「桃瀬、すき。もう、いいよね。俺我慢できない。」
「あっ、もも、せっ。かわいい、かわいいよ。俺だけのもの…」
・
はぁっっ!!!
夢、かぁあ!てかそもそももう渚はそんな喋んないし!
あ、え、これもしかして、じゅぎょーちゅう、?では、、?
「白井ここの問題」
「うぁー、まあ6893トカ…」
「何を言ってるんだ、なんで数字なんだよ今国語だけど。」
うわ、はっず…調子狂うし。でもまあ、
「え笑やらかしたーっ笑そんな、先生言ってくださいよ~笑」
「起きとけよー」
「…はーいっ、て寝てなくね?!!」
「いや寝てたし」
「あれぇーおかしいなー」
知ってます。寝てました。て、でも決していやらしい ♡夢なんてみみ見てないですからねっ!?
はぁ、白井さんも、好きなのか…
・
廊下にて
「はぁ、次実験か。だるーい」
「綾羽実験嫌いだもんね~」
「マジ無理~」
あ、え、今のって渚。
すぐ携帯を開いて。
『渚今朝はごめん~っ!もう今は元気元気♡♡ 心配かけてごめん♡』
…既読スルー。
でも知ってるよ。私。
ほんとはホッとしてること。
……でもこれから、どうすればいいんだろう。
ー3限目の休み時間ー
渚に会いたいな…そう思ってたら、
「……あ桃瀬…」
「…!」
渚…でも後ろには白井さんが…
「…」
そのまま無視をした。それが正解なんだ。
ごめん、渚…
・
それから私はずっと気にして授業に集中出来なかった。終礼が終わったあとも渚を見かけたが私はそのままスルーをした。
正直、辛い。
・
ー家着ー
ピンポーン
「…だれ?」
「……桃瀬、」
なななぎさ…っ!?
「…なんで、ごめん。帰って。」
「…無理」
渚は私を玄関の壁に押して耳元で囁いた。
「なんで無視したの。」
弱い声で。言わないでよ…
「…っ」
「渚、っ、ごめんなさいっ、…」
「桃瀬、何があったか、教えてくれる?」
「…うんっ、」
【続】
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