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「…ここの着付けの人、すごいんやなw……なぁ、さっきから何聞いとるん?」
隣の婚約者がそう言う
「…シングシングシング」
結構有名…と呟くとほんま?!とびっくりする保科宗四郎
「……へーどんな曲なんやろ」
聞く?とも聞かずに耳に差し込む
「……どう?」
「…おぉ、なんか凄いわ」
凄いとはなんだ…凄いとは
「……」
不意に暑くて、着物の腕を捲ると元防衛隊の時に受けた傷が見える
「…(´・-・`)ジッ…」
じっーと見てきたので、まくるのをやめる
「…すまない」
「なんで謝るん?」
「……見たくない人もいるだろうからな…」
以後気をつける、と言う
「気をつけんくてえぇよ、むしろ…もっと見せて欲しいぐらいやわ」
変なやつだ…
「変なやつだな、今年の婿さんは」
私がそう言うとケラケラ!と笑い出す保科さん
「ヒーw婿さんて笑」
「…そんなにおかしいことか?」
また話すとゲラゲラと笑い出す保科宗四郎
「wもうダメや笑」
「…笑ってる…」
ああ…楽しいなぁ…と思って微笑む…
「…」
急に笑いが止まったのでこて?と首を傾げると…
「どうした?体調でも悪いのか?」
「え、いや…笑った顔初めて見たな、と思ってな…」
「…あ、あっちでも笑ってるぞ」
と使用人の方を指さす
「……(*´艸`)」 「尊い…」
「…尊いってなんだ?」
「……もうちょい顔見せてくれんか?」
ソッと頬に手を添え、スリっと触れる
「甘えたいのか?」
腕を広げる私…と…
「っ…はぁ〜」
顔を隠す保科宗四郎