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続き!遅くなってすみません!
敦 太宰さん、すごかったです。あんなに早く作戦を立てられるなんて。
太宰 森さんは人使いが荒くてね。まぁ君も前に進めるように頑張りたまえ。
敦 はい‼︎
国木田 お前、ポートマフィアではいつもあんな感じなのか?
白瀬 っ、、、どうなんだよ?
中也 ちげぇよ。
敦 えっ、、、?
太宰 中也?
国木田 中原、違うとはどういうことだ?
中也 太宰、話しても大丈夫か?
太宰 はぁ、、、他人に話させるのは嫌だけど、中也ならいいよ。私は少し離れるね。私がいると話しづらいだろうし、、、トコトコ
中也 あぁ。
国木田 先ほどの話に戻るが違うとはどういうことだ。
中也 俺の知る太宰とテメェらが知る太宰はまったく違う。テメェらが知る太宰は自殺ばっかでサボるやつだったが、やる時はやる奴だ。優しいし助言とか名探偵の推理説明とかしてたんだろ?
国木田 あぁ、そうだ。
敦 太宰さんにはいつも助けられています。
中也 俺の知る太宰はテメェらが知っている太宰と違う。俺の知る太宰は冷酷でマフィアになるために生まれてきたような印象をもっていた。そして、わずか16歳でマフィア史上最年少幹部になり、右腕として育てた太宰のことを首領は溺愛した。
福沢 最年少、、、
中也 そして、マフィアにとっての不幸は「太宰が敵であること」と噂され、一人で組織のおおよそ半分の利益を稼いだ。彼奴が倒れればマフィアは穴だらけだ。
国木田 組織の半分だと、、、
敦 すごい、、、
中也 俺もあいつの思い通りになるのは癪だが、あいつのたてる作戦は気に入ってるんだ。
白瀬 は?どういうことだ、中也?
敦 お二人は仲が悪いんじゃ?
中也 あぁ、俺はあいつのことが嫌いだよ。自殺ばっかしてるし、めんどくせぇし、バカにしてくるし。
だかな、あいつの立てる作戦は抜け穴がなくて完璧なんだ。どこまでも無駄を省き、合理性を求めてくる。そして、俺が動きやすい戦場を用意してくれる。だから、俺も思う存分、力がふるえるし、動きやすい。失敗はねぇから安心できる。あいつなら背中を預けても問題ねぇと思ってるしな。
国木田 たしかに、太宰の作戦には穴がないから助かっているが、、、
中也 それに、あいつは俺のことを誰よりも知ってるんだ。俺の異能がどれだけ強力でもあいつは俺を人間って言ってくれんだ。
敦 人間?
中也 あぁ、俺のもつ異能は強力でな。触れたものの重力を操る。だかそれには、汚濁っていう形態があってな。俺の異能の最終形態なんだ。
国木田 汚濁だと?
中也 あぁ、教える気はなかったが、テメェらもいずれ知ることになるからな。これも、
俺と太宰が組んでいる一つの理由でな。汚濁状態に入ると、俺の体にあざのようなものが浮き上がって、俺の異能の本当の力が解放され、周囲の重力子を操れるようになる。自身の質量密度を増加させ、戦車すら素手で砕ける。だが、汚濁は太宰がいる時でないと発動できねぇんだ。
福沢 なぜだ?
中也 制御ができねぇからだよ。汚濁状態に入っちまうと、俺の力が暴走しちまうから、俺一人の力ではどうにもできねぇんだ。そして死ぬまで暴れ続けることになる。だから、太宰がストッパーになっているんだ。ただ、止めるタイミングが遅くなると、俺は死ぬから結構、覚悟がいるんだよ。
敦 命を預けるなんて、すごい信頼ですね。
中也 あいつは、俺が汚濁中の姿も力も目の前で見てる。誰よりも、俺の力のことを知ってるくせに、あいつは一度たりとも俺のことを化け物だと言わなかった。だから安心できるな。
敦 そうなんですね。
国木田 太宰は中原を信頼しているし、中原も太宰を信頼してるんだな。(現相棒としては気にくわないが、、、)
中也 お互い、嫌いなとこも気に食わないこともあるが俺とあいつは相棒だ。あいつの隣も俺の隣もお互いにしか務まらねぇよ。
敦 、、、あと一つだけ、、、いいですか?
中也 なんだ?
敦 話しが変わってしまうかもしれませんが、、、僕たちがマフィアに来た時、太宰さんから説明を受けて、疑問に思って、、、絶対ではないけど、自分以外信じちゃダメって、、、
中也 あぁ、そのことか、、、
国木田 たしかに、簡単には信じることはできないのかもしれん、だが、、、
中也 これは実戦してもらった方が早ぇかもな、、、
敦 どういうことですか、、、えっ?
中也 チャキ (ナイフ)シュン
国木田 敦!!
敦 バッ(避ける)くっ!
中也 避けたな。筋はいいが危機察知が遅いな、これが本気なら一瞬で殺されてるぞ。
谷崎 何されたんですか?見えなかった。
国木田 俺もだ、、、
敦 僕も、、、異能が無ければ避けられなかった、、、死んでたかも、しれない。
中也 こんなもんか、まぁまぁだな。
国木田 中原!何をしたんだ!?それに殺されていたとはどういうことだ?
中也 それが見抜けねぇのか?俺は今、こいつに向けてナイフを使っただけだが…これが太宰だったら、俺から異能と武器を使用不可にし、逆に嵌めるなんてこと、朝飯前でやってのけたぞ。
国木田 なっ!太宰は戦闘要員ではないはずだぞ。
中也 たしかにそうだ、彼奴は戦闘向きでもねぇし、持っている異能もそういった関連じゃねぇな。だが、戦えないとは言ってねぇ。 あの芥川の戦闘訓練を担当したのは太宰だ。
敦 あの芥川を?
中也 あぁ、俺も体術に関しては芥川を鍛えるために手伝ってたからな。少しは分かる。
国木田 どうだったんだ?
中也 ダメダメだ、彼奴が呆れるのも分かるほどにな。隙はあるし、独断専行ばっかだし、んで真っ正面から狙ってくるしな!
敦 そんなに、、、?
中也 俺だったら、後ろから隙をみて狙うか、一度触れたものなら重力操作が通じるからそれで動きを封じるかするがな。俺より強ぇやつだったらの話だが。
国木田 、、、
中也 俺と太宰が組めたもう一つの理由、教えてやるよ。それは、俺と太宰が同等の力を持っていたからだ。
福沢 同等?
中也 あぁ、彼奴の頭脳と俺の戦闘能力,その二つを持てして、マフィアの戦力とした。お互いに弱点を補ってな。そして、俺と太宰がそろった時のみ双黒は本当の力を解放したんだ。それができたから、俺と太宰は同等だって言ったんだ。
だから、これだけは覚えておけ。双黒は一人が欠けたら、半分になるじゃねぇ。一人が欠けたら消滅するんだよ。
敦 、、、あの、もしよろしければ、僕にも訓練つけてください。
中也 っ!本気か?
敦 はい、今の僕の力ではお二人に並べません。それに芥川と組んで足手まといにはなりたくない、、、お願いします!
中也 、、、分かった、そこまで言うなら、つけてやるよ。ただ、甘くはねぇぞ?
敦 分かりました、ありがとうございます!
ここで切ります。読んでくれてありがとうございました!