皆さんは
赤子、もしくは
小さい子が
好きですか。
私は大嫌いです。
泣き声や、叫び声…頭に響くんですよ。
うるさいし生意気で。
何故あんなにウザイのか、
自分も昔はそうだった …
なんて思うかもしれません。
ですが
それは本当でしょうか。
【少年は生きている】
鳥
虫
魚
獣
人
それぞれ鳴き方は別々。
そうとは限らないかもしれない。
鳥はなんて鳴く
虫はなんて鳴く
魚はなんて鳴く
獣はなんて鳴く
人はなんて鳴く
全て一致しているものはなにか。
答えはひとつ
うざいところ。
鶏、烏…好んで飼っている人もそう少なくない。
只
夜や家を出ている際にずっと鳴いて
近所迷惑になっていたらどうなる
魚は鳴くやつも鳴かないやつもいる
それでも嫌い
獣は只々うるさい。
人は
怒鳴り声 泣き声 笑い声 喘ぎ声が主にうるさい。
特に泣き声がうるさい
餓鬼の泣き声なんか半端じゃない
あのキーキーした声
イラつく
だからおれは
弟を殺した。
ウザかった
うるさかった
彼奴だけが愛されてた
障害を持って生まれなければ
俺も愛されてたのかもしれない。
「あwキタキタ障害野郎ww」
「今日も足がなくて歩けないんだろー?w」
「身体の部位が無いなんてかわいそーw」
「よく生きていけるよねー」
「早く消えて欲しいんだけど障害者のくせに」
zm で ?
俺は
左足
右目
両腕が無い状態で生まれた。
左足は義足
両腕も義手
右目は無いまま
金が無かった
父親がそこそこいい会社で部長をやっているから
3つは手に入れることが出来た
が
そのせいで家のローンは払えず
借金取りに遭遇し
父親と母親は離婚
母親に引き取られ
毎日違う男ばかり見ていた
ある日母親の腹が目立ってきた
何か聞いたら
弟ができた
と
自分より優秀な弟が産まれたらどうしよう
などといった不安や恐怖に襲われた
そこからどんどんとおれは
せいしんじょうたいがはかいしていったんだ。
「zmは、小さい子好きじゃないんだっけ」
zm うん。嫌い
「どうして?」
zm おれより優れた才能持ってるから
「zmも才能持ってるんじゃないの?」
zm おれは、両腕も左足も目もない
zm スポーツやったって義足がズレる
「そんな脆いの?」
zm やぶ医者当たったから
「残念だったね」
zm …せんせいはさなんでそんなに優しくしてくれんの
「ん?それはね」
「zmもちゃんとした人間で、俺の大事な生徒だからね。」
zm 大事って何?
「大事っていうのは」
「自分の大切なものとかを指すんだよ」
zm じゃあ俺ってせんせいの大切なものなの?
「zmはものじゃないでしょ。人だから」
zm ?ものじゃないの
「人間だよ」
zm へー
「さ、zm。」
「授業どうする?やる?」
zm どこまで?
「どこまでがいい?」
「工作の続きやりたいでしょ」
zm やりたい
「じゃぁ…今日はここまでね。」
せんせいだけが
優しかった
教室に行っても
怒られるだけだから。
陰口言われるだけだから。
失礼しま゛ーーす!!!!!!
「声でかいね相変わらず」
zm …
zmくんに用があって来たんだけど
「なんの用かな?」
プリントやれる?
zm …
「貰っとくよ。また休み時間来てね」
はぁーい
zm だれ
「6年1組同じクラスのコネシマくんと鬱くん、それから桃瀬くん」
zm あいつら俺の事引かなかったよ?
「あの子たちはいい子なんだよ」
「zmも仲良くしてみてもいいんじゃない?」「コネシマくんと気が合うかもね」
zm あんな声のでかいヤツと気が合うのおれ
「合いそうだなーって思っただけだから」
zm せんせいいつも予想当たるからヤダ
「せんせいは天才だからね」
zm ナルシスト発動してんで
end
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やっべぇ寝れないんだけど
次回作どうしよ結構1話で進んだけど
コメント
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桃瀬...桃瀬...うあぁあぁ(?) あえ...1人、はっ!?...あ...うぅん?...んー....ワカラン( ᐙ ) (思考が停止した脳を頑張って使った結果これが生まれてましたby頑張った脳)