〜阿部side〜
🤍『お疲れ!阿部ちゃん!』
💚『お疲れ様!ラウール!』
🤍『すごい久しぶりだね笑』
💚『本当に笑元気そうでよかったよ笑』
🤍『阿部ちゃんもね。クイズ番組見てるけど活躍すごいね!』
💚『ありがとう!ラウールもモデルの仕事頑張ってるね!流石だし良い刺激になってるよ!』
🤍『俺も皆が頑張ってるって思うと頑張れる!』
💚『嬉しいよ笑 』
午前中にクイズ番組の収録を終えてこれからはラウールとラジオ収録。
久しぶりにメンバーと会って他愛もない会話を繰り広げる。
ラウールが言った通り、俺はメンバーに会うのが久しぶりだったりする。
最近は有難いことに個人でも多く活動させていただいているから。
もちろんメールでのやり取りはしていたし、俺たち全員で身に付けたテレパシーを使いながら連絡を取り合ったり、敵と戦ったりはしてたけどやっぱり顔を見ると安心する。
💚『ん?…メールだ。』
🤍『…また?』
💚『…うん。奴らが街で暴れ回ってる。早く行った方がいいかも。』
奴らが出てきた時用のスマホが震え出した。
画面を見てみると街で真っ黒い格好をした男たちが何人も街を破壊している。
ラジオのスタッフさんたちも慌て始めている。
俺たちはアイドルとして活躍する一方で街や人々を襲い、世界征服を企む謎の組織『悪の組織』と戦う能力者グループでもあった。
もちろん俺たちに最初から能力者だった訳じゃない。
でも突然の悪の組織の襲撃で街は破壊され、人々が悲しんでいる姿をただじっと見つめているだけなんてできなかった。
だからこそ俺たちは忙しい中でも必死に特訓をしてそれぞれ能力を覚醒させたんだ…。
🤍『…もっとこの身体を自由に操れるようにならないとな…』
自分の右腕を見つめながらボソッと呟いたラウール。
ラウールは1度危険な目に遭っている。
その所為でラウールの身体は機械化してしまった…
…まぁ、また今度詳しくは話すけど俺たちは世界を守ることはもちろん、9人が9人を守るって決めている。
誰かが居ないなんてSnowManじゃないから。
💚『…ラウール。ラウールの力のお陰で助けられたことは何度もあるから。そう思いつめないでね?』
🤍『…ありがとう、阿部ちゃん。』
笑顔だけど悲しそうな顔を向けてきたラウール。
気にするななんて言っても無理なんだろうけど本当に助けられてきた事は多いのも事実だから。
すごいよSnowManの末っ子は。
💚『…ん?あれ?もう1つ別の場所に反応が…』
🤍『ほんとだ。』
💚『…別れて対処するしかないか。…でも…』
街で暴れている奴らと別の場所にいる奴がもし俺たちを倒す雨に俺たちをバラバラにするのが目的ならまんまと罠に嵌る事になる…
それで大丈夫なのか…
🤍『…阿部ちゃん。みんなを信じようよ。それが俺たちでしょ?』
💚『…ラウール。』
🤍『それに俺たちがあんな奴らに簡単に負けるはずないでしょ?』
💚『うん。そうだね。』
ラウールに励まして貰って俺は他のメンバーに指示を出す。
(💚:ふっか、佐久間、康二!街で暴れている奴らをお願い!着き次第どんどん倒しちゃっていいから!)
(🩷:にゃす!了解!)
(🧡:分かったで!)
(💜:了解!いっちょやっちゃいますか!わら)
(🤍:俺と阿部ちゃんも直ぐに駆けつけるからね!)
オフや仕事が早く終わりそうなふっか、佐久間、康二に街へと向かってもらう。
(💛:阿部、俺たちはどうすればいい?)
(💚:えっと4人には行ってもらいたい所があるんだけど…)
そして4人でロケをしに行っている照、翔太、舘様、めめに別のところへと向かってもらった。
…ロケで大変だろうし申し訳ないんだけど…
(❤️:…なるほど別の所に…)
(🖤:分かりました!俺たちで片付けます!)
(💙:ロケで大変とか考えんなよ?お互い様なんだから。)
(💛:罠かもしれないけど敵なら倒すだけだろ?すぐに終わらせる。)
(💚:うん。お願い!)
…俺の考えている事は全部お見通しって感じだね笑笑
それだけ長い時間一緒なんだから当たり前か笑笑
頼もしい仲間が側に8人も居てくれるなんて有難い。
🤍『街で戦い始めてるよ!阿部ちゃん行こう!』
💚『うん!』
念の為、スタッフさんたちや街の人々に避難してもらって俺とラウールも街へと走り出した 。
…なんか必要以上に暴れてるのがテレパシー越しに伝わってくるな…
佐久間辺り暴れ回ってるんだろうな…。
何度言ったら分かってくれるんだろうか…。
🤍『…阿部ちゃん、これ…特に佐久間くんやってるかもしれないよ?笑笑』
💚『…うん。後でちゃんと注意しておかないとね。』
🤍『…笑顔が怖いよ…笑』
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