名取「何買おっかなー、」
『あ、あれ取って』
名取「これ?」
『うん、!』
『これ美味しいんだよー、
食べるとき1口あげようか?』
名取「じゃあ遠慮なく〜」
『その代わり先生のも1口ちょうだいね』
名取「はいはい」
『はい、1口あげる 』
( クリーム入りメロンパン )
名取「ん、うま」
『でしょ〜っ、!!』
『先生のもちょうだい、!』
名取「はい、」
( 唐揚げ弁当 )
緋山「ギリギリまで言わないつもりだと
思うけど言った方がいいと思う」
白石「うん、そのほうが紗奈ちゃんも
残りの人生を楽しく出来ると思うし」
藍沢「、あと1ヶ月もしたら
大学は行けなくなる.」
藤川「藍沢でも治せねーなんて
神様は酷いやつだな」
冴島「せめて1ヶ月の間
友達と遊んだりしたほうがいい.
わたしは紗奈ちゃんにとって
悔いのない人生を送らせてあげたい」
藍沢「それは俺でも同じ気持ちだ.」
緋山「だったら言ってあげなさいよ!」
白石「でも、わたしが
藍沢先生の立場だったら言ってあげるな」
藤川「俺だったらホントのこと言って
本人の意思を尊重する!」
藍沢「…わかった、いまから伝えにいく」
緋山「よし、言ってきなさい!!」
白石「ちゃんと言うのよ?」
藍沢「、」
『あ、藍沢先生』
藍沢「紗奈.伝えたいことがある」
『なに?』
藍沢「病室に行ってからだ」
名取「俺も行きます」
藍沢「ああ」
『で、なんなの?』
藍沢「おまえは、あと余命4ヶ月の心臓病だ」
『は、…?』
名取「、!!」
藍沢「大学に行けるのはあと1ヶ月だ」
『、にいちゃんはいつから知ってたの?』
藍沢「…紗奈が中3のとき」
『ッッ…!!!』
『なんでもっと早く
言ってくれなかったのっ、!!!!』
『わたしだってまだ医師になってないし
病院のみんなに会ってから
一年も経ってないからもっと過ごしたかったし
もっと、もっと友達と遊びたかった!!!!』
名取「紗奈ちゃん…」
藍沢「… ( 紗奈を抱きしめる ) …すまん」
『にいちゃんのばかぁっ…ボロポロ…』
『名取先生も嘘ついてたし…グスッ』
名取「?、あー…口止めされてたから…」
『ッッ……ボロポロ…』
白石「紗奈ちゃん、」
『…グスッ……白石先生…』
緋山「藍沢はバカだからね.紗奈ちゃんに
迷惑しか掛けれない」
白石「だから許してあげて?ね?」
『…いちご大福買ってくれたら許す…』
藍沢「、わかった」
『…モグモグ…』
名取「………ナデナデ」
『ん、……』
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