「ASMR企画?」
『うん、運営側からやれって言われてさぁ』
「はぁ‥‥?」
忙しさが落ち着いた頃にオフが被り久しぶりに俺は、奏斗の部屋で寛いでいた。ベッドでダラダラと最近ハマっているゲームをしていた奏斗にとつぜん話題を振られ何だそれ?と馬鹿正直に声を出してしまった
『ASMRとシチュエーションボイスを合体させて、それを配信サイトで配信させるんだって。で、好評だったら企画を続けるらしくて…』
「へ~、メンバーって他に誰いんの?」
『うーん、僕以外先輩達なんだよね』
「すげぇじゃん?!」
『まぁランダムで選んだらしいけどね~、ひばってほんと…良い匂いする』
「っ、はは!くすぐったいて!笑」
首元ですりすりと動く奏斗に猫みたいだな、と声を漏らし頭を撫で始めた。されるがままに受け入れるのも慣れてしまったものだ。
『それで、お前にお願いがあるの』
ーーー
「っ、で?練習ってなにすんだよ、」
練習させて、と奏斗に言われすんなり受け入れてしまった。受け入れてしまったからには仕方ないと言われた通りにベッドに寝転がる
『目瞑って僕の声に集中してればいいから』
「は?」
それだけ?
『ん?まあ本番でも台本無しでお題に沿って即興劇エチュードでやれって言われてるし…適当に~…』
奏斗の声が脳に響いてぞわぞわして…なんか変な感覚する
「っう、はやく、はじめろ‥‥!」
『うん、じゃあリラックス、ね?』
ーーー
おかしいっ、こんなASMRって…
『ほら、ひばはいっつもここでイっちゃうもんね?僕の指でぎゅ~~って摘まれたり』
「んッ、‥‥あッ」
『カリっ、カリって爪で掻かれたりしてさ』
「はっ、ぁ~~~~ッッ」
『腰ビクビク~ってしてるよ?あはっ…ほら、ぎゅ~~』
「んん゛♡きちゃッ、なんかくっ‥‥~ッ♡」
奏斗の言葉で思い出される両手で数えられない程してきた愛を確かめる行為を思い出し、まるで今その行為をされているかのような錯覚に陥り、腰がビクビクと反応してしまう。奏斗はただ、耳元で囁いているだけなのに…
『それでさ、乳首でイったあとはお腹の奥に僕のが入って‥‥』
「ぁ♡、んッ~~~~」
『前立腺をとん、とんって突いたり』
「ぁッ…は、ァ♡」
『奥だけを突いたりして』
「うぅう〜〜っっ♡」
『ひばってば僕のをぎゅ~~って離さないようにイって、やだやだ言いながら腰カタカタ動かしちゃってるもんね?』
強い快楽に襲われていて奥を触られてもいないのに今にでもイきそうだった。
その快楽から逃れるためにシーツを掴もうとしたが、それも奏斗の手によって逃れることが出来なくなってしまった。手の甲を撫でられたり、手指の間を人差し指の爪で触られたりされ、耐え切れなくなりイってしまった。
『ふふっ、腰カタカタ動いちゃってるね、今ここを突いたらどうなっちゃうんだろ?ひばの好きな前立腺だけをとん、とんって突いてあげたり、』
「ぃッ、んんん……ッ♡」
『ほんと可愛い…すき、だいすき、愛してるよ、ひば』
「っ!あ、ぁ……~~~ッ!!♡♡♡」
いつもの声より低く囁かれた言葉で未だ味わったことのない快楽に襲われて、どうにかしてこの感覚から逃げ出そうとしたが、あまりにも強すぎたため、逃げる力も抵抗する力もなくただ、受け入れるしか無かった。
視界は真っ白に染まり、数個の星が弾けたような感じがしたが、まだ快楽は体に残っている。肩をピクピクと跳ねてしまって途切れ途切れに出てしまう喘ぎが恥ずかしくて…、もう何にも分かんなくなってきて
「へぁ、あ!♡♡いぐ、っ、いっひゃ、ぁ♡♡♡」
『あはは、脳イキしちゃったかな~?』
ーーー
「っお、まえ、さぁ‥‥」
『ごめんって…いつもよりかわいい反応されたから容赦できなくなっちゃった』
息を整えながら奏斗を睨むが、てへぺろっと全く反省してない様子でむかつく…と拗ねていると
「‥‥腰立たなくなった…‥」
『んー…けどこれなら企画うまくいきそうだよ。ありがとね、ひば。』
「~~~~~~っ♡」
『あ、またイったでしょ笑』
味をしめられてしまったかもしれない
「はーっ…、はっ、奏斗嫌いっ!!!//」
コメント
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ありがとう(鼻血)
へへっ(吐血)