え?また掛け餅したなって?
…^^(銃構え)
…リピートアフターミー^^
これは掛け餅じゃない!
この世界には「妖」(あやかし)と呼ばれる人間でも動物でもない謎の生命体がいる
妖は…昔は人間と友好的に接していたが、ある日から敵対するようになってしまった
それからたくさんの戦いが起き、多くの人が犠牲になった
十色「…」
今日もいつものようにコップを洗う
喫茶店の店主をやっているもののコーヒーを淹れてる時間より
コップを洗っている時間の方が長いという悲しい現実…
まぁこういう雑用は慣れてるからいいんだけど…
妖「十色(といろ)兄さん!」
オレンジ髪の男の子が僕ににこっと微笑みながらメモ帳を手に取る
妖「そろそろコーヒー豆が切れそうなのでヒイロさんのお店に買いに行ってきますね!」
…この喫茶店を1302年間やってきてこんな真面目な子は初めて見た…
…ちなみにヒイロさんとは魔法店を営んでいるお姉さんであり、僕の店のお隣さんだ
…よく喫茶店にも遊びに来てくれる常連さんでもある
十色「ありがとう、妖(よう)…よろしくね」
買い物に出掛けた彼が見えなくなるまで手を振った
死華「…いい子だよね~妖君、君と違って」
十色「一言余計だよ、死華(しか)」
存在を消して隅の席で座っている死華に目を向ける
…ちなみに死華はこの喫茶店によく遊びに来る死神だ
…街で魂刈りでもしてたらいいのに
死華「だってさ~妖君って真面目で優しくて…気遣いもできるすごい子じゃん、しかも顔が良い」
…反論できない
十色「…ここにいるのを選んだのは妖だからね、僕は知らないよ」
死華が飲み終えたコップを手に取る
死華「あ、マスターカフェオレ」
十色「はいはい…でももう13杯目でしょ?」
そう正論を言うと死華は唇を尖らせた
死華「…何?太るって?」
…マズい、女の人みたいな見た目だから何も言えない…
…謎の叫び声が店の外から響く
死華「…妖(あやかし)かな」
そう言いながら彼はイスのそばに置いた鎌を手に取る
十色「いいよ、僕が行く」
そう言って近くに置いておいた銃を手に取る
…これを初めて手に取ったのは何年前だったか
死華「…まぁいっか、何かあったら言ってよ?死んだら困るのは僕なんだから」
…慈悲無いな、さすがは死神
十色「大丈夫、僕『死ねない』から」
そう言って彼に微笑みかけ、店の外に向かった
鳥の鳴き声と木々のざわめきが聞こえる
空気が気持ちいい…が、そんなことを思っている暇はない
妖(あやかし)は殺さなければいけない、例え妖(あやかし)が人間的思考を持っていたとしても
…後ろに視線を感じる
後ろを振り向くと妖(あやかし)が僕の脳目掛けて手を振るっていた
妖に向かって銃を撃つ
…いつまで経っても手が震える
妖(あやかし)「…」
…一応目と腹に撃ったつもりだけど…あまりダメージは受けていないらしい
妖(あやかし)「…」
今度は妖(あやかし)が僕に向かってナイフを振るう
横にすり抜け妖の頭を銃で叩く
十色「…」
ぴくりとも動かなくなったのを確認してから、店に戻る
妖「…十色さん?」
聞き慣れた声に振り向くと、妖が怪訝そうに僕を見つめていた
…両手にコーヒー豆の袋を抱えながら
妖「見てください!ヒイロさんがサービスしてくれたんですよ!」
そう言って僕にあるコーヒー豆を見せる
…ハート型に切り抜かれたコーヒー豆
十色「…そっか…あの…そろそろ戻ろう」
この血の匂いと妖(あやかし)の死骸を見て妖が不快に思わないか
不安になりながらも、その思いとは裏腹に妖は顔色を変えなかった
妖「そうですね!ここは血生臭いですし!」
彼はにこにこしながら言い、僕を追い抜かして店に戻っていった
…
…あの子は…
はい、ストーリーを詰め込みすぎました主です^p^
一応キャラ紹介を…
名前 秘衣空 十色
ふりがな ひいがら といろ
性別 男
種族 ???
能力 なし
ある喫茶店でマスターをしている、女の人に弱い
名前 妖
ふりがな よう
性別 ご想像にお任せします
種族 ???
能力 なし
十色の店で居候している子、自分の種族のことをよく思っていない
名前 死華(正式名称 シーナルト・カグレン)
ふりがな しか
性別 男
種族 死神
能力 なし
よく十色の店に遊びに来る死神、かわいい見た目のため、よく女に間違われる
ちなみにこの子達はありませんけど…能力持ってる子はいます!!
また新しいキャラが登場したらキャラ紹介しましょうかね…
それではおつとあ~!
コメント
25件
ふぁいとぉ〜
妖、、あぁ、あの弱っちい奴らか、もっかいこ〇したいけど異郷口開くのめんどいからなー、
好き!!!!(以下略((()