国を出て森に入って少しすると霧が出てきた
視界が囚われて危険だ
tn「危ないでぐるさんいったん帰った方がええ気ものをするけど…」
ぐんぐんと先を進むグルッペンの後ろを歩くトントン
gr「何かあってからだと遅いからな」
tn「俺らの身になんかあってもあかんけどな 」
急いで出たから二人とも武器ぐらいしか持ってない
「攻撃は最大の防御なり」らしい
奥に進むと少しずつ霧が晴れてきた
gr「やっぱりか」
グルッペンはそういいなら笑った
予想が当たってたらしい
tn「…なるほどな人工霧ってとこか」
gr「あぁ5年ほど前の写真には霧なんて写ってなかったからな」
tn「…しっかり総統しとるわ(失礼)」
ボソッと悪態を付きつつも前に進む
tn「あでっ」
トントンが何かにつまづいて転けた
何か出っ張りのような…
gr「おぉあったゾ」
出っ張りの回りの葉っぱや土を除ける
どうやら地下シェルターのようなものが出てきた
gr「昔はこの辺りかなり爆発されてたらしいからなぁ」
「地下シェルターか…」
グルッペンがどこか嬉しそうに言う
戦闘狂と言うよりかは戦争好きだな
開けると案外きれいだった
誰かが出入りしてるらしい
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あれから一時間はたってるだろうか
地下で研究をしてるやつらを殲滅するつもりで動く毒素
急にグルッペンが止まった
gr「…お前ら」
tn「ぐるさん何しとるんや?」
「救助は殲滅させてからやないん?」
gr「…なぁこれが終わったらお前ら軍に入らないか?」
前髪が長くよく顔のわからない小さな少年と少し勇敢さのある少女に話しかけた
二人はだんまりだ
gr「だったら先に名前を教えてくれるか?」
tn「ん”ん君たちこんな黒くて怪しい人がいたら逃げるんだぞ」
「あと名前も…」
sya「俺はシャオロンや!」
rbr「俺はッロボロやッ」
tn「やだこの子達の将来が心配」
gr「シャオロンとロボロか…ええ名前やな!!」
マブダチ「!!!」
ボケにまわるトントン(スルー)
二人の名前を聞き満足げなグルッペン
なぜか瞳を輝かせて半泣き目の二人
これが不思議な少年たちとの出会いだった
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我々だ軍本部にて
ロボロとシャオロンはを連れて帰った
他にも捕まってた子達は皆親の元に返したと
紫「…あのさぁグル兄俺誰か連れて来るときは一言言ってっていったよね!」
本部に帰ると第3王子のななもりが待ち構えてた
グルッペンの弟に当たる(母親は違う)
完全に忘れてたのだろう青い顔をしていた
紫「で?君たちはグル兄に連れてこられたの?」
二人に目線を合わせて問いかける
コクリと二人は頷いた
tn「悪いな俺が連絡入れとけばよかったな」
紫「いえトントンさんが悪いわけではありません」
謝りあいを済ませトントンは子供達の方を向く
ななもりと同じように少し屈んで目線を合わせて
tn「浴場空いとると思うけん入ってき?」
「あとぐるさんも返り血落としてき」
マブダチ「わかった」
gr「わかったゾ!!」
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三人で脱衣場に入る
まだ明るい時間帯だからか人は見かけない
シャオロンはまだ小さいし一緒に入っても大丈夫かと考えつつ服を脱ぐ
rbr「…なぁシャオロンは男やぞ」
ロボロがグルッペンの背中をツンツンとして言う
なるほどななどと呟きながら三人でお風呂に入る
二人で楽しそうに湯船で遊んでる
それを遠目で見るグルッペン
…異様だな…
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お風呂から上がりトントン達が待ってる部屋へと向かう
湯船ではしゃぎすぎたのか二人は眠そうにしてる
二人を抱っこし歩くグルッペン
部屋に入るなりトントンから「ぐるさんがお兄ちゃんしとる…」と言われた
ps「…んこれでオッケー」
寝ちゃったマブダチ組に何かをするしんぺい神
神がのいた後に二人を見る
ロボロには天の字雑面が、シャオロンには豚のヘアピンがついていた
tn「お前どこからこれ持ってきたん?」
ps「んー神だから✌️」
gr「…まぁいいゾ」
後日から二人は軍の一員として読み書きや計算等をトントンから指導してもらってると言う
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