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圖阿です!
新連載です!
推しに『この🦁🍣♀️の小説好きだな』って思ってもらえるようなものを書きたい一心で、書き始めることにしました✨
それではどうぞ!
・・・
🦁side
今日俺は、ある村にやって来た。
🦁「乾ないこ………お前を連続殺人の容疑で逮捕する」
🍣「……………」
1人の女子高生を逮捕するために。
クラスメイト「…え?乾さん殺人犯なの?」
クラスメイト「わかんないけど、警察来てるってことはガチじゃん」
クラスメイト「今まで普通にしてたけど、人殺してたんだよね?どんな神経してんだよ」
クラスメイト「待って…こんな近くに殺人犯いたとか気持ち悪すぎるんだけどッ…!」
俺の言葉を聞いた教室の生徒たちは口々に何か言っているが、正直そんなものはどうでもいい。
俺はここにこいつ逮捕しに来たんやから。
🍣「……………」
警察「……ちょっと獅子尾さん……あの子めちゃくちゃ怖いんですけど」
🦁「警察のくせに、いちいちびびんなや」
警察「だって💦」
手錠をかけ、護送車に乗せた。
手錠をかけるときも、周りのやつらに口々に何か言われても、車に乗せられるときも……なんの反応もこいつは示さなかった。
警察「…………あの子……少し可哀想ですよね…?」
🦁「はぁ?お前なにアホなこと言っとんねん」
警察「だって……あの子今回のことがきっかけで死刑になるんですよ………手を出してしまった子が悪かったとしか言いようがありませんよ」
🦁「はぁ………お前なぁ……仮にも警察がそんなこと言うな。犯罪者は犯罪者。それだけや」
🍣「………死刑になるの…??」
すると、俺たちの話を聞いていたのか、何の反応も見せなかったこいつは話しかけてきた。
🦁「それがなんや…?」
🍣「死刑って確か……18未満はならないんじゃなかったっけ?あたし……一様まだ17なんだけど…」
そう。日本では一般的に18歳未満に死刑を言い渡すことはできない。
けれど……今回は状況が違った。
🦁「お前が殺したやつの中におった一人の男は、警察に圧力をかけることのできるやつの一人息子なんや…」
🍣「……あぁ…なるほど……そういうことね。あるんだ…本当に……そういうえこひいきってやつ」
🦁「口を慎め。これはえこひいきやない」
🦁「………俺やって好きでこんなことしてるわけやないんや((ボソッ」
警察「ごめんね。君は本来なら刑務所に入って懲役刑なのに……こんなことになっちゃって」
🦁「おい。犯罪者に感情移入するな」
警察「けどッ……かわいそすぎますってッ…!!」
………やっぱりこいつ警察向いてないな。
死刑を行うために、俺らは車を走らせていた。
この村から拘置所に向かうためには、必ず崖付近の道路を通らなくてはならない。
しかも、小さな村のため、ガードレールなどが設置されておらず、一歩間違えれば真っ逆さまに崖の下だ。
慎重に走っていると、突然目の前を子どもが横切った。
俺は咄嗟にハンドルを切ったが……運悪く…車は崖に落ちてしまった。
『…………ぇ……じょ……あな……?』
………ッ……なんや……誰かの声が聞こえる。
俺は目を開けると、目の前には捕まえた乾ないこがいた。
🍣「……ぁ……よかった…生きてたんだ」
🦁「…ッ…!……ここ…どこや…?」
🍣「崖から落ちたんだよ」
そう言って、指さす先を見ると、ボロボロになった車があった。
そしてすぐ横に、一緒にいたはずの警察官が横たわっていた。
俺は一目散に駆け寄り、呼びかけた。
🦁「…ッ…!!……おい!!おい!しっかりしろッッ!!!」
けれど……あいつは返事をしなかった。
🍣「………………無駄だよ………その人……もう死んでる」
🦁「ッ…!クッソ……!!なんで…ッッ!((ポロッポロッ」
🍣「あたしたちは運よく助かっただけ。その人は……だめだった。」
🦁「…ッ……!!」
🍣「……………ねぇ……これからどうするの…?」
🍣「車…なくなっちゃったけど……」
🦁「どうするもこうするもないわッ…!((ゴシゴシ」
🦁「俺はお前を拘置所に連れていく」
🦁「俺は……警察官として仕事をやり切るだけや」
🍣「……そ♪…安心した」
🍣「それじゃあ、これから拘置所までよろしくね♪」
🍣「警察のおにいさん♪」
そう言って、笑うこいつを見て俺は再認識した。
目の前で血まみれになった人間が倒れてるのにこいつはなにも思わないどころか笑ってやがる。
つくづくこいつは殺人犯なんやな。
続く
・・・
見てくださりありがとうございました!