咲菜視点
『ん…?』
目を覚ますと天井が見えた。
『なんだろ…ここ…』
医師「失礼しまーす…起きましたか、」
『はい、?』
医師「急ですが自分の名前は言えますか?」
『え、?えっと、華宵咲菜です、!』
医師「、、、ではあなたに彼氏さんがいたというのは覚えていますか?」
『彼氏、、?』
医師「はい、」
『覚えてません、』
医師「剣持刀也、という男の人はご存知ですか?」
『、しりません。』
なぜだろう。知らないはずなのに心臓が痛い。
剣持視点
咲菜が目を覚ましたという連絡が入った。
その時は嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
だけど僕のことを忘れている、ということがある。
可能性が高いのだ。
忘れないで。
ただひたすら願うだけだった。
病院につき、僕は病室に案内してもらった。
案内し終わり、病室の中へ入った。
ty「咲菜、?」
そう言葉を発した。
目の前にいる彼女は僕を他人のような目で見てくる。
この時に確信した。
僕のことを忘れているんだと。
僕は声を振り絞って
ty「僕のこと分からない、?」
と聞いた。
すると、
『分からないです、』
と言われた。
その言葉を信じたくなかった。
いちばん大切なひとだったから。
ty「咲菜の彼氏だよ、」
『彼氏さんなんですね、、ごめんなさい。事故で記憶喪失になったらしくて、』
ty「咲菜は悪くないよ、、笑」
咲菜視点
突然人が入ってきて名前をよばれた
ty「咲菜、?」
私は戸惑い声を出すことも出来なかった。
すると相手は口を開き
ty「僕のこと分からない、?」
と聞いてきた。
私と関わりがある人物なのだろうか。
素直に
『分からないです、』
と答えた。
すると
ty「咲菜の彼氏だよ、」
と言われた。
私に彼氏がいたというのは医師から知らされていたが、名前は聞いていない。
だが関わるかも分からないので聞かないことにした。
あなたは一体誰なの?
なぜこんなにも
頭が思い出そうとしてるのだろう。
コメント
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沢山投稿お疲れ様です.ᐟ