ky「う、嘘だ」
ky「嘘だ嘘だ嘘だ…」
ky「ボス…なんで」
彼の頬に触れた。
生首だけの姿になった彼に…
us「こいつが頭なの?笑」
us「すっげー弱かったけど」
us「ky…後は頼んだ。みたいなこと言ってたかな〜?笑」
us「無様すぎて笑っちゃったよね笑」
ky「いい加減にしろっ!!!」
ナイフを持つ手が震える。
ky「お前ら…ただじゃおかねぇからな」
ky「ぶち殺してやるっ!!」
こんなに感情が高ぶったのは初めてだ。
us「おー何? お怒りだねぇ笑」
rt「us、俺に任せて」
ky「死ねっ!!死ねええぇ!!!」
目が血ばしる。
usのほうへナイフを向ける。
rt「手懐けるには、結構先が長そうだね笑」
rt「とりあえず…おねんねしよっか?」
首に電流を流されると、俺の意識は無くなった。
ky「ぁ…」バタンッ
rt「よいしょっと」ボフッ
rtは、倒れ込んだ俺を支える。
us「結局そいつなんなの?笑 」
rt「まぁ色々あって気に入ったんだよ」
rt「暇つぶし相手にもなりそうだし」
rt「しばらくはこいつで遊ぼうかな」
us「俺にも遊ばせてよ?笑」
rt「いやだわ笑」
rt「さてと…」
rtは、指でパッチンっと音を鳴らせる。
「お呼びでしょうか」
隠れていた召使いが姿を現した。
rt「こいつ連れていって」
rt「俺の部屋に」
「かしこまりました」
ky「…ん」パチッ
目を覚ました時、眩しい光が俺に差し込んだ。
ky(…ここは?)
rt「あ、起きた?」
ky「!?」ビクッ
眠気がサッと消えた。
ky「ちっ…」
rt「そんなしっぽ立てなくたっていいじゃない笑」
ky「話しかけんな!!」ギロッ
ky「くそがっ!!んだよこの縄…」
手足は縄で縛られている。
rt「暴れると面倒くさいからね」
ky「…何が望みだよ」
rt「ちゃんとした確認が欲しくて」
rt「前にも言ったでしょ?」
ky「言っとくけど、絶対に仲間になんかならねぇからな!!」
rt「…」
rt「はぁ、もういいや」
ky「?」
rt「言わないつもりだったけど、言った方がいいか」
rt「君さ、ボスに操られてるよ」
ky「…は?」
ky「そんな訳ねぇだろ笑 だって…」
rt「じゃあ、その腕輪はなんなの?」
ky「え、こ…これ?」
ky「これは、その…」
数年前。
ky「…この腕輪って?」
ボス「その腕輪には、位置情報が埋め込まれてある」
ボス「お前が組織から逃げないようにつけたんだ」
ky「に、逃げるって…」
俺は、この組織に入ってから上のものにひどく気にいられた。
そのせいなのか、俺だけへの束縛が激しくなってきて… 逃げ出そうとすれば身体に電流を流された。
ボス「いいか、ky」
ボス「腕輪を外そうなんて絶対に考えるんじゃないぞ?」
ボス「その腕輪を外せば、致死量の毒が流されることになる」
ボス「死にたくなければ、大人しく言うことを聞くんだな」
ky「…はい」
いつしか、俺の心も操られるようになっていた。
ky(…俺、今まで何やってたんだろう)
rtは、バキッと腕輪を折る。
ky「あっ…!?」
ky(ど、毒が…)
ぎゅっと目を瞑る。
ky「…?」
rt「ばーか笑 入ってるわけないでしょ」
rt「毒はさっき抜いたから」
ky「し、心臓に悪すぎだろ」
rt「じゃあ、最後のチャンスね」
rt「回答次第で君の人生が変わるよ」
rt「今ここで死ぬか、組織に入る」
rt「どっちがいい?」
ky「…」
ky「俺は…」
オフィス。
ky(俺の言う通りにしてって言われてもな…)
ガヤガヤとした空気がしんみりとした。
?「入れ」
ドアを開けると、視線がこっちへ集中する。
ky「…」
ky「kyです」
ky「○○という組織に務めていました」
ky「よろしくお願いします」ペコッ
周りを見ると、ガタイのいい男や女ばかり。
ひょろひょろの俺は指をさされ笑いものにされていた。
?「あっちの席に座って」
ky「はい」
席へ座ろうとすると、横から足を出される。
「何?早く行けよ笑」
周りの人達は全員、俺を弱虫だと思っているらしい。
ky「うぜ〜んだよ、雑魚」
「あ?」
胸ぐらを捕まれる。
「てめぇ…立場がわかってねぇようだな?」ギロッ
「言っとくが、俺は一流で有名な殺し屋だぞ」
いざと言う時に忍び込ませたナイフを取り出す。
「は…?」
奴の顔は青ざめ強ばっていた。
ky「さっきからごちゃごちゃと…」
ky「どっちが上の立場かわかってねぇようだなぁ!?」
大勢と見ている中で、俺は奴に向かってナイフを振り下ろす。
「ぎゃああああああ!!!!!」ピチャピチャ
俺の額に赤い液体がかかる。
rt「何してんだ、あいつ」
us「ふっ笑 おもしろいねぇky」
頬杖を付いているusは俺を見て笑った。
ky「ちょこまか避けやがって笑」
「あ、あいつやばくね?」ヒソヒソ
「颯太先輩を刺したぞ…?」ヒソヒソ
周りの声が聞こえても、俺の心は揺さぶらない。
rt「ky」
ky「あっ…」
rt「ちょっとこっちきて」
rt「まったくもう」
rt「俺の言う通りにしてっていったでしょ?」
ky「…ごめん」
ky「ついイラついて」
ky「今までこういうこと無かったから」
rt「次したらお仕置きだからね」
ky「えー…」
社長室の扉が開く。
ky「ん?」
?「こいつ連れてきたの、rtさん?」
rt「うん、そうだけど」
rt「どうしたの?」
?「いや…」
?「面白い子が入ったって聞いたから」
そこにいた?さんは、青い瞳を光らせた。
コメント
4件
今回も最高でした!!!!お仕置きってなんなんすかね…!