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第2話です
注意事項は前と同じです
今回腐要素もあるのでお気をつけて…
どうぞ
太「なぁに?ふょーどる」
太宰を見つめながら、魔人は静かに微笑んでいた
太「はなして、はなしてよ」
此奴のせいで探偵社を辞めさせられたんだ
今、目の前にいる此奴のせいだ
だけどあまり何も感じなかった
ただ早く死にたかった
フョードルはまだ静かに太宰を見つめている
太「やだ、しにたい、はなしてよ」
不思議と涙が止まらなかった
普段泣くことなんてないのに
ドス「太宰くん、」
フョードルが私のことを抱きしめてきた
太「なに、してるの」
ドス「太宰くんが泣いているので」
太「ぜんぶ、きみのせいだろ」
どうすればいいか分からなかった
全部此奴のせいなのに、優しくしてくれるのが嬉しいなんて、どうかしてるな
フョードルの腕の中で泣きじゃくった
気づいたら寝てしまっていた
ずっと寝れていなかったからだろうか
起きたら知らないところにいた
ああ、結局死に損ねたのか
もう何も考えたくない
ドス「ああ、起きましたか」
フョードルがやってきた
太「…」
ドス「ふふ、随分大人しいですね」
太「何がしたいの…」
ドス「貴方が欲しくなりまして」
ドス「天人五衰に入れるよう、既に話ならつけています。行くあてもないでしょう?
ぼくなら貴方のこと、幸せにできますよ」
少し考えて、小さい声で言った
太「うん…わかった」
少しだけ期待した
どうせ死ぬ予定だったんだ
探偵社に私の居場所はもうないのだし
もしかしたら天人五衰も悪くないかもしれない
もうどうにでもなれ
ドス「もう大丈夫ですよ」
また抱きしめられた
そして優しく撫でられた
ついさっきまで敵だったやつにそんなことされたくない
それも、自分を陥れたやつに
太「やめて、君にそんなことされるなんて、気持ち悪い」
フョードルは優しく微笑んで、私をベッドの上に押し倒した
ドス「愛していますよ、太宰くん」
太「え、流石にそれは、ねえ、聞いてる?」
次回R18だと思います
このまま太宰がフョードルに堕ちるか、
探偵社に助けられるか、
まだ決めてませんが
ドス太のRは描きます((