『貴方とまた逢えたら』
⚠︎_読み切り
⚠︎_死ネタ
⚠︎_バトエン?メリバ?
⚠︎_お相手様 文豪ストレイドッグスより、中原中也 様
⚠︎_参考曲「恋人ごっこ」
中原中也siten
嗚呼、どうしてこんな事になったンだ…
病室に1人。外は暗く、俺は泣きじゃくる。
5年前
高校生時代_
🎩「なァ璃子、」
👧🏻「なぁに?」
そうふわふわした彼女。
そんな彼女に今日は_。
🎩「俺、璃子の事が好きだ。」
🎩「付き合ってくれねェか?」
告白をした。
今日が交際記念日だ。
何でって返事は勿論_
👧🏻「いいよ。」
だったからだ。
ゼッテェ幸せにしてやる。
一生を掛けて、。
交際後
👧🏻「花火、綺麗だね」
俺の彼女はそう言う。
俺には彼女の方が綺麗に見えて、璃子の方が綺麗だ。何て言うと照れて顔を真っ赤にした
林檎見たいに。
👧🏻「、!ちゅーや、!!りんご飴美味しいよ!!」
🎩「そうか、1口くれ 」
👧🏻「ん、あーん」
言われるが盡に口を開け1口食べる、
確かに美味しい。否、彼女と食べるからだろう。
花火を見て回る時は手を繋いでいた。
あの感触が好きだ。
何て思っていたら彼女が
👧🏻「ねぇ中也、ずっと一緒に居ようね。 」
なんて自分から言った癖に耳を赤くしやがる。
其れが面白くてつい、笑いながら
🎩「ははッ笑当たりめェだろ、笑」
👧🏻「笑うなー!!」
この時が1番幸せだったのかもしれねェ。
3年後_
俺達はもう社会人だ。
でも今でも付き合って居る。
毎日電話をし、今日の出来事を言い合う。
家は近い方だから予定が空いたら会っている。
🎩「そっちはどうだ?」
👧🏻「順調ー笑」
今彼女は帰っている途中で俺は仕事中だ
🎩「そうか。なぁ璃子。」
👧🏻「何、?」
🎩「今日伝えたい事があるから会えるか、?」
なんてさり気なく伝える
👧🏻「いーよ。」
そういい俺達は何時ものルパンというバーで待ち合わせをした。
👧🏻「何かなー笑たのしみ”ッ 」
彼女が「み」を言い終わる前に。
其の時から。否もう始まっていたんだ。
地獄は_。
周りの声が聞こえるのが分かった。
救急車の音もした。俺は仕事場から駆け出した
🎩「ッはぁっ、はぁっ、」
全速力で病院まで走った。
でも間に合わなかった_
🎩「り、、こ…?」
絶望の瞬間。
こんな姿一生見たくなかった。
🎩「璃子ッッ!!」
そう呼んでも彼女のあのふわふわした可愛らしい声は聞こえてこない。
医者が言うにはこうだ。
「璃子さんは数ヶ所に刺傷があり、カバンから財布が盗まれていました_。」
何故彼女なのか。周りのヤツらじゃないのか。
そんな自分が嫌で、こんな現実も嫌だった
「カバンに入っていた物はこの2つ岳でした。良ければ持って帰って上げてください。」
そこにはラッピングしてあるプレゼントらしき物と神だ。
メモか、手紙か、、?なんて思いながらも其れを見た。
中也へ
今日は雨で5年記念日だね!!
そう言えば告白してくれた日も雨だったよねぇ、
私は5年も付き合えるなんて思って無かったから凄く嬉しいよ。
中々会えない日もあるけど会う時は会って私優先にしてくれてるよね。
愛情表現が上手で優しくて格好良い中也が大好きで愛してるよ!!
これからもずっっと一緒にいてね
璃子より
なんて、璃子らしい文で丸っこい字。
「これからもずっっと一緒に居てね」なんてもう叶うはずがないのにな。
🎩「な、なァ璃子…?」
🎩「俺、今日伝える事があるって言ったよな、。」
そう彼女の手を握り俺は彼女の指に
指輪をはめた。其の手は白く綺麗で。
いつの間にか俺の手は震えて目からは涙が出ていた。
視界が涙で滲み狭くなる。
🎩「なァ璃子…結婚しようぜ…」
🎩「御免なァ…ッ、、遅かったよなァッ、」
🎩「もっと早く言ってればッッ、、」
🎩「あぁぁぁぁぁぁっっ!!」
後悔ばかりが残る。
嗚呼神様。俺に璃子無しは無理だ。
そんな時病院のドアがガラッと開く。
🤕「璃子ちゃんッッ!!」
🎩「あ”、、だ”、だ”ざ”い”…」
枯れた声に腫れた目。ダセェ。
🤕「ッッ中也、、 」
🎩「俺”っ 、俺”が”ッ」
🤕「中也!!」
そんな太宰の声に吃驚する。
でもそんな吃驚している暇は無かった。
🤕「君はもう何も喋らなくていい。」
🤕「大丈夫。璃子ちゃんの件は辛いだろう。私も同じさ。」
そうだ。俺達は高校生時代璃子を取り合っていたライバルだったからだ。
ライバルだ。ライバルでも、、今は其奴の言葉が暖かく感じて。
でも駄目なんだ、駄目なんだよ。
太宰治siten
病室の扉を開けるとそこには中也と白く
顔に布が被ってある璃子ちゃんがいた。
🤕「ッッ中也、、」
🎩「あ”…だ”ざ”い” …」
枯れた声で私の名前を呼ぶ彼。
嗚呼、解ったよ。大体解った。
璃子ちゃんは死んだんだね
辛い。辛い。でも1番辛いのは中也だろう。
電話越しに璃子ちゃんが刺される。
大切な人を喪ったんだ。
自分を責めているんだ彼は。
そんな時に気づいたんだ
🤕「、!!」
彼女の指に指輪がある_。
之は、、相当辛いだろう。
之を彼は一緒引きずり自分を責め、死んで行く。
プロポーズをする前に死んだんだ。
後じゃなく前。
後悔しか残っていないだろう。
1年後
中原中也siten
今日は璃子の命日だ。
そして璃子に逢いに逝く日。
思い出しそうで泣きそうになる涙を堪え墓場に行く。
🎩「よォ璃子。元気してたか?」
👧🏻「…!?中也、、?!」
👧🏻「何で此処に…、、!!」
🎩「ンな驚かなくて良いじゃねェか。」
🎩「璃子に逢いに来ただけだ。」
👧🏻「…そっか、頑張ったね中也。 」
🎩「ふは、ずっと一緒に居ような、愛してるぜ。」
そういいそっと接物をした。
[完]
コメント
3件
え、もう待って。最高。好き🫠🫰🏻 一話でこんなに神作作れるなんて神様? これは中也も亡くなったのか?!(勝手な思い込みです。) でも最後の一文でハピエンに感じる…… これからも応援してます✊🏻✨
今回のは息抜き程度のやつです🙌🏻💞 初めて読み切り書いてみました…🥹 続き無いです✋‼️ 単なる私の妄想なので気が向いたら見てってください…