アクかな　〜大好きな君へ〜

「…かな。お前が好きだ。付き合ってくれ」

え？あーくんが私を？

「嘘…でしょ…？」

「いや、本当だよ。俺はかな…お前が好きだよ。ずっと告白できなくてごめん。アイドルを最後までさせてあげたかったんだ。炎上とかなしで、楽しんでアイドルをやって欲しかった。だから、告白ができなかったんだ。本当にごめん」

そうだったんだ…。

「わ、私！あーくんが…アクアが好きよ！私も、アクアと付き合いたいっ！」

「俺…大事な奴にだけは意気地なしなのかもなぁ…。ははっ」

「そんなことないわよ。アクアは、ちゃんと人のことを最後まで考えてしたことでしょう？だから、意気地なしじゃないわよ？」

「ふっ。ありがとな、かな」

ドキン。

”かな”って…。

恥ずかしいじゃない！

ドキドキ。

「キス…していいか？」

「え？き、キスぅ！？いや、いいけど、いいけどさぁ！恥ずかしい////」

「ちゃんと、許可もらったから…」

チュッ

「これからも、ずっと好きだから」

「う、うん。私も！」

〜大人になり〜

「病める時も健やかな時も富める時も貧しき時も妻として愛すことを誓いますか？」

「「はい」」

「では、誓いのキスを…」

チュッ

〜アクかな　〜大好きな君へ〜　終わり〜