「おはようございます」
「あ !! sypくんおはよぉ !!」
太陽の様に明るい笑顔を向けてくる 。
この笑顔があるからこそ 、 この人がいるからこそ
月の様に暗い俺を照てしてる
「なんや ? 今日元気ないなぁ !!」
ケタケタと笑いながらバシバシと背中を叩いてくる
「痛いっす 」
それでもまだ叩いてくるので 、 腰に巻いてあるナイフホルダーにあった短刀を
後ろから刺そうとするが 、 難なく避けられてしまった
「チッ …」
「おい、sypぃ ー !!」
sp「へへへへへへ ッ w」
そのまま食堂へ足を運ぶ
__食堂__
「おはようございます」
何も無かった様な澄まし顔で先輩に挨拶をする
「ん 、 sypくんとknおはよう」
いつの間にか隣に先輩がいたらしく 、 ジトっとこっちを軽く睨んでくる
「 … なんすか」
「う “ ~ ん … なんかなぁ ” ?」
「は ? なんなんすか ? 」
はっきりしない先輩に苛立ってしまい 、 言ってはいけない言葉を言ってしまった
「はぁ 、 ほんま ______ 」
「… は ?」
やば … さすがに言い過ぎたか と思った頃にはもう遅く 、 右頬に痛みが走った
「ッ い “」
「ほんまに云うとんのか ?」
明らかに怒っている先輩の顔が 、 今までにも無い程に冷たく感じる
その顔に恐怖を覚え 、 謝ろうとするも口が動かない
「なんでそんな怒ってるんすか 、 心狭いっすね 」
違う 、 こんな事を言いたいんじゃない
目に水の膜が張って 、 前がよく見えない
耐えろ 、 耐えろ 。 泣いたら負けみたいで 、 被害者振ってる様に見えて
それでも我慢できずに 、 目からポロポロと溢れ出てしまう
「ッ ぐす ッ ぅ ” ッ …」
「しょ 、 syp !?」
「ci ッ … ず ッ …」
ciに慰められ 、 少し落ち着くものの
目の前に突っ立っている先輩が 、 拳を握って俺にふりかかる
「お前さすがにあかんって ッ !!」
shaさんが先輩の背中を後ろから捕まえる
「ッ “」
「sha 、 kn部屋に連れて行ける ?」
「おん 、 行けると思う …」
「じゃあ俺も着いていくわ」
「ありがとう 、 じゃあ行くわ」
二人に掴まれて 、 先輩は食堂から出る
右頬は強く 、 痛くジンジンと赤くなっていく
「とりあえず医務室行こか」
「ッ はい …」
「僕とciで行ってくるわ」
「ん 、 宜しくな」
会議室から出て 、 のっそり 、 ゆっくり医務室へと歩く
絶対嫌われた
太陽の様な笑顔は消え 、 代わりに月を見下す空の様に冷たくなった
太陽がいないと 、 輝けない
月がいるから 、 暗くなる
この言葉を 、 忘れるな
コメント
1件
/ / 実はこれ 、 1年前に作ったものを少しいじってだしただけなんです … なので多少変なところがあるかもですが 、 暖かい目でお見送りください 🙏