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〜翌朝〜
いつも通りの時間にアラームが鳴って起きる
最近届いたばかりの”夢ノ咲学院”の制服
少し着るのに時間がかかってしまう
真っ白のシャツに腕を通し、ボタンをとめてネクタイを結ぶ
こんがらがってぐちゃぐちゃになってしまう1年生の真っ赤なネクタイ
きちんと結んだら次にスカートに足を通す
短いスカートには少し抵抗があったけど、兄さんがルールだと教えてくれた
黒くて長い靴下を履き、最後に綺麗な青色のジャケットを羽織る
これで制服の準備はできた
次に身だしなみを整えるため、洗面台に行く
洗面台に着いてすぐに兄さんが起きてきた
寝癖で髪がはねていてぼやっとしている
俺は迷いもなく兄さんに挨拶をする
「おはよう!兄さん!」
「おう、おはよ……朝っぱらから声でけぇンだよなぁ…」
まだ眠くて思いの外いつもの兄さんではなく感じる
俺は顔を洗い、歯を磨く
いつも通りのルーティンだ
髪を結んでいると次は一兄さんが降りてきた
うちには兄が2人いて、区別がつかないから1番上の兄は兄さん、2番目の兄は一兄さん(ひいにいさん)と呼んでいる
言いにくいけどこれは区別をつけるため
兄さんも一兄さんもすぐに受け入れてくれたから
身だしなみを整えた後は朝食を食べる
朝はあまり食欲がないから毎朝メロンパンを食べて登校する
朝食を終えて時間になったら一兄さんと一緒に学院に登校する
この時俺は一日の始まりを感じる
一兄さんが最近あった事を話してくれたり、俺が一兄さんに話したり
本当に楽しい数十分間だと俺は思っている
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(♡10感謝)