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リクエストの続き
飛ばされた中間、Rあるけど見てた皆の方もある。皆の描写が大事かもしれない。
水黒メイン、桃黒要素あり。(黒愛されなので)
設定
この時点で黒とヤッた事あるのは水だけな気がする、赤は片想い乙女だし白は雰囲気やって笑っちゃってネタで終わりそう、桃は実際出来るけどそういう雰囲気を作らないからなんとも、青は普通にやる手前まで行くけど甘やかされるだけでやらなそう。
仕事の都合上合理的だからって皆寝食共にしてる。身長顔はイラスト準拠。フリーの殺し屋情報屋等で出来た集団で、団員<役員=幹部<頭首。役員は各会員リーダーで幹部は中間職みたいなもん。
赤:マフィアだと夢見がちくらいに感覚は一般的で三大欲求も均等くらい、ヤるなら好きな人だしなるべく幸せにいたい。けどなんかムーブが生意気悪魔。
水:三大欲求をメインで動いているので食べるし寝るしヤる気もある、その分よく働いてる。自尊心は低めなので基本欲求で動くというのは逃避が正しいかもしれない。
白:三大欲求で睡眠欲が少なめ、拷問してるのでそこまで寝なくてもいい感あった。偏見だけどふと気付いたらそういう雰囲気あるみたいなのやりそう。
桃:三大欲求全般強い、めっちゃ食べるしなんか距離近セクハラするし寝る。いつでもやれるっていう余裕で実際忙しくてそこまでしてなさそう。
青:今回は表と裏の社会的ストレスの荒波が酷くて食は無関心気味だし寝れんから生存本能的な性欲は強め。でも理性が強いのでそこまで手は出さない気がする。
黒:三大欲求は満ちれば大体何でも誰でもいい派。言うてそこまでヤってないし時期差がある。5人は好き。単純に愛されていることが好き、だけど無意識下皆は少し違う気が。
【出てくる言葉】
表側裏側:(結構下の方)造語というかこの店の隠語というか。裏は無法気味のホストぽい色々、どれいける(男女とか左右)かはバッチつけてるよ。表は二、三畳の部屋でストリップみたいな…金積めばペア変無しは好きなタチネコとかこれして!が指定出来る。二人から客はマジックミラーで見えん。制度の詳細はカットするけど色々やる度合いで金が飛ぶし金額高い方が採用されるので上限更新がパない。
【薬もどき:焦らしプレイ】
準備を終えてから表側の箱の中、鏡に向かって愛嬌を振りまいていた。
「今日どっち?」「んー、分からへんなぁ」
マジックミラーの下部にあるモニタを見つつ、珍しく均衡してるよね、なんてお話している。札束で殴りあっているのを見つつ、芸がないのでは仕方ないと彼を呼んだ。
「…なぁ、こっち見ろよ」「ん?仕方ないなぁ」
彼もその声色で察してくれる。身体を寄せ、どちらとも取れるように肩へ触れて、口付けを交わす。飽きさせないように、魅せるように動くのも今は手慣れたものだ。初心に顔を染めさせて、愛を享受するようにゆっくりと微笑んだ。
「今日も下だね、やっぱあにきが可愛いから」
「かっこいいからやないの、弟くん?」
彼に否定を貰いながら、少しづつ距離を詰められる。壁にもたれたままもう一度、深くキスをした。ゆっくり体の力を抜いて、恍惚を体現するように足を折って崩れ落としていく、そのまま彼へ主導権を渡すと、獣性の瞳で微笑んだ。
「どこまでシよっか、」「…ッ、言わせんなや!」
この言葉を皮切りに多額の金銭が飛んでいるのが見えている、横目で受付のカウントダウンを見つつ手を握って、天性の弟属性と兄貴という兄弟営業をしてみたりしていた。
「ねぇ、いつ皆くるのかな?」
こそこそ、と耳元で声をかけられる。身を反応させつつ、鏡だから分からんなぁと思ってみた。
「んー…わからん、いつやろな。来てるかもやし」
「…来たら僕、見せつけちゃおっかなって」
大袈裟に小悪魔を演じた彼にあてられるように顔を染めて目を背ける。こっち見て、と目線を合わせられ、なんだ本当にと軽く睨みを返した。
「あ、受付終わってる。今日は…どれ?」
「上二つ、やろ」
薬、焦らしプレイ、と二つの記載があり、読み上げるのはしなくていいかなと思いつつ頭に留めた。
「一つ目お薬だってさ、あにき飲む?」
「おん、お前に飲ませる訳いかんやん」
「わーい!あにきだいすき〜」
横にある棚からお薬と称された小瓶を取り出し、飲み干す。中身は血流促進が含まれているだけの甘い液体だ、あまりにも効果が高く、演技に支障が出るので本物を飲みたくないと相談した結果そうなった。プラシーボ効果とかも含めなので、多分彼はその事実を知らない。
「効いたらぎゅー、ってして?」
「ん…分かった、」
この舞台で使われる物は大抵即効薬だ、深く呼吸をしつつ飲んでから数十秒を待っていると、どくどくと大きく拍動がして空の熱が身体に回ってくる。効いてきたなぁ、と彼を軽く抱き締めても反応はしてくれない、見つめてもにこにこと笑うだけだ。
「…ぎゅって、してるんやけど」
「えー?あにきにしては軽くない?」
「普通にしてるし、ッなぁ早く…、まじあちぃ…」
必然的に荒くなる呼吸、急かすように深く口付けを交わしてできる限りに抱き締める。
「んふふ、よくできました!偉いねぇ」
乱したスーツを少しづつ解いて、肌を暴いていく。弱い部分だけを露呈している気がして余計に変な気分だ。
「ん、ッ…」
「あれ、誰かのキスマ残ってんじゃん、浮気?」
「は?お前が付けたやつやろが…!」
「僕だっけぇ、わかんなーい!もっかいつけていい?」
「…好きにしろ」
「やったー!あにきだーいすきッ!」
首筋に舌が伝う感覚がするそれに思わず体を反応させてしまう、リップ音を鳴らして付けられた跡は独占の証だ。
「…ッなぁ、今おれ、薬飲んでるんやけど?」
「んー?それがなーに?」
「…その…早くシないん、結構きつい…んやけど、」
「まだね。ほら、焦らしプレイってやつー?」
「あ”ー…忘れてたわ、そうやん…ッ」
「もーっと焦らしてあげる、我慢出来るよね?あにき♡」
「ッ…!このやろッ…♡」
しなやかな指先が自らの胸筋をまさぐっている、もにゅもにゅと揉んでいる指の冷たさは少しだけ心地好い。ついでと言わんばかりにこすられる先端から感じる悦楽は静電気のように身体に走っていた。
「ぅん、ッ…♡は、ぁ」
「そんな声出さないでよえっち、いじめたくなるじゃん」
「ッ何いうてん、わざとやないわ…!」
「わざとじゃないなら誘ってるってこと?」
「ゃ、誘ってもないし、!」
「じゃあ無意識に喘いでんの?僕そんなえっちな子に育てた覚えないんですけど!」
そりゃそうやん、大衆向けに作ってるんだから。そんな馬鹿なことを思いつつ、演技に集中を向けた。
彼は胸に顔をうずめ、連続的にリップ音を立てている。
「お前、に、ッ♡育てられて、ないわッ…つか、年齢的に逆やろぉッ!」
「えー?でも僕が開発したんじゃないのー?」
「それ、は…ッ」
「いいもん別に、ほら、シたいんじゃないの?」
そう言いながら、軽く開けていたズボンの中に手を入れて、勃ったモノに触れている。にこにこと笑いながら触れてくる青年は、
「早く下、脱いでよ」
なんて言ってくる。うるさいなぁ、と思いつつ体を浮かせて服を引いた。
「あ、じゃあ今日さぁ…立ってやっちゃおっか、」
「…ぁ、?え?」
ぐっと腰を掴まれ、股下に膝を立てられる。身長差のせいでどうともないが、さっきよりも観衆の目に晒される場所になったのは事実だろう。
「僕のだ、って言いたい気分なの!いーでしょ?」
「や、待っt」
強引に合わさった唇に舌を押し込まれ、強制的に黙らされた。壁に押し付けられると逃げ場もなく、興奮の材料になってなんだかもどかしい。まぁ出来たとしても仕事なので逃げることはなく、大人しく受け入れていた。
「…ッ、うぁ…ん♡」
「足、あげんね?解すから、」
「…もうやってきた、から、」
「え、でも」
「でもやない、ッ…ねぇ、早くッ…♡」
「もー、急かさないでよ、分かったから♡」
最初の方から外で見ていて、あまり気分がいいものではなかった。水色頭から貰ったパスポートのようなもので店に入ると、VIP席なる場所に通されたのだが、大きなソファとその前に投影されたボックスが見えている。画質が不思議なほど綺麗で、目の前にいるような感覚がしてどうにも、という感じではあった。
チャンネルを変えるように動かしていると、二人の姿があってなんとなく釘付けになってしまう。いちゃついてるな、と思っていると好きな人が顔を染め攻められ、と寝取られたような感覚がしてならなかった。
「…これどこまでやるん?」
「知らない、最後までやるんじゃない?」
「…」
「な、なんか、身内がヤってるの見るんめっちゃはず…!」
「でも見てるじゃん、いいの?」
「…悠くんおるし、いや知らんやつと悠くんがヤってても怒るけど、なんか、いやまず悠くんエッロ…」
「りうらなんて黙っちゃったよ、初心な童貞boyめ」
「ん、?え?…は!?ちげーし!」
「そんな否定しなくてええんよ、こいつもそうやで」
「こらこら、俺のやつまで言うなよ」
「まぁ全員童貞やろ知らんけど」
「…」
「…え、まじ?」
「いや、否定はしないけど…」
「…やめよ、誰も幸せにならへんわ」
「んぁッ♡♡」
黙った瞬間、そんな声がして一斉に振り向いたのが見える、というか一番後ろに座ったので必然的に見えた。
「ッ、や、まって、やぁ♡♡」
「待たないもん、早くって言ったのあにきでしょ?」
「言った、ゆったけど、♡ちが、♡♡」
「言ったけどなに?」
「ッあ、♡♡ゃ、はげし、ッ♡♡ぁう、♡♡」
一緒にいるからこそ思う演技らしさ、というのだろうか、想像の中の彼とはかけ離れた甘く女々しい嬌声。これが本当の彼か、単純に快楽に弱いというところなのかと言われれば判別はつかない。だか目が離せなくなってしまう。声を聞いて、彼を見て。次第に下腹部へ、ずくずくと熱が溜まっていくのは事実だ。
「…」
全員が押し黙ってしまった中では二人の声しか響かない。それぞれ何かしら思うところはあるのだろうが、俺はどうしようもなく時間が過ぎるのを待っているだけだった。
「んっ♡♡」
「ほら、こっち向いて?」
「…ん、よしよし、いいこ。」
「ねぇ、あにき。俺のこと、好き?」
「
がたん。
大きな音がしてそちらを向くと、白い髪が激情に揺れた。
「…ッごめん、俺、ちょっと、聞いてられへんわ。外で待ってんね?」
「あー、俺も行くよ。一緒に待ってるね」
2人で部屋を出た後、大きな音を立ててばたん、と閉じた重苦しい扉。
「…やばい、まじ、」
「それはどっちの?野暮だけど聞いとくね?」
「いや、エロいなとは思うんやけど、一応ライバルやん?抜け駆け…というか、見せつけられた感じが、ちょっと」
「多分そうだよ、見せつけてんの。宣戦布告でしょ、なんか大人舐めんなよって言いたくなるね」
「はー…てか、あれさぁ…演技だと思う?」
「まぁ俺からすれば、だけど…可愛こぶってるな、って感じはある、けど全部嘘かって言われると、どうとも」
「…だよねぇ」
「勃つもんは勃つけどね、男の子だし。」
あはは、と笑って言いのけると控えめに、俺も。と返ってきたので取り敢えず、連絡だけ入れて一緒に帰ることにした。オーバーサイズの服を着ていると、下がどうであろうと見えないので楽だ。
「…まぁあれやんな、俺らもヤればどうともなるよな、」
「確定はしてないし、一応。あとここ職場だし?取り敢えず俺らも頑張ろーよ」
「んね。なんかちょっと落ち着いたわ!」
「俺はまじで落ち着かない、色々が」
「…いや、うん、あのー、分かるよそうやんな、」
「後で聞こっかな、それくらい怒られないでしょ」
そして後日、皆と付き合うと約束した後二人になった時だ。
「あ、そういえばなんだけどさぁ」
珈琲缶を手に、自販機の前でお疲れ様、と駄弁っていた。仕事が終わってから、近くのコンビニは改装中なので、と来た場所で丁度出くわしたのだ。
「なに?」
「店?で見に行ってヤってた時あるじゃん」
「あるなぁ、どこから見てたんあれ」
「んー、まぁ途中からね。それで聞きたいんだけど」
「ほんま?まじで居たんか、びっくりやわ」
くすくすと笑って返される。
「んで、なに?」
首を傾げ、顔を伺った彼は不敵な笑みを浮かべていた。
「あの…さ、あれって演技だったの?」
「好きって言うてたやつ?別にそこまで違わへんけど」
「そこじゃなくて!えっと…声、って言えばいいの?」
「あーうん、それは演技。気持ちよさはあるけど、いわゆるAVとかそういうのと同じよ」
作ってんの、と缶を回して、目を流す。苦笑する彼は多分、何回かこんなことを聞かれているんだろう。
「そう、なんだ」
「…あれ普通なの、期待してたん?」
顔を覗き込んで、じっと目を見据えている。
あぁ、この人は手放しては駄目だ。そう実感する儚く、今に壊れそうな黄色の瞳だった。
「いや、違くて…初兎とちょっと、話してたんだよね。演技なのかマジなのかって」
「んぁ、そうなん。じゃあ…試してみる?」
「え、あの」
肩を合わせ、下を向いて。俺の反応を聞くと、ゆっくり顔を上げた。
「んはは、冗談よ。素の俺はお前らの前だけやから、あんなとこでやらへんよ」
いたずらに笑った彼を見て黙っていると、
「なに?」と聞いてきた。
そんな様子を見て、もう逃げられないように。そう思って、彼の手をぎゅっと握る。
「…あの、今度まじでヤりませんか」
「う、ん…?」
「結構俺さ、本気にしてるんだけど」
「ぁ、え、っと」
「…嫌?」
「いや、や、ない…です、」
顔を染めて目は合わせまい、と逸らすものの、握っていた手を絡め、恋人繋ぎにしてくれた。
「また今度、な?」
次回へ続く