桃[ センパーイ。どー?調子は。 ]
青[ … 。 ]
桃[ 無視ー? ]
桃[ センパイ。 スキって言って。 ]
青[ ムリ。 ]
このクソガキは百瀬桃。
今年入学してきた後輩。そして、僕が入部しているバレー部に入部してきた。
それより気に食わないのは身長だ。僕が165cmで、百瀬が187cm。
青[ 圧倒的な差。 ]
桃[ センパイ。なに独り言喋ってんの。 怖。]
青[ 黙れ。 ]
桃[ ひー、怖ー。 ]
紫[ ぉ、 百瀬くんだっけ? ]
青[ ぁ、先輩。 ]
紫[ 碧羽くん、こんにちはー。笑 ]
桃[ アンタ誰? ]
青[ ちょ、先輩にそんな態度、]
紫[ いーよ。笑 元気で何よりだよ。 ]
紫[ 名前言ってなかったね。 名前は 柴倉 紫。 よろしくね。 ]
桃[ ん。 ]
紫[ ぁ、用事あるからもう行くね。 またね。 ]
青[ 百瀬、先輩への態度をな、 ]
桃[ アイツが来た時嬉しそーだったじゃん。 スキなの? ]
青[ はぁ?! 違うし! ]
桃[ 、うざー。 ]
桃[ どーせ アイツしか見てねーんだ。 オレの方が好きなのに。 ]
口先を尖らせ拗ねる彼はとても幼かった 。
正直ウザイけどどこか可愛い 。
そんなことはさておき、来月はバレーの大会だった 。
三年生最後の試合だ 。
柴倉先輩には勝って欲しい 。そんな欲が僕の頭をよぎる 。
僕よりバレーの上手い百瀬は1ヶ月程でレギュラーに選ばれた 。
僕より努力のしてないヤツに負けるのがほんとに悔しかった 。
身長もなければ取れるボールが少ない 。
一度でも先輩の役にたった事はないし、レギュラーを外されたのは百瀬が来た時からだ 。
悔しい気持ちも反面、プレーをする百瀬の背中は本当にかっこよかった 。
連載続きますよーに🙏🏻🙏🏻
コメント
2件
投稿ありがとうございます❕ この連載続くといいですね✊🏻 ̖́- 続き気長に待ってます🍀*゜