きです 。
誰か書いてくださいぃぃぃ!!!!!