ハイキュー宝石の国パロ
BL要素有
宝石の国の物語と同じ展開ではないです
宝石の国を知らない方へ
ハイキューキャラが
宝石になっていると思ってください。
それでは。Let’s Go!
パキンッッ
硬い鉱物が割れる音がする。
鈍いような、美しいような音。
「木兎さんッ!!」
「うぉぉらあぁ!!!!!」
片手で刀を振るい、月人を2つに切る。
すると月人は消え、木兎さんが落ちてくる。
木兎さんは華麗に着地し、駆け寄ってくる。
「赤葦!割れてないか!?」
自分の腕は割れたのに他人の心配…
「俺は…大丈夫です。それより木兎さんは」
「俺は全然大丈夫!よくあることだし!」
木兎さんの硬度は10 。とても硬い。
なのに無理をしたり他を庇ってよく割れる。
俺は木兎さんに守られてばかりだ…
「清水さん」
彼は俺ら宝石の医師をしている。
欠けたり割れたり、ヒビが入ると直す役割。
木兎さんの割れた左腕を渡す。
「また、割れたんだ」
「俺を庇ったせいです…」
そういうと木兎さんと清水さんは俺を見る。
どうぞ責めてください。怒ってください。
俺のせいで木兎さんが割れてしまったんだ。
「いや、赤葦を庇ったのは俺の自己満だし」
そういわれて驚いた
責めないし怒らない 逆に慰める。
「でも、俺が居なかったら割れなかった…」
「赤葦が居なかったらもう俺月にいるかも」
「いるかもじゃなくているでしょ。」
「清水毒舌………」
木兎さんは俺に助けられたという。
確かに木兎さんは頭を使うのは苦手だが
硬度も高いし力も強いから、
頭を使わなくても力技でほとんど勝てる。
「木兎に守られないくらい強くなれば?」
清水さんがそういう。
「弱いから守られるんでしょ?」
「じゃあ、強くなればいいんだよ。」
言い方は少しトゲがあったが
その通りだと思う。
弱いから守られる。強ければ守ってあげる。
強者と弱者はこういう関係だと思っている。
「そうですね。」
「木兎さんを守れるくらい強くなります。」
俺がそういうと木兎さんは笑った。
木兎さんの腕がくっついたので、
見回りに戻る。
「植物が枯れてきてるな」
草木を見て、悲しそうに木兎さんが言う。
「もうすぐ冬ですね。」
木兎さんは俺の方を見る。
どうしたんだろうと思っていると口を開く。
「俺、今年は冬も起きてる。」
たまに木兎さんは冬、眠らないで
起きているときがあったり、
遅れて眠ることがあるらしいけど、
ちゃんと宣言されたのは初めてだ。
「急にどうしたんですか」
「今日みたいに責任感じさせたくない」
つまりどう言うことなのかと問う。
「俺が割れなかったら赤葦も責任感じない」
木兎さんは、
俺が割れたから赤葦は責任感じちゃった。
だから冬も起きて戦闘力上げる。
と、そう言った。
俺はそんなつもりではなかった。
ただ、木兎さんの傷つく姿が見たくなくて
無理して欲しくないと思っただけだった。
でも、木兎さんが冬起きているなら
俺も起きていたい。
冬の間でも木兎さんを守りたい。
だから俺は冬寝ないことにした。