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「 俺、ウィングスパイカーなんだけど…レシーブばっかで…あんまりスパイク上手くなくて… 」
「 んーでもほら。繋げないと意味無い的なとこあるじゃない?バレーって。 」
「 うん…確かに… 」
「 だからそのスパイクをちゃんとできてる裕真くんは凄いんじゃないの? 」
にこって笑う。
「 た、確かに…!絶対ちゃんと治す…! 」
「 ん、その気持ち、大切よ!! 」
「 なんか俺、担当医が国枝さんで良かった…それに話し方黒尾さんみたいだし 」
クロオさん…?どなたよ。どなた。
「 黒尾さん…? 」
「 あ、えっとハイキューに出てくる人なんだけどね 」
はい、出ました。ハイキュー。まじで履修しないとだな…
そう思っていると裕真くんは自身のスマホを見せてくれた。
そこにはその「クロオさん」が映っていた。
なんか…トサカだな。え、俺これに似てんの…?
「 ほんま国枝さん、ハイキュー見た方がええですよ~?流行りやし裕真くんとかの世代の子も俺らん世代の人間にも人気なんやから。それに国枝さん、元バレー部やろ? 」
カルテを書きながらくすっと笑って啓二が言う。
「 え、ちょ待て。啓二お前ハイキュー知ってんの?! 」
「 あたりまえですよ。さっき裕真くんと話しとったもん。 」
「せやもんなぁ~?笑」と啓二が裕真くんと話す。
「 え、まじで人気じゃん…ちょ裕真くんとも話したいし見るわ… 」
「 うん。待ってるね…! 」
裕真くんはにっと笑った。
やっぱ好きなことの話してる時は楽しそうだな…