8ヶ月の恋
赤白
白くん高二
赤くん高一(センター分け)
少し白くん酷いかもです
出会いは校内部活動で同じ部活の先輩だった。
はじめて話した時、同じアイドルグループが好きで意気投合し、よく話すようになった。
ある日の部活中に先輩が
白「りうらくんってさ僕のこと好き?」
そんなことを聞いてきた。先輩は、同性愛とか苦手だと思っていたので、
赤「友達として大好きです!」
そんな様に答え、部活を再開した。
その日の帰り、たまたま先輩と帰ることになった。
先輩と帰ることは珍しくなく、また推しの話をするのかと軽々とした気持ちで帰路に着く。
白「実はなりうらくんにだけに内緒で教えるんやけど僕な、好きな人がおんねん」
少し歩いたところで急に言われた。
赤「えっ!そうなんですか?ちなみに教えて貰うことってできます?」
軽くおちょくる気持ちで聞くと、先輩は素直に答えてくれた。
白「その人はな、センター分けで、めっちゃかわいい。」
赤「べたぼれじゃないっすか」
白「でもな、多分脈ないんよ」
赤「えー!?なんでですか?」
白「今日、僕のこと好きか聞いたら、【友達として大好きです!】って言われちゃったからな」
会話の辻褄から少し自分かと、意識してしまう。けれど、そんなこともなかろうと話を進めていく。
白「話変わるんやけどな、僕将来りうらくんとルームシェアとかしたいな。めっちゃ気が合うしちょー楽しそうやん」
赤「わかります!楽しそうですね」
白「でもな、恋人とも住みたいな」
赤「なら僕と住めないですね」
白「そんなことも無いけどね」
赤「何か言いました?」
白「気のせいちゃう?」
でもこの時明らかに聞こえていた、ほんとに俺に気があるのかと、高ぶってしまう気を抑える。
そしてその日は解散となった。
次の日友達にその話をする。
桃「絶対それりうらのこと好きでしょ。告っちゃえば?」
赤「だよね、今日告るわ。」
それだけを話、普段の話や授業に戻る。
全ての授業が終わったあと、部活が始まる。
赤「しょー先輩!今日一緒に帰りましょ」
白「ええよ」
帰りの支度をしている最中、心を落ち着かせる。
人生初の告白。高鳴る鼓動は雨の音さえかき消してしまう。
白「りうらくん、今日さ、傘忘れちゃってん一緒にいれてくれん?」
赤「いいっすよ」
告白する相手と相合傘なんて飛んだ奇跡だろう
赤「今日は先輩の好きな人当てちゃおっかなーって思ってて」
白「ええよ当てれるもんなら当ててみな」
余裕があるような先輩に自分に当てはまる質問を投げかけていく。
案の定全てあてはまり会話が外れないように分かれ道まで歩いていく。
赤「しょう先輩、大好きです。付き合ってください。」
目を話さずしっかりと告げたその言葉に
白「はい!」
先輩はしっかり返事をしてくれて、1番思い出に残る日となり、初恋は叶った。
それからというもの普段と変わらずいつも通りな関係っぽいままで周りには全く気づかれていなかった
だが少ししたある日、部活に新しい先生が来た。
その先生は50代の男の先生で、会話からは優しさがわかるような先生だった。
最初は好きめな先生だったが、いつしか嫌いな先生に変わっていった。事の発端は彼女だった。
付き合ってからというもの、登下校を一緒にすることが増えっていた。その会話はアイドルグループだったけれどいつしか、先生の話に変わっていた。
最初は「昨日あの先生こんなことがあって可愛かったんだよ」みたいなよくある会話だったけど、時が経つにつれ「もう、ほんと可愛すぎてやばい」「手が触れちゃったんだけど」みたいな明らかに会話に変化がでてきたり、こちらを嫉妬させるような会話になってきた。
そして、耐えていた糸がプツンと音をたて切れた。
赤「しょう先輩ちょっといい?」
白「どないしたん?」
赤「別れよ」
白「えっ、」
赤「そういうことだから」
その日8ヶ月も付き合っていた彼女に別れを告げた。
付き合っていることを知っている友達に付き合ってからの話をすると「ヤバいやつと付き合ってな」「結婚詐欺とか気おつけろよ」
そんなことを言われるばかりだった。
|初恋は叶わないんだね
❦ℯꫛᎴ❧
あとがき
実を言うとこれ僕の実話です。
本当はもっと酷かったし、はしょりにはしょりまくったので伝わりづらい部分も多いと思いますがご了承ください。
みんなもクズには気おつけよう!!
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