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こうゆうのガチで好きblも大好きだけどね HAHAHAꔛ ᐛ ꔛ
なおゆあ
シリアスめです
なんでも許せる方はどうぞ
話がとびとびなので意味分かんないです
ある夏の暑かった日、
「荷物、まとまってる?
こっちからも後で送るけど、必要最低限は持ってってね」
「大丈夫です、ゆあんくんもそこまで荷物無いみたいだし」
「うん、届けてほしいものしかないし」
「そっか、じゃあそろそろ出発だね。 」
寂しくなるな、とじゃぱぱが言った
たっつんとか、他のメンバーは、またすぐ会えるし撮影も遠くからでも一緒にできるから
大丈夫だよ、と言って俺と、なおきりさんとついでにじゃぱぱを励ましていた。
「寂しいのは皆一緒だし、そこまで遠くないんで大丈夫ですよ。
一際ついたらまたシェアハウスにも顔出しに来るんで、待っててください」
一際つくのっていつ頃だろう。というかおれら、
これから、
「…電車、時間、あるんちゃうの? 」
「あ 」
「そーですね、ちょっと寂しいけど。
…行こっか、ゆあんくん」
「うん、ま、じゃーね、皆。」
がたん、と電車が揺れた。
早く離れたかった
そんな気持ちがメンバーに伝わってないか、伝わってたら最後の最後まで迷惑かけてほんとにだめだなーと適当に乗った電車で反省していた
とにかく、早く出たかった、今からおれらのすること、全部みんなにバレてるかもって思ったら
またね、とかふざけた事とか、全然言えなかった
というか笑えてたのだろうか
そんな事考えたってもう無駄でしかないんだけど
「ゆあんくん」
「なに」
「なんで、またねって言いかけてやめたんですか」
「なんでって…、もう、また、なんて無いでしょ、おれら」
「……目的地まだまだだから、寝ててもいいですよ 」
今日の夜は長いので。
「うん」
おれは電車の揺れに任せて
なおきりさんの肩に身を預けた
あったかかった。
そーいえばなおきりさんに
なんでそんなぬくいの、と聞いたことがあった
なおきりさんは、夜はさむくて、つめたいから
ゆあんくんをあっためるために頑張ってるんだよ
と冗談混じりで言われた事があった
全部全部おれの為、って言ってくれてた
うざいとか言ってたけど本当は嬉しかったなんて。今言ってももう遅いよね。
「……く、ゆあんくん。もうすぐ着くよ 、
目覚ましてね」
やさしくて、慈しむような声が耳が拾った。
「…どんくらい寝てた?」
「1時間くらい?多分ね」
短いなぁ、まだ寝たい、と呟けば
終点まで行ってみる?乗り過ごしますかー
と言われた
「んーん、もうすぐ着くってことは
目的地があるんでしょ。行こ」
話してる内に目が覚めて、
おれは彼の手をとって、降り口に向かった
おれらのタイムリミットはもうちかい
今日は、暑かった。少し前までは長袖で過ごす程だったのに、今日は半袖で過ごした方がいいかも、なんて言われていた
が、おれとなおきりさんはおそろいのパーカーを着ていた。
初デートのとき、その場のノリで買って、
中々着る機会が無くタンスの奥深くに仕舞われていたのを引っ張り出した。
「…ここだ、思ったより早く着いた」
「…海か 」
「、きれいでしょ 」
「…座ろ、夕焼け、見よう。」
前々からなおきりさんは、
海で、綺麗な夕焼けをゆあんくんに見せてあげたいな〜と言っていた。
太陽がだんだん下がって、海に反射して、
それが、パンの上でじりじり溶けてるバターみたいでちょっと面白い、と。
「…ほんとに、バターみたいだったなぁ」
太陽がとっくのとうに沈んで、やっと出た言葉がそれだった
「最初の感想がそれですか」
「綺麗だけどね、言われたらそれにしか見えない。」
「…一緒に見れてよかったです」
その言葉を最後に、また黙って、
ただただ2人で海を見ていた。
ふと、どんな顔してるのか気になって彼の方を向けば
既に此方を見ていたようで互いの目が合った。
「…ゆあんくんの目って、綺麗ですよね
夕焼け色」
「うそ、照れるなぁ。なおきりさ…なお兄こそ。
夜の色、深い綺麗な色だよ」
珍しくなお兄と呼んでやれば
こういうときだけ、と呟いて
ぎゅっと抱き着かれた
抱き返すと、今までに無いくらい強く抱きしめてきた
普段は痛い。と言って多分軽くあしらうけど
ずず、と鼻水を啜るような音が聴こえたから、
許してあげた
少しすると彼はゆっくり離れて、
おれの顔を見つめていた。
目元が赤いから、多分、俺の予想はあっている
「…行きましょ、 」
なお兄は、立って、おれに手を差し出してきた
王子様みたいで、かっこいいな って思った
いっぽいっぽ、こけないように、
砂浜をあるいて、海に向かって足を進めた
足元が冷たくなる。
靴の中に水が入ってきて、
靴下が濡れていく感覚がある。
それでも、手を繋いだまま、歩いた
おそろいのパーカーの色が濡れたとこまで濃くなってて、
お気に入りの色だったのにちょっと残念だなーと思った。
「なお兄」
「はい、」
2人で居なくなったところで、からぴちは変わらないよね?
「…さぁ?」
こんな場面なのに、腑抜けたような返事が返ってきて、ちょっと呆れてしまった
でも、いいか、ずっとふざけてきたんだから最期もふざけるくらいの気持ちで
「今度、どこ行きます?」
「どこでも 」
「じゃあ、僕がセレクトしますね」
「うん、ご飯はななきちね」
「…善処します。」
くだらないことを喋っていれば、いつの間にか
体の半分以上が海に呑み込まれていた。
「…ゆあん、くん、……、ゆあん。 」
「ん」
「だいすき」
いかなり抱きついてきて
こっちに体重を掛けてきたから、耐えきれなくて
バランスを崩した
焦って口で吸った空気は水で、水が体の中に入り込んでくる
覚悟はしてたけど、予想してなくて、くるしい
水面に上がろうとしても、なお兄がそれを阻止するように俺を抱きしめていた
自分はしっかり息を吸っていたようで
穏やかなかおでこちらをみていた
ずるい。
まだい えてないことあるのに
次があればかくごしとけ
いしきが段々としずんでいくなか、
なお兄が口をぱくぱくさせていた
あ い し て る
ほんとに、ずるい。
自分だけ、つた えたいことも言っちゃって。
でもせめてこれだけはいわせて
お れ も
つたわったかわかるまえに
おれにいしきはなくなった。
お題箱で「食パンはバターだろ」が出たので
想像を膨らませました
ありがとうございました。