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『三章 絶望ラビリンス』
【3番ビル 階段】
柳「ここの階段に道が?」
伊月について行った先は劇場へ向かう階段
異様に長い階段だった
舞「あ、ミライさん…」
柳「舞園が体を張ってくれたのか?」
舞「あ…は、はい。伊月さんと2人で」
孤「捜査中に舞園ちゃんのパンツの柄も見ちゃった」
舞「い、いわないでください!」
柳「そうだ、瑞稀は?」
孤「舞園ちゃんのパンツに耐えられなくて逃げちゃった。だから3人で見に行こう」
瑞稀はパンツにやられたのか
舞「今の話は忘れてくださいね…嘘ですから」
柳「そ、そうなのか」
舞「私のパンツは紐パンなので…」
いらない情報を聞いてしまった…
孤「さぁ、さっさと入ろう」
柳「だな、何処にあるんだ?」
孤「目の前だよ」
柳「え?」
目の前には階段の壁しかない
舞「見ててくださいね…」
そういうと、舞園は窪みに手を入れ、扉をスライドさせた
柳「こんなところに?!」
孤「結構わかりやすいところにあったはずだけど、暗いからわかんなかったのかな」
舞「ですね…、異様に長いのもこれのせいですかね」
柳「とりあいず入ろう」
【隠し部屋】
部屋の中はまぁまぁ広く、物が少し置いてあった
孤「すごいね、殺人に使える物が沢山あるよ」
舞「これが殺人の玉手箱や〜、ってやつですか?」
柳「ネタが古いな」
とりあいず、この部屋を調べてみよう
柳「…ここだけ床が変だな」
孤「ここ?…開けてみようか」
伊月は床に手をかけ、引っ張った
すると、床が開いた。正方形で人が1人通れるか通れないかぐらいだ
柳「…この下ってもしかして」
孤「そう、舞台だよ」
ここから蛇足を降ろしたのか?だけどこの穴は通れるか怪しい
孤「…穴に通れるか怪しい、そう言いたいんでしょ?」
柳「よくわかったな」
孤「俺は人の心が読めるから」
舞「厨二病ですか?」
少し伊月が嫌そうな顔をした
孤「…俺が確かめてあげるよ」
柳「どうやって?」
孤「こういうこと」
そう言うと伊月は穴に入り、舞台へと落ちて行った
柳「伊月!」
舞「これ、結構な高さですよね…!やばくないですか!?」
数秒後
孤「ほら!通れたよ!」
柳「大丈夫か?生きてる?」
孤「めっちゃ元気!」
舞「元気そうでよかったです…!」
ちょっと危険だったけどここから通れるのか…
コトダマ→人が通れる穴
舞「…結構証拠になりそうな物が落ちてますね」
柳「だな、絶対見つからないと思ってたのか?」
舞「多分そうですよね。…こんな場所普通は見つけられないので」
柳「…」
舞「ま、まず一つずつ調べましょう!そうじゃなきゃ謎は解けません!」
柳「そうだな、調査を続けよう」