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こんにちは!
もしくはこんばんは
蘭麻🎲🦁です。
今回は、「幼馴染の湊くん」です!
それでは、行ってらっしゃい(^.^)/~~~
【夢夜side】
湊くんと廊下を歩いてると、女の子たちが湊くんを見て悲鳴を上げる。
「ちょっと!不破湊くんだよっ!」
「見て!あのクールな横顔!人間ばなれしすぎっ!」
そんな声が聞こえてくる。
湊くんモテモテだな。
すると、湊くんとパチっと目が合った。
「夢夜、俺ってそんなに人間ばなれしてる?」
「うん」
湊くんはものすごく整った顔立ちをしていると思う。
キリッとした深い紫色の瞳で、薄い唇は形が整っているし、髪も吸い込まれそうな灰色でサラサラしてて、色が白くて、背も高いし……。
すると、足を止めた湊くんに顔を覗き込まれた。
「あのさ、もし俺が人間じゃなかったら、夢夜は、俺のこと嫌いになる?」
「湊くんのことを嫌いになんて、ならないよ?」
キョトンと湊くんを見上げると、ぐしゃぐしゃに頭をなでられた。
「髪の毛、ボサボサになっちゃうよっ!」
「大丈夫だって」
もうっ!大丈夫じゃないよっ!
ボサボサになった髪の毛を、手のひらでなでつける。
「なんだか、湊くん、ご機嫌だね?」
うれしそうに笑っている湊くんを不思議に思う。
「なんでもないよ。ほら、行くぞ」
「待ってっ!」
スタスタと先を歩く湊くんを追いかけて、一緒に教室に向かった。