誕生日、それは人類が皆等しくある行事で
今日、9月19日。
それが僕の誕生日だった。
まぁ、僕は人じゃないんですけどね
一人、部屋で0:00を迎えた瞬間、自らを祝う
本来ならばもう少し何かするのだろうが、生憎家には食べ物が全然無いし
日が出てる時に頑張ろう、そこは。
そう心に決め、寝ようとすると
ピロン、ピロン、ピロン、と、沢山の通知音が鳴る
落ちた瞼を開き、画面を見ると
「お誕生日おめでとう」
の文字、一人一人文章自体は違うものの、皆僕の誕生日を祝ってくれていて
人類は、まだまだ捨てたもんじゃないな。
そう呟けば、思わず口から笑みは漏れて、ふふ、と声が出る。
返信作業も嫌な気分にはならず、寧ろはやく返したいな。
と、そう思わせてくれる誕生日は、良い物で、
「さ…て、まだ寝れないか、これは」
普段ならあまり気分の乗らないセリフ。
でも今日は嬉しい気持ちで、スマホを操作し感謝の意を送る
「僕が滅ぼすまで、生きててくださいよ。」
だって、まだ来年も、再来年もずぅっと、祝って欲しいので_
コメント
1件
もちろん!遅れちゃったけど、お誕生日おめでとう!