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ある日 ､ 私は ､ オークションへ行った 。
あちこちから ､ 「 500万 ！ 」 「 520万 ！ 」 などという声が聞こえる 。
それを横目に私は ､ お目当てが来るまで待っている 。
私のお目当てとは ＿＿＿ ､
『 次は 、 皆さんお待ちかね … “ ニンゲン ” になります ！！ 登場まで ､ 暫しお待ち下さい 』
そう ､ “ ニンゲン ” だ 。
別に人間を “ 飼う ” 趣味なんてない ｡ 人身売買は違法だ ｡
それを取り締まり ､ 保護するまでが私の仕事 ｡
『 それでは、800万円からスタートです ！ 』
「 810万 ！ 」 「 830万 ！ 」 「 850万 ！ 」
『 850万 ！ 850万が出ました ！！ その他はいませんか 〜 ！？ 』
『 現在3億が出ています ！！ その他ありませんか 〜 ！？ なければ3億で ＿＿ 』
桃井 「 4億 」
『 ！？ よ ､ 4億 ！！！ 4億が出ました ！！ 』
『 チッ ………… ､ 』
『 他はいませんか 〜〜 ！？ ………………… ､ 4億で落札 ！！！ 』
引取所に来た 。
ここでお金と交換する 。
桃井 「 4億はここにあるわ 」
『 確認致します ｡ ……… ､ はい ､ ありがとうございます 』
桃井 「 貴女達は信用ならないわ ｡ 先に “ ニンゲン ” を渡して頂戴 ？ 」
『 …………… 了解致しました 』
使用人がそう言うと ､ 檻のような物が運ばれてきた ｡ その中には ､ 眠っている ､ 9人の子供がいる 。
…………… 高校生くらい ？ 可哀想 ､ 今出してあげるわね
『 それでは ＿＿＿ 』
使用人が口を開いた瞬間 ､ 私の後ろから後ろから黒いスーツを身にまとった男が ､ 銃を向けて姿を現した 。
桃井 「 人身売買は違法 ､ って習わなかったかしら ？ 人間に4億なんて安易な値段 ､ つけられないわよ ｡ もっと出すのが常識 ｡ まぁその前に ､ このオークションが潰れるけれどね 」
『 …………… ッ 、、 』
オークションの人間は ､ 無事逮捕された 。
檻に囚われていた子達も ､ 私の別荘で保護する 。
これで ､ 一旦は解決ね 。
それじゃあ ､ 別荘へと向かいましょう 。
桃井 波瑠 ￤ Momoi Haru
☆ 桃井財団という世界一大きいグループ会社の箱入り娘 ｡ 人身売買を取り締まる仕事をしている為 ､ 世界のオークションに足を踏み入れている 。
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