牢屋の奥に眠るのは

｢牢屋の奥に眠るのは｣

登場人物

ひな

6年生

ビビりでコミュ障だが好奇心旺盛、かず程ではないがたまに幽霊が見えたり気配を消したりできる。

妹の事ばかり見ていて自分の話は聞かず、自分勝手でワガママな母が嫌いで家出した。

かず

6年生

ひなの幼馴染。

霊感が強い、気配を消したりその人がどんな性格でどんな人なのかわかる。

母が死んでから父は自分には全く興味がなく、居ないことにされているのが悲しくて家出した。

ひな｢…ねぇかず？｣

かず｢なぁに？｣

ひな｢家出、してみない？｣

かず｢…｣

ひな｢嫌だったらいいんだけどさ、かずもボクも今の生活には満足してないでしょ？｣

かず｢まぁ、満足はしてない｣

ひな｢ボクも普通の暮らしは飽きてきたんだよねぇ〜｣

かず｢要するに退屈だから家出して冒険しよう、って事か？｣

ひな｢正解〜！さっすがかず！！｣

かず｢ひなの事だからそんな事だろうと思った…｣

ひな｢で、いいの？ダメなの？｣

かず｢ちょうど退屈してたし冒険、してみよっか｣

ひな｢やったぁ〜！！｣

今、ボク達の現実逃避行が始まる