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いつも通りの朝
いつも通りじゃない朝
分からない
朝じゃなくて朝じゃない
何故かって、月と太陽が見えるから
「結構早めの時間に起きてしまったな」
きっと太陽はキラキラ輝いていて
月は冷ややかに輝いている
俺がどちらかと言われるとどちらでもない
俺は星だろう。
弱く弱く輝く星
どちらかについて行くことしか出来ない星なのだ
そして今日は入学式
中学の…ね?
「親を起こさないようにしないとじゃないと…」
殴られる
殴られると聞いた時点で分かるかもしれないが、俺は親から虐待されている
少しだるい腰を上げ、リビングに向かう
「おはようございますッ…(震)」
今日はいない。たまに居る時があってその時挨拶をしなければ殴られる。
挨拶をしても返さないのに
ほんとおかしな話…
台所に立ち、朝食を作り始める。親に出しても結局捨てられるだけなのだが__。
そして俺には1人の妹が居る
妹の名は莉緒。女の子。
可愛いが親はそんな莉緒にも目を向きやしない
要は最低な親って事だ
莉緒
俺はその子が嫌いなのか好きなのか分からない。
感情が混ざっているのだ。
莉緒は…俺の本当の妹ではない。違う子。
義理の妹みたいなもんさ。
それでも、虐待を受けるのは俺だけ。
ちなみに俺は音だ。
星宮 音。
そして妹もそのまんま星宮 莉緒だ。
ちなみに言うが、俺が年上ではなくて年は一緒なのだ。じゃぁなぜ俺が兄がだって?そんなの簡単だ。俺の方が生まれた月が早かったからだ。俺は9月9日。莉緒は12月3日。だから同年代だからか、余計話しかけづらく、気まずい。
こんなことを考えながら朝食を作っていると、軽快な足音が聞こえてくる。
莉緒か。莉緒が降りてきたんだなって思う
莉緒「おはよ、」
「おはよ」
いつもこの会話だけ
この会話だけが俺達が話す唯一の時間なのかもしれない
そして俺達が今日から通う学校さは特殊な学校で、Colorという学校。
ここは色を持った人間のみが集う学園だ
そのColorを持った人間は色にあった超能力が使える。
けど俺は知っている。自分が**〝全色に染まっていることは〟**
だから多少、力を抑えなければと思う。
付け足し、と言ってはなんなんだが、俺はこの家系で生まれたわけじゃない、莉緒もそうだ。俺と莉緒は孤児院から引き取られた子なのだ。だから可愛がられてないのかもしれない
「はい、莉緒、ご飯」
莉緒「ありがと、音兄」
莉緒は毎日のように俺をこう呼ぶ
まぁ別に気にしてないからいいけど
「俺もう外でとく」
莉緒「私も」
俺と莉緒はクソ両親を起こさないように外に出る。
どうせ居ても、殴られるか怒られるか追い出されるかの3択だからそれならもう先に出ていた方がいいのだ。
俺と莉緒は準備をし、学校に出発した。
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