・これはsxxn様の二次創作です。ご本人様には一切関係ございません。
・いつにも増してキャラ崩壊注意です。特に💚様。
・六人交際、六人同棲設定です。今回今までにないほどカプ要素が多いのでご注意ください。(💚様愛され、🩵💛、微ツートップ?等)
・今回の視点は💛様→❤️様→🩷様です。
・💛様視点にて、🩵💚のDキス描写入ります。苦手な方はご注意ください。
・🩷様視点から、直接的な描写は無いもののR18を匂わせる表現が入ります。苦手な方はご注意ください。(通称大人チームの御三方です)
・コメントしてくださる場合、検索避けを徹底しますようお願い致します。
以上が大丈夫な方は、どうぞご覧ください。
ただいまの時刻、23時30分。夜も更けに更け、そろそろ日付が変わるのを目前にした頃。
俺とこさめちゃんは、なんだか寂しいよね、なんていった理由で、リビングにパソコンを持ち込んで編集をしていた。外は真っ暗で、窓の外からは時折冷たい風がカーテンを揺らす音が聞こえる。
「…ねーみこちゃん、ちょっと編集の仕方変えてみたんやけど、これどう思う?」
「ん、どれどれ?」
少し思い悩むような顔をしたこさめちゃんにそう言われて、俺は席を立ち上がってこさめちゃんの隣に移動する。一通り動画を見終わって感想を言おうとしたその瞬間、不意にドアがギィッと開く音が響いた。静かなリビングにその音が妙に大きく響いて、俺は少しビクッとしてしまう。
「…あ、こさめちゃん、みこちゃん」
扉を開けたのは、一時間前ほどに配信を終えた、緑髪の彼…すっちーだった。彼は眠そうな声でそう呟きながら、まっすぐキッチンへと向かっていく。
「すっちー!やっほ〜ん」
「すぅちっ!配信おつかれぇ」
「ん、ありがとぉ…」
俺らがそう声をかけると、彼はキッチンの棚からコップを取り出しながら、あくび混じりに返事をする。お水でも飲みに来たのかな、と彼をチラッと見た後、俺はこさめちゃんのパソコンに映る動画に再び意識を向けた。
「ええと思うけど、もうちょっとここはこうした方が俺は好きかも」
「あーね?確かにそっちもええなぁ、ちょいとまにきとかにも聞くかぁ」
「そやねぇ、たくさんの人に聞いた方が確実やし」
「おん、そうするわ。みこちゃんありがとね〜」
「ええよええよ、またいつでも聞いてな」
再度パソコンに向き合いながらキーボードを叩き始めるこさめちゃんを横目に、俺もそろそろ自分の編集を済まそうと席に着き直す。
辺りにはキーボードの軽快な音と、すっちーが蛇口を捻って水を汲む音が鳴り響いている。キュッ、と蛇口を閉める音がして、しばらくしてコップを置いた音が聞こえた。
その音を聞いていると俺も喉が渇いてきた気がして、少し難航している編集から逃れるようにキッチンへと向かう。道中ですっちーの近くに寄った瞬間、彼はふいに俺の背中へと手を回してきて、俺の肩に頭を乗せた。視界の端で揺れる緑髪に、俺の顔は思わず緩む。
「ありゃ、すっちーどうしたん」
「んー…みこちゃん補給中…」
どうしても顔がにやけてしまうのを懸命に抑えて、俺は彼の頭をそっと撫でる。いつもより低く見える頭が何だか愛おしくて、どうしようもなく可愛い。
さて、どうやら彼は久しぶりにこの時間がやってきたらしい。こんな夜中になるとたまにやってくる、彼が甘えたさんとなる時間が。
「みこちゃー、久しぶりにちゅーして〜…」
「…はぇっ!?」
いやだとしても、突然そういうことは言わないで欲しい。
彼の爆弾発言で完全に真っ赤に染まってしまった俺は、体までもが持ち主の意思なんて知らずに動くことを拒んでいる。だけどそんな中でも五感は冴え渡っていて、後ろの方で誰かが椅子から立ち上がる音が聞こえてきた。振り返る余裕もないまま、ただただ俺の鼓膜にこさめちゃんの声が響く。
「はいよーすち姫〜、みこ王子の代わりにこさ王子がちゅーしてあげますよー」
「わぁ〜い、こさめちゃんしてくれるのぉ」
背後から口調と合っていない甘い声が聞こえた瞬間、俺の右肩で軽くリップ音が響く。どうやらこさめちゃんがすっちーにキスしたようだ。
でも、それでは物足りなかったのか、すっちーは俺から離れてこさめちゃんと向き直り、今度はしっかりと唇を重ねた。しかも、時間の長さ的に多分…舌を入れているらしい。
「…何もリビングでやらんでもええやん…ハレンチや…」
俺は再度赤くなりながら、思わずそう呟く。
余裕がなさそうに吐息が漏れ出すすっちーとは対照的に、こさめちゃんは目線だけをこちらに向けてニヤついている。なんだよ、俺はそんなハレンチなことしないからな、と俺も目線だけで訴えると、彼は諦めたのか再度すっちーの方を向いた。
「ふふ、満足しました?すち姫様」
「満足しましたぁ」
…だけど、やっぱり孤独感というものはヒシヒシと感じて。いつの間に唇を離して呼吸を軽く整えている2人のほっぺに、俺は衝動的に1つずつキスを落とした。
「お、みこちゃん嫉妬かい?嫉妬かい??w」
「そんなんやないよっ!ちょっと寂しかっただけやし…」
「んふふ〜、みこちゃん可愛いねぇ」
「すちくんまで!!」
2人の反応に俺は軽く頬を膨らませながら、当初の目的だった水を汲みにシンクの前に立つ。コップに水を注ぐ音が静かに響く中、少し離れた所で「おやすみ〜」という言葉が聞こえて、ちらっとそちらを見ると、すっちーはいつの間にか忽然と消えていた。
「あぇ、すっちーは?」
「キスして満足したんか知らんけど、普通に帰ってった」
「ふーん、まるで嵐やったな…」
「みこちゃん、今度は口にキスする?こさと」
「…舌入れんかったらな」
水を飲む俺に近付いてくる彼を横目に、俺はコップを置いて彼の方を向く。いつもは可愛さ満点なのに、こういう時は妙に雄の顔をする彼に、俺は自身の唇を委ねた。
個人チャンネル用の収録を無事終えて、俺ははーっと大きく息をつく。時計を見ると、時刻は23時半を過ぎていた。
まだ少しだけ早いけど、もうそろそろ寝ようかな。うん、普通なら寝てる時間だろうが。最近の忙しさにバグっちまったかな。
俺は眼鏡を外して、自分のベッドにダイブする。ふかふかなベッドは俺を優しく包み込んで、夢の世界への案内を始めようとしているらしい。その誘いに乗るべく目を閉じたその瞬間、コンコンと軽くノックの音が聞こえてきた。
誰だ、こんな時間に。いや、まぁまだ全員起きていそうな時間だけども。
俺は眼鏡をかけ直して、少し不機嫌になりながらも扉を開ける。するとそこに立っていたのは、この時間でも普通に寝ていそうな、うちの睡眠担当…すちだった。
「えへへ、ひまちゃぁん」
「あれ、お前こんな時間にどうしたん?」
笑顔でこちらに抱きついてくる彼を一旦受け止めて、俺は不機嫌よりも驚きが勝りつつ彼にそう聞く。それでも彼はずっとにこにこで、俺はそういえばこんな時間あったな、と思い出し始めた。そうだ、彼はたまに、これくらいの夜中に甘えん坊になるんだった。
「ふふ、ひまちゃんだぁ」
「はいはい、ひまちゃんですよ〜」
「ひまちゃん、ちゅーしてよ、ちゅー」
「おおお、お前精神まで退化してねぇ…?」
にしても、彼はこんなに幼かっただろうか。キャラ崩壊上等ってとこだな、成人男性のクセによ。まぁ、そこも可愛いからいいんだけども。
至近距離で期待に満ち溢れた表情をする彼に、俺は少し悩んでから彼の前髪をかきあげる。それでもノーリアクションを貫いている彼のあらわになったおでこに、俺は軽く背伸びをしながら口付けを交わした。こんな時、身長差ってかなり鬱陶しい。
「はいよ、俺もそろそろ寝るからこれで我慢しな」
「わぁい、ひまちゃんありがと〜」
下ろした彼の前髪を整えながら俺が言うと、彼はとろけるように笑ってみせる。普段の彼ならばこれ如きでも簡単に照れるというのに、全く夜中というのは恐ろしい。特に深夜テンションってやつは。いや、これはそういった類とはまた違う案件か。
「おやすみ」と言って手を振ると、彼も「おやすみ」と残してから、さっさと俺の部屋を出ていった。まるで嵐だな、と俺は心で呟いて、改めて布団の中に入って目を瞑る。
彼のあの様子じゃ、多分この後も全員に仕掛けに行くのだろう。求めるのはさっきみたいにキスなのか、はたまたハグなのか、はたまたはたまた…夜の営みも一応選択肢にはあるのだろうか。できればキスくらいで済ませて欲しいところである。
…キスか、キスなぁ…なんか忘れているような。
「あ、歯磨き忘れるところやった」
俺はさっさと布団から飛び出し、歯磨きをするべく2階へと向かった。
迫る納期を打ち倒した。それによる解放感と達成感に満ち溢れながら、俺は軽く伸びをする。それによって肩はバキバキと悲鳴をあげ、椅子はギシッと小さく軋んだ。
「あ゙ー…やっと終わった」
《お、終わったん?おつ〜》
パソコンの画面で光る紫のアイコンをぼうっと眺めながら、俺は今度あげる予定の歌ってみたを何にしようか考える。ああもう、次から次へとやるべき事が出てくるな。それは喜ばしいことなんだけど、いい加減体を壊しそうだ。
うん、こんな時はあれだな。そう思い、俺は作業部屋にいる唯一の人物である彼…いるまに話しかけた。
「な〜いるまー」
《んー?》
「今からお前の部屋行っていい?」
《え、いや何急に。いいけどさ》
「えへへー、あんがと」
作業部屋から抜けてデスク周りを軽く片付け、俺は緩みそうな顔を引き締めながら部屋の扉を開ける。廊下を挟んで目の前にある彼の部屋の扉を、俺は一応ノックをしてからゆっくりと開けた。
「おつーらん、作業部屋、こさとみこも来たぞ」
「え、マジで?おつおつーこさみこ」
《あ、そっちらんくんもおるん?おつかれ〜》
《おつかれっ!》
そうやって彼に見せられるパソコンの画面では、確かに新たに加わった水色と黄色のアイコンがピコピコ光っている。音響的に、多分あちらもお互い近くにいるのだろう。
俺がそんなことを考えていると、目の前の彼はキーボードを打ちながら、勝ち誇ったような声色でこう言った。
「まぁ二人来たところ悪いけど、俺そろそろ落ちるんで〜」
《はぇ、いるませんせ、もう今日の分終わったん?》
「今日は時間かなり取れたから」
《あーね、こさめも頑張んないと》
「おつ〜」といるまが口にしてから、パソコンの画面はホーム画面へと切り替わる。それと同時にいるまは椅子ごとこちらに向いて、何かニヤニヤしながら俺に問いかけてきた。
「んで、今日はそういう気分かい。らんくん?」
「…えー、やっぱバレちゃう?」
「そりゃ、こういう感じで来たらお前、絶対それ目当てやん?」
やはり彼の勘は鋭いようで、俺がなんでここに来たのかを薄々察していたらしい。彼は椅子から立ち上がりドアを開けながら、軽い調子で俺に話しかけてくる。
「そだ、シャワーお前先浴びる?」
「あ、俺まだ風呂入ってないから先行っていいよ。多分長くなるし」
「おけ、じゃあちょっくら行ってくるわ」
「あ、後で俺の部屋集合なー。軽くだけどベッドも整えといたから」
「はいよー、じゃあ行ってきます」
その会話の中で同意を得られたことを確信してから、俺は部屋を出た彼に続いて自分の部屋へと向かう。ベッドは洗濯したばっかだし、さっき軽く整えたけど、やっぱりもうちょっと綺麗にしとこう。
そう思いながら部屋に入ると、俺のベッドには誰かが寝ているような膨らみが。少しホラー展開を想像してそんなの有り得ないと自分で首を振りつつ、背後の暗い廊下を見ないように扉を閉める。まぁ俺ホラゲー得意だし?と強気になりながら、俺は布団を勢いよく剥がした。
「…ん、らんらん…?」
「…すち、自分の部屋と間違えた?」
「間違えた…かも…」
だけど、そこで幸せそうに眠っていたのは、紛れもなくうちの睡眠担当であるすちだった。こんの眠り姫が、驚かすなよな。
人のベッドで横たわる彼はいつにも増して眠そうで、綺麗な赤い瞳が閉じられつつある。それを可愛いなーなんて思いながら呑気に見つめていると、そういえばと俺はこの部屋に来た当初の目的を思い出した。
「そうだよすち、俺今からベッド使うんだよ。ごめんけどどいてもらえん?」
「らんらんも一緒に寝たらいいじゃん…あったかいですよ…?」
「あーいや、そっちじゃなくて…いや本来のベッドの使用はそれしか想定されてないかもだけど…」
寝惚け面で疑問符を浮かべる彼の前に屈みながら、俺は何とか彼を説得しようと試みる。だけど、色々言い回しを考えながら手振り身振りを駆使して説明しても、彼のほぼ閉じられている瞳の前では無意味で。もう言葉で直接伝えるしかない、と俺は覚悟を決めて口を開いた。
「あの、これからいるまとセックスするんで、どいてもらえないでしょうか?」
「…おぉう、それはごめん」
その瞬間、すちは一気に眠気が飛んだのか、目を丸くしながら返事に困ったように声を出した。
それからすちはすぐさま起き上がり、さっさとベッドから下りてくれた。直接言ってみるもんだなー、と思いながらすちの方を見ると、彼は何か赤くなりながら俺の部屋のドアの前をウロウロしている。俺は彼の行動に疑問符を浮かべながらも、彼に声をかけてみた。
「すちどしたん、戻らんの?」
「へぇっ!?え、いやその、えと…」
俺が声をかけると彼は大袈裟に肩を跳ねさせて、目線を泳がせながら軽く頬を赤らめている。俺はその時点である程度彼の考えを察して、少し彼でからかって遊んでやろうと不敵な笑みを浮かべた。
「あれー、すちさんもしかして羨ましいんでちゅか〜??」
「いや、違っ」
「まぁ〜ね?最近忙しくてスキンシップとかできてないもんねぇ、そういうことは以ての外だしね〜?」
「ちょっ、らんらん」
「そーそー、今なら3人目も募集中だぞ〜」
「いるまちゃん!?」
するといつから居たのか、俺の部屋のドアを開けているまが登場してきた。これは都合がいい、と俺は一気にすちに詰め寄って、すちの耳元でこう囁いた。
「ほら、正直に言っちゃいな…?」
「言っちゃいな…」
いるまも俺に乗っかってきたけど、笑いをこらえきれなかったのか、すちの耳元から離れて笑いを押し殺している。どこがそんなに面白いんだよクソが。
そんな中、ずっと悩んだ表情でいたすちが、これでもかと息を吸い込む。お、これは何か来るぞ、と俺といるまが見守っていると、彼は意を決してこう叫んだ。
「俺もセックスがしたいです!!仲間に入れてください!!」
「「いや大声で言うなそんなこと!!」」
そして、彼が叫んだ内容に、俺といるまは揃ってツッコむのだった。
30分後、リビングにて。
「…作業集中できないんですけどー!?」
「さっきからの今で何があったんよぉ…」
「微妙に微か〜に聞こえてくるのがいっちゃんタチ悪いからな」
「あ、なつくん!これ、ちょっと改善してみたんだけどどう思う?」
「んー?あぁ、ちょい見して」
「2人はなんで平然としてられるん!?」
微かに聞こえる声に、うち1人は赤面し、うち2人は平然としていたらしい。
コメント
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💚くんの甘えた可愛い!! 🩷💜の💚くんをちょっと煽るような感じもいいですね!!!