注意、曲パロ。意味不。転生ネタ。
廊下で歩いていると大先生に呼ばれて、振り返る
自分がどうしたんだと声をかける前に大先生は話し始めた。いつもよりも真剣な顔で悲しげに…
「話があるんよ
今夜僕の部屋で聞いてくれる?」
どうしたんだ?という前にどんどんと言葉を話されていく。
「これは、…僕のこと。僕とみんなのこと」
「談話室で待ってるから、みんなを連れてきて」
「…でも、みんな忙しいからこれないかな」
「みんなが来れないのは分かってるだから気にせんとってや」
「雨が降り始めたね。」
「みんなが泣いてるみたい。」
お前は何を言っているんだ?なんて、言うが聞こえてないみたいに無視して話される。せっかくこいつら全員連れてきたって言うのにお前はいつも、いつも…ほんま勝手や
「僕の気分も沈んでいっちゃうなぁ」
「ほぉんと、…この世界って今後どうなるんだろうね」
「もう、…何も手につかへんねん」
みんなと入れないなんて無理だわ僕
いや、居るやんか。誰かが突っ込むようにボソリと呟く。
「ほんま、この世界とやらは素晴らしいなあ《It’s wonderful for me that world is moving now》」
「…皆が居なくなったあとでも回ってるんや 」
「ほんま、このおかしい日常に頭がおかしくなりそうやわ」
「そんでさぁ、すべてを投げ出したくなんねん
「|まぁ、そんな簡単やないけどさ《It’s not that easy」
「みんなが思ってるほど僕はそんな良い奴じゃない」
「みんなの方をみて好きだって笑えるから」
こっちをむいて、少し悲しい顔をしながら笑う。
「作り笑いだけど許して欲しい」
「もう何をしたらいいのか分からんよ」
その言葉に俺らは何も言えなかった
「だからもう一度どうしたら良いのか教えてや」
「内心とても、苦しいけれどでも笑うよ」
なら、笑うなって言いたかった。
「皆大好き」
本当にお前なに言うとんの、そう声を零しても悲しそうに笑われるだけ。悲しげな瞳の奥にある楽しげな思い出を思い出すかのようにまた大先生は話し出した。
「話があるんよ」
またか、…廊下を歩いているとまた呼ばれた。…あれ、またってなんや?初めて大先生に呼ばれたはずなんに…
「今夜聞いてや」
「僕のことについて話したいねん」
「談話室で待ってる」
「まぁ、でも皆は来れないか…。」
行けるけど、と言おうとした時、またこのやり取りをするのか。”また”か、と思ってしまった。
「分かっとんねん別に気にしてへん」
「皆を忘れられない」
”あぁ、ほんまにお前は馬鹿やな。”
「ほんと、僕は馬鹿だね」
「ほんま、いつもそうや」
「みんなは僕の瞳を熱くさせた」
「それはほんと、皆との思い出を思い出すから」
みんな…?俺らの話なんか?ほんまにお前は何を言って…
「…そう、皆のね。」
「僕は取り戻せないんや」
…ほんまに何を言ってるんや。だいせんせ。大先生に無理やりその話を辞めさせようとする人らもおった。でも、大先生はどんなに言われてもその言葉を止めることは無かった。ずっと後悔してるように。その瞳の向こうの記憶の向こうの誰かに向かって話しかけている
「いくつもの概念が僕を可笑しくしたさ」
いくつもの概念、その言葉と同時にこちらを見られる。いつの間にか光をともさなくなった瞳にこちらも怖くなっていた
「もし皆が生きていたら謝りたかった」
生きていたら…?俺らは生きとうよ?
「…でも、もう遅いんよ」
悲しげな瞳はゆっくりと、こちらをむき出して震えた声で言い出した。
「僕はみんなが思ってるほど優しくない」
「みんなの前で作り笑いする」
「僕は知らんし、…分からんのよ」
どんどんと鬱の瞳には涙が溜まる。
「なぁ、どうしたらええの?教えてや」
「ただ僕は悲しいんよでも、僕は好きって笑って言うよ」
「…毎日でも、笑って言おう。」
「ほんま凄いよな世界は変わらず回る」
「いくつもの星が綺麗に回ってる」
「また僕は頭がおかしくなった」
「また、ただ全てを投げ出したくなるんよ」
「そんな簡単なことやないけど」
「……、When you realize it,」
「everything will laug」
「On days like this wh」
「僕はそんな優しい奴ちゃうよ」
「目、…閉じてな。心からの笑顔で好きって言うんや。」
「ぼく、しらないし分からんよ」
「なぁ、教えてや。何をするべきか」
「…寂しいんや…でも、さよならって言うで」
「……さよなら。」
鬱はその日、地下室にこもった。
なんで、?と思い地下室を覗いてみると自分の”また”が確信へとかわかった。
『あぁ、なんや。そーいうことか。…』
棺が山のようにならんでいる。そこのひとつをあけると、目を閉じた。生気を感じられない自分が居た。
『…ほんま、彼奴は馬鹿やな。』
解説
原曲は、彼女と喧嘩した後に彼女が死んでしまい、他の彼女を作ったが死んでしまった彼女を思い出してしまうというものなのですが。このお話は、大先生が何回もループしてるという感じですね。まず みんなと、皆は違います。
皆は、鬱と一番最初に会った世界線での皆。みんなは、何回目か分からないみんな。
大先生は、1回目の皆と喧嘩をしてしまいます。その喧嘩はいつものような喧嘩でした。鬱はその日、くられ先生のところに行ってしまいました。戻ってくると、そこは廃墟になっていました。仲間の死体はゴロゴロと転がっていました。鬱は神様に願いました。皆とまた一緒に居たいと。すると、何故か世界は光だし喧嘩する前のみんなの姿があったのです。何回も、何回も、…喧嘩や、死んでしまうことがあり何回もループします。ついに耐えきれなくなった大先生は、ゆっくりとみんなに話があるんだと話し始めます。みんな忙しいから。と行っていますが、それは皆は来れないけれどと皮肉った言い方をします。2回目の大先生が話があるんだというセリフは、1回目とはまた違う世界線でのお話です。一回目のみんなもまた、亡くなってしまったのですね。2回目では”また”という言葉が増えます。みんなも段々と皆の記憶を思い出してきてるのです。さようならの後の話で地下室に向かったと書いてありました。大先生は、皆の死体を棺で管理しています。どういう方法なのかは分かりませんが、皆の死体だけは腐らないのです。視点主ですが、一応とん氏をイメージして書いてますが、他の方々で見て頂いても面白いですね。原曲のAbout_me聞いてみてください。私ホンマに大好きなんですよ。こんなに面倒臭い曲パロ普段はしないんですけど、この曲でどうしてもやりたい!って思ったのでやってみました。あと、翻訳とか全く違う文がありますが、まぁ気にしないでください。
翻訳、Google翻訳
イメージ、About_me人力ut。
表紙イラスト傘音。
コメント
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なんで、こんな神作品見逃してしまっていたのだろうか、、悔しい(;`皿´)グヌヌ 作品は安定の神作品 好きすぎる。悲しいお話好きだなぁ、涙溢れたぁ、、やっぱり傘音ちゃんは作品作るのうまいわぁ、