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《大嫌いだったあの子》
第1話「忘れられない記憶」
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私には嫌いな人がいる。
嫌いな人はいつも周りに人がいて、キラキラしていて、、私とは真反対だった。
鹽(しお)「はぁ、」
そうため息をつくと、1人の女子が私の方へ来た。
まな「おーどうしたん?ため息なんかついて」
笑いながらそう言う彼女の名前はまな、私の唯一親友と呼べる人だ。
鹽(しお)「なんもないよ」
心配をかけさせない為、ふと作り笑いをする。
・・・・・・
まな「…よかったわぁでも、辛かったら相談してな。親友なんやから。」
鹽(しお)「ありがと」
キーンコーンカーンコーン
まな「あっほな!」
鹽(しお)「……」
テスト期間なのでテストをしていると、とある記憶が頭をよぎった。
───────4年前────────
鹽(しお)「見て!見て!テストでね!95点とったんだ!」
まな「すご!高得点やん。うち、65点やわ〜」
と、笑いながらテストの点数を話していると、
???「95点で喜ぶとかガキかよ」
その言葉を聞いたまなが
まな「は?なんなん?」
と、怒りながら言う。だが、
???「うわ〜マジギレかよ」
と、嘲笑いながら返事がかえってきた。
まな「わざわざ話に首突っ込む必要あるんか?」
???「黙れ65点」
まな「はァァ?」
ここから大喧嘩が始まる。この大喧嘩のことを思い出すと、今でもむしゃくしゃする。あまり考えないようにしているけれど、たまに思い出してしまう。
鹽(しお)「はぁ……」
と、小声でため息をする。
授業が終わったあと、ふと大嫌いな人の方へ視線を向けると、たまたま目が合ってしまった。すぐ視線を窓の方へやったが、相手はまだ見てくる。それに耐えきれなくなり、まなのいる教室へと走った。
鹽(しお)「まなー?」
と、まなを呼ぶと、
まな「あっ!しおー!!」
なんだか嬉しそうな声で返事がかえってきた。
鹽(しお)「どうしたの?なんか嬉しいことあった?」
と、聞くと
まな「それがねぇ!あったんよー!」
と、笑いながらまなが言う。
次の瞬間
「ほー?何があったんだ?」
と、声がして……