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E p i s o d e 5.
Suchiside
ママはいた。
ひらひらした薄い下着のまま、畳の上で眠っていた。ちゃぶ台の上にはお酒の瓶とコップ。
そして散らばっているよく分からないお薬がある。
1番新しいパパが来なくなってからママはずっとこんな感じ。
Mikoto先生はしらないけど、ママのお仕事は夜。それもずっといってないみたい。
俺と居る時間は増えたけれど、ママは俺を見てくれない。それでも前はよくピアノを弾いて聞かせてくれてた。
だから俺はママの事やっぱり好き。
するとふいに、薄暗い部屋のピアノの上に……てしゃねこが現れた。
いつも通りに目を三日月のようにして笑ったお顔で顔だけが宙に浮いている。
こうしててしゃねこがお家に現れるから俺はあんまり寂しくない。
お家に居るとき、俺はいつもママに台所のテーブルに手首を繋がれている。
でもそれも別に嫌じゃない。
𝙉 𝙚 𝙭 𝙩 ↪︎︎︎︎︎❤︎25