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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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このお話は、

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」

という作品をオマージュさせて

いただいたものです!


初心者なので暖かい目で見ていただけたら

幸いです!🍵👑になっています!

地雷さんご注意ください!

ご本人様たちに関係ありません!


prologue


溶けそうに暑い夏だった。


悪夢のような世界で、俺は初めて恋をした。


強くて優しい瞳のあなたに、

死を覚悟していたあなたに、


全身全霊をかけて、精いっぱいの恋をした。


生まれてはじめて俺が愛した人は、

特攻隊員だった。


大きな愛を胸に秘めた、優しくて強い、

あたたかな人。俺の大切な人。


彼は、俺と出会ったときには、もうすでに

死を覚悟していた。


「愛する人たちのを守るために、俺は

死にに征くよ。」


揺るがない瞳で、そんな悲しいことを言った。


「行かないで」


と泣いてすがる俺を、彼はただ静かな

眼差しで包み込むだけで……。


そしてとある夏の日、怖いくらいきれいに

晴れた青空の向こうへ、一点の

小さな光となって消えていった。


ねぇ、すちくん。

俺の声が聞こえますか。

あなたは今、どこにいるの?

そこは、痛みも苦しみも悲しみもない、

穏やかな場所ですか?


風に吹かれる花びらのように儚く散ってしまったあなたが、せめて今は、優しい夢の中で、安らかに眠っていることを祈りますー。




あの花が咲く丘で、あなたとまた出会えたら。

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