依存 ~ 1
祥生 : 「 これも美味いじゃん… 」
酒依存。
とんでもない人生を歩んだ末
酒依存になってしまった
まあいわゆるアルコール依存みたいな。
あの時ああしなければこうしなければなんて
後悔の連続。
依存になった訳はある休暇の日
祥生 : 「 あー。何もすること無 」
??? : 「 あのすみません〜 」
「 こちらの店、初回無料となっております 」
「 入ってみませんか? 」
祥生 : 「 初回無料って。笑 」
「 まあ暇だし入ってみよ 」
??? : 「 それではこちらにご案内します 」
少々の興味本位で入ったバー。
中に入ると刺激のある匂いと騒ぎ声
人混みも酒も好みでもない俺は一瞬出ようかと。
いやここまで来たら飲んでみるか?
普段飲まんしな〜 挑戦挑戦。
??? : 「 ねえこの子初? 」
??? : 「 そう 」
??? : 「 ふーん、了解 」
祥生 : 「 こっわ。 」
??? : 「 え?怖い? 」
祥生 : 「 ああいや何も。 」
なんだコイツ。 入れば急にどこかへと導いて。
髪はバチバチ、服装はスーツにネクタイ
張り切りすぎた社会人みてえ。笑
あーもしかして俺コイツと飲むってこと?
初回なのにめっちゃ飲ませてきそー。
入ったの間違いだったかも
??? : 「 ん、ここで飲も 」
祥生 : 「 は、はあ…。 」
??? : 「 君名前なに? 」
祥生 : 「 ええ?もう名前聞くの?早くね 」
??? : 「 名前聞かないと話始まんないでしょ〜? 」
祥生 : 「 まあ…? 名前は大平祥生です 」
??? : 「 しょーせか。 」
祥生 : 「 うん… 貴方の名前は? 」
??? : 「 ああ俺? 川尻蓮。 」
祥生 : 「 川尻蓮かー… 」
「 どんな呼び方? 」
蓮 : 「 れんくん 」
祥生 : 「 れんくん… 分かった 」
蓮 : 「 なんのお酒飲む? 」
祥生 : 「 あー、1番弱いので 」
蓮 : 「 ええ?そんな弱いの? 」
祥生 : 「 あーいや。 普段あんま飲まないから 」
蓮 : 「 へえそっか 」
「 1番弱いの入れとくね 」
祥生 「 どうも 」
なーんだ。
この人、良い人そうだし安心した
あんま酔わないようにしないと。
蓮くんにも迷惑かけるし1人じゃ帰れないや
早く帰って、翔也とゲームしよ。
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